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    「エム×ゼロ」連載終了

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    エム×ゼロ」の連載が終了してしまいました。突然の転校話でどう見ても打ち切りでした。今の週刊少年ジャンプでラブコメ路線を生き残るには、美少女宇宙人が気付くと全裸で隣に寝ていたりローアングルから無駄にパンチラしまくって主人公が可愛い女の子になるぐらいじゃないと生き残れないのでしょうか。

    さて、「エム×ゼロ」にはヒロインが2人いました。

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    柊愛花 / 観月尚美

    メインヒロインは柊愛花ちゃん。九澄が入試試験の面接で一目ぼれした親父ギャグに弱い天然娘。もう一人は観月尚美ちゃん、部活勧誘の時に知り合って大賀に惚れてしまったツンデレ娘です。

    愛花は入試で九澄が魔法を使えたらという質問に「世界征服」と解答して笑ってしまった事をずっと気にしていたようです。九澄が転入して来てもいきなり抱きついてきた事でツンツン態度で接していました。話しかければ「私に話しかけないで!!!」と完全拒絶。しかし体育倉庫に閉じ込められた時に、九澄が魔法を使わないで自力で脱出しようとする姿を見て態度が軟化。まあ九澄は魔法が使えないんですが。九澄の必死の姿を見て泣きながら感動するのでした。

    「私…恥かしい…九澄くんがこんなに実直な人だなんて知らなかった…。ヒドイ人って決めつけて勝手に怒って意固地になって…」

    九澄の設定はゴールドプレートを持っているほど凄い魔法の使い手ということになっていますので、あえて魔法を使わない手を血まみれにしてでも自力で脱出しようとする九澄の姿を見て感激し、いきなり抱き付いた事は有耶無耶に。

    別に魔法を使わない実直な人というのと、いきなり抱き付いたというのは微塵も関係ないと思いますが。「抱き付いた→ヒドイ人→実直な人」ときて抱き付いた事は不問ですか。そして「九澄くんの事…信じてるから」と言い出してしまいました。お前は、もし凶悪犯罪者が捨て犬拾っている姿を見て、実は優しい人と全て不問にするのか、と。まあ、可愛いからいっか。そして乳を揉もうものなら…。

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    乳揉まれ…

    …もー…今回だけだよ?つ…つぎは怒るからね!!

    オッケーイ!

    そして、九澄が執行部に入るとクラスに殆どいなくなってしまい、寂しそうな顔をしたり、友人にも冷やかされたりするのでした。

    気にしてんのは執行部の黒髪の先輩だろ?
    「ちょっ…何言ってんの久美」

    冷やかされるって事は、回りから見ても愛花も九澄に対していい感じの態度だと感じているって事ですよね。オッケーイ!そんなニヤニヤしてしまう関係の2人でしたが、もう一人のヒロインが登場です。薬品部のホーレンゲ草という、ホレ薬にも使える薬品を嗅いでしまった九澄は、観月に「ムッハァ~(ハート)好きだ~!!!ずっといっしょにいて!!」と抱きつきながら愛の告白。そこを目撃する愛花。

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    目撃

    どう見ても怒っています。そして怒って走り去ってしまうのでした。九澄が誰と仲良くしても関係ないといいながら、怒った態度を取りながらも「あの九澄くんを見た瞬間、湧き出たイヤな気持ちは…」と思う愛花。超オッケーイ!ラブコメでニヤニヤできる三大原則は、エロ、赤面ともうひとつは嫉妬です。また嫉妬こそが最も重要なファクターであることは「うる星やつら」からの常識です。

    そして、愛花に誤解を解く為にホーレンゲ草を取る為に洞窟探検をする事になりました。九澄と観月が2人で取りに行くと聞いて自分も行くと言い出す愛花。後で「私…なんでついて来ちゃったんだろ」と言い出す愛花には、実にいい仕事してますねと言わざるを得ません。

    洞窟ではもう一人のヒロイン観月のターン。同時期にジャンプで連載開始されたもう一つのラブコメと違って、「エム×ゼロ」は基本的にサービスシーンが少ないのですが、観月はのっけからパンチラしたり、スカートの中に顔を埋め込まれたりゼリー状の液体ににゅるにゅるブルブルと襲われてしまいました。

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    にゅるにゅるブルブル

    なるほど観月はエロ担当ということですね。わかります。

    結局、洞窟での一見で観月は九澄に「この女陥落(おち)たッ!」状態となってしまいました。再登場した観月は髪型を変えてショートカットに。観月曰く「なんか昨日の私の印象サイアクっぽいからイメージ変えようかなー…なんて思ったりして…」とのことでしたが、作者叶恭弘先生は後に観月ショートカットについて以下のようにおっしゃってました。

    後に髪を切ったのは、元の髪型を描くのが案外手間取って大変だったからです。

    ミニスカートのくせに魔法は空飛ぶというエロ担当ヒロイン。クラス対抗戦では頭の中身がお花畑でした。実際に九澄と対峙すれば、想像通りの言動を取られれば、顔を真っ赤にして逆切れ。オッケーイ!

