• スポンサードリンク

    「魔法先生ネギま」!連載終了

    コメント(0)
    「魔法先生ネギま!」が今週のマガジンで終わってしまった。
    率直な感想を述べれば、凄いぶん投げ的な最終回でした。魔法世界で造物主を倒したと思ったらナギが出てきて「…ネギ、俺を殺しに来い」と意味深な事を言い出していました。

    8
    ナギ

    その時は、「それで全てが終わる」と笑って消えました。
    これはラスボスは親父か、やはり父親の背中を追いかけて来たネギは父を超える展開か、萌え漫画からバトル漫画の面が強くなった「ネギま!」は最後に燃える父子対決を持ってくる…そんな風に思っていた時期が俺にもありました

    最終回、ラスボスと思われたナギが普通に登場していた。そしてクラスメイト達に紹介されてる。なんぞこれ。なんでも始まりの魔法使いを打ち倒しナギを開放できたのはネギと、31名のクラスメイト、多くの仲間が力を合わせて解決したようです。

    9
    ナギ

    …全てが終わっていた
    完全に後日談的に何か大きな戦いがあってナギが助かったようである。よく打ち切り漫画で「おれ達の戦いはこれから!」という最終回がありますけど、まさかの「おれ達の戦いは終わっていた!」ですよ。そして7年後の女子生徒達を1人1人文章で説明するという。

    もはやネットでボロクソの評価になってしまうのも仕方がないといえば仕方がない。「『ネギま!』完結まであと…3話」とクレジットされ、全ての伏線回収は絶対に無理だと思ってましたが、ここまで見事にブン投げられれば逆に清々しくすらあります。

    しかし、9年間か…長かったですね。「さよなら絶望先生」がマガジンで連載開始されるまではうちは毎週水曜日は「魔法先生ネギま!」の感想を上げるぐらいハマってたし、連載が開始された当初はまだ大学生でした。それが今や立派なおっさんですよ!なんとも感慨深いものがあります。

    9年も経つとネギの生徒達がなんか俺の嫁というより、俺の娘って感覚にもなってきますよ。最終回で7年後の3-A組女子生徒達が描かれてましたけど、みんなめがっさ美人に成長しており何か胸に熱いものが込みがてきます。

    11
    めちゃ成長して美人になってる

    もはや「武士沢レシーブ」の年表並に突っ込みどころ満載だったんですが、7年後の3-Aの面々の成長っぷりは、よくぞここまで立派になったなと感動的ですらあります。おそらく娘を育てて嫁にいかせるお父さんの心境になっていました。

    で、私が「ネギま!」で一番好きなシーンって1話のおじいちゃんの台詞を明日菜に聞かせた時。なんだか凄く印象的でした。高畑先生に恋してた明日菜の後押しでホレ薬だとか魔法を使おうとするも、「こんな時は魔法に頼っちゃダメです…」と魔法を使わない事を選択。そしてグッとくる台詞。

    12
    グッとくる

    わしらの魔法は万能じゃない。わずかな勇気が本当の魔法だって

    この「わずかな勇気が本当の魔法」ってのが「魔法先生ネギま!」のテーマでもあり、ネギは勇気を出してどんどん成長していきました。ネギの成長ってのはまさに王道の少年漫画的主人公でありました。ネギだけでなく、3-A組の女子生徒達も「わずかな勇気」でどんどん成長する様は読んでて爽快感満点。特に本屋ちゃんの成長っぷり。初期のオドオドしたキャラがよくぞ成長したな、と。恋に勇気を出しバトル勇気を出し「わずかな勇気」の体現的なキャラでもあったと思います。

    「わずかな勇気」というのは魔法世界編においても、ザジ姉のアーティファクト「幻灯のサーカス」によってほぼ「完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)」という父も母も健在の理想的な甘美な世界を抜け出すキーワードにも使われていました。

    そして最終回にも使われた「わずかな勇気が本当の魔法」というフレーズ。

    13
    わずかな勇気がフレーズが本当の魔法

    わずかな勇気が本当の魔法
    少年少女よ大志よ抱け
    その一歩が世界を変える


    本当に良いフレーズだよ!「わずかな勇気が本当の魔法」。紛れもなく「ネギま!」のメインテーマであり、キャラがわずかな勇気を出して成長していく様は胸が熱くなりまくりでした。

    スポンサードリンク
  • 「空が灰色だから」なぜかクセになる

    コメント(0)
    【Amazon】「偽物語」第五巻/つきひフェニックス(下)(完全生産限定版)

    「偽物語」五巻がアマゾンで予約受付開始されました。
    8月22日発売予定。

    さて。僕、昔から「世にも奇妙な物語」が好きなんですよ。
    ガチで怖いエピソードから、ちょっと泣けるエピソード、笑える間抜けなエピソード…と、1話1話の感想はバラバラになるんですよね。で、スペシャルとかで「世にも奇妙な物語」全体を丸ごと評価しようとしても出来ません。それが「世にも奇妙な物語」という不条理ワールドの魅力。クセになってハマる。