    夏休み前に九澄を取り合う愛花と観月にはニヤニヤ。DAIさん帝国さん風に言うならニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録ものです。

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    ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半

    こいつはヤバイですね。今までオーバーニーソックスで絶対領域を強調してたくせに、普通のソックスに変えるなよ!という突っ込みすらバカらしくなってしまいます。しかし、2人の記憶は消えてなかったことに。もっと、この2人で九澄を取り合う出来事があれば、ニヤリングしローリング&ワープして宇宙殺法出来たのに。

    結局夏休みの間に九澄とは一度も会えなかった観月。久々に会えばドキドキして顔真っ赤にしながら恥かしくて走り去ってしまいました。

    ど、ど、ど、ど~しよ。全然会ってなかったから、顔見たらテンパっちゃったー。カオがカオが熱い~~

    ダメな娘です。しかし、この空回りっぷりがまたニヤニヤしてしまうのも事実。

    こうして見ると柊愛花も観月尚美も甲乙つけがたいですね。こうなるとどちらと結ばれても満足です。愛花が本命ですが、かつてジャンプラブコメには「いちご100%」で正ヒロインが地味に最後を飾ったこともありますので、まだ分りません。そして迎えた最終回。突然、九澄に転校の話が出てきます。果たしてどちらと結ばれるのか…。

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    ラスト

    HappyEnd

    「エム×ゼロ」のヒロインはルーシーオッケーイ!

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  • あだち充作品のキモはスン止めにあり!

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    あだち充先生の「クロスゲーム」ってあるじゃないですか。「H2」以来の野球漫画だったんですが、野球そっちのけで日常パートばかりやってますが全然オッケーイ。そもそも「タッチ」だって野球漫画というよりも野球をテーマにした青春ラブコメディって言われてますしね。

    最近の「クロスゲーム」は、若葉のそっくりの滝川あかねが登場し、東が青葉ラヴだったりとラブコメ的に非常に興味深いです。この恋愛事情は期待せざるを得ないです。あだち作品のラブコメは最高であると声を大にして言いたい。今までの作品のラヴでコメり方は凄くいいんです。

    ナイン
    エースが痴漢で下着泥棒だったりしましたが、主人公は元陸上部の足の速さが取りえの1番バッター。恋愛関係では、あだち作品の基本形であり最終形が確立されています。

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    ヒロイン

    ストレートロングとショートカットの二人のヒロイン。別に鹿島みゆき若松みゆきでも、雨宮ひかり古賀春華でもありません。髪の毛が長いほうが中尾百合で、短いほうが安田雪美。勿論、髪の毛長い百合は性格お淑やかで、短い美雪は性格が活発な元気っ娘です。この立ち位置こそあだち充作品の原点でありゴールでもあります。

    ちなみに百合が主人公といい感じに。でも美雪も最後まで引っ付いてきます。誰と結ばれているかは分っているんですが、結末をハッキリさせない。これがあだち流です。

    陽あたり良好!
    あだち作品では数少ない(唯一かな?)打ち切り漫画です。初版の単行本では、「1~5巻」となっていましたが、いつの間にか「全5巻」に。連載時では「第2部・完」となっており「長い間ご愛読ありがとうございました。しばらくお休みさせていただきます。また会える日をお楽しみに」というコメント。第3部は永遠に始まりません。恋の行方も中途半端といえば中途半端ですが、綺麗な終わり方でした。恋愛のほうもやっぱりあだち流です。

    みゆき
    義理の妹萌えの原点じゃないでしょうか。「タッチ」の新田くんそっくりな香坂くんが三枚目キャラだったり。同級生のみゆきと妹のみゆきとどっち派かと言えば、同級生のみゆき派ですよ。同級生のみゆきと宜しくやっていたら、昔の幼馴染と妹みゆきが結婚することに。結婚式でスピーチする兄真人くんですが、泣き出してしまいました。

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    スピーチ

    (妹の)みゆきが好きだもん…別れたくないもん…」

    そして花嫁掻っ攫って、そのまま兄妹で結婚しましたあまったみゆきと幼馴染の沢田くんがラストにいい感じのシーン。「かってに改蔵」でもネタに

    まんが界やアニメ界なんか、ごっつあんゴールだらけだぞ!!

    ・ミスターサタン
    ・Dr.スランプのラストの結婚ラッシュ(空豆タロウ + 摘鶴燐とか)
    ・眠りの小五郎
    ・ハヤトの結婚(フラウ・ボウと)
    ・ブライトの結婚(スレッガーさまさま)
    鹿島みゆきとくっついた奴
    ・上杉達也(女でも、野球でも)
    ・日テレの「タッチ」再放送

    しかし、家の中を下着とYシャツで過ごす妹みゆきも可愛いですね。ムフッ(ハート)

    タッチ
    いわずと知れた、「上杉達也は朝倉南を愛しています。世界中のだれよりも。」です。きっちり恋愛していました。

    スローステップ
    ソフトボール漫画と見せかけて