    「世にも奇妙な物語」好きなら絶対にグッとくる。
    それが「空が灰色だから」。先日、1巻が発売されました。


    帯に書かれてる通り読むと「心がざわつく」である。もしもうちがちゃんとした漫画レビューサイトならこの漫画に70点付けますね。まあ及第点ってところ。特別優秀でもなければ落第でもないって評価(あくまで俺はね)。

    ただし、この70点ってのは最初にコミックを読後に120点付けた後から色々な要素を引いた末に付けた点数。ストーリー○点、構図○点、とかきちんと加算して総合評価した点数じゃなく、読後直ぐに100点を超える点数を思わず付けた後から色々と引いた後の70点。つまり曖昧なカオスな評価。でも僕は読了後に間違いなく100点を超える評価をした。だからこそ人によっては200点付けるかもしれないし0点かもしれません。「空が灰色だから」とはそんな漫画なんです。

    笑った、感動した、怖かった、可愛かった、ゾクッとした、しょうもなかった…そんなバラバラの感想になってもおかしくありません。というかなるのである。それが「空が灰色だから」です。『素晴らしい日々』の八戸さんはツイッターで以下のように呟いていました。

    「空が灰色だから」って漫画マニアがこぞって絶賛しそう。ハトポポコもそうだけど、尖った漫画こそマンガニアは絶賛する風潮すぎて。

    凄く同意してしまった。そんなわけで漫画好きな僕は絶賛するのである。心がざわざわした!(絶賛か?)10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常を描くオムニバスショート。

    例えば第1話「スーパー宇佐美物語伝説」では極度の恥ずかしがり屋の女の子が、恥ずかしがりを克服する為に夜中にバニーの格好で「うひょひょひょひょ」と奇声を発しながら走りまわるも、やっぱり恥ずかしい。「大丈夫ですか?」と見ず知らずの人に尋ねられれば、どうせもう二度と会わない見ず知らずの人に痴態を見られても恥ずかしくないと悟り「私は月から来たうさぎちゃんの使者なのです」と不思議ちゃんになる。

    19
    月から来たうさぎちゃんの使者

    「宇宙から見れば人の一生なんて一瞬、終われば2度と会うことはない。そんな短い一生で私が恥ずかしがりということなんて、きっと他人にはどうでもいいことではないか?誰も気にしないから、誰も気にしないでいいんだ」

    深いなおい!
    こうして1人の恥ずかしがり屋の少女は恥ずかしがりを克服した…と思ったら、オチでこの人と再会してやっぱり恥ずかしいとなってしまう。

    ギャグ漫画かと思いきや、2話「お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い」では方向性が完全に変わって、もはや別の漫画になっている。3人の女子高生が1人の少女の悪口を言っていたはずが、1人の少女の様子がおかしくなっていく。「ムカツク」「嫌い」と言い合っていたはずが、どう見ても嫌いという少女を詳し過ぎる。明らかにストーカーしてるじゃん!

    20
    詳しいな、おい!

    「お前が風呂上りに必ず1Lの水を飲むlことが嫌い」
    「お前がホラー映画が嫌いなことが嫌い」
    「寝る前に枕を叩くことが嫌い、野良猫に赤ちゃん言葉で喋るところが嫌い」
    「トイレの回数が多いのが嫌い、冷え症だから嫌い、電気を消して寝られない所が嫌い」

    一緒に悪口言ってた友達2人もドン引きするぐらい。
    そのまま大嫌い大嫌いと呟き嘔吐する。1話のコメディ一色に比べて明らかに怖い、不気味である。最後に悪口を言われていた少女の笑顔がより一層、2話の怖さを引き立てる。鳥肌立つぐらい不気味。そうかと思えば3話では心温まる話で普通に泣かせにくるのである。

    なんなんだこの漫画は!
    笑える話かと思えば、不気味な話で、感動する話…と、1話1話の方向性が完全に別物なのである。「空が灰色だから」とは上手いタイトルである。この全然別系統の話がコミックで合わされば、まさに灰色って感じ

    そして1巻では後半に収録される話が密度が濃くてさらに面白い。特にお勧めは6話「今日も私はこうしていつもつまらなさそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ」、9話「夏がはじまる」、10話「奴を見てる私を奴が見てる」、12話「ガガスバンダス」でしょうか。是非手に取って読んでみて欲しいもの。まじで心がザワザワするんですよ!

    また、この漫画のメイン人物はみんな頭がちょっとどうかしてるのも魅力の1つ。そのメインキャラの頭のネジが飛んだ時、現実を突きつけられた時、暴走し出した時、何かを決めた時、コナンの犯人ばりに黒影となってそこから世界観がガラっと変わる演出も面白いですね。

    21
    世界観ガラッと変わる

    恥ずかしがり屋の少女はバニー姿になるし、幼馴染は幼馴染じゃなかったし、ストーカーされた女のほうがストーカーだと思ったら…これは!6話の流れを踏まえて10話を読むとさらに面白いなぁ。これは読後にビビッときますよ。なんか救われなさとか不条理感がクセになる。何が面白いとか説明できないんですけど、心に響くものがあります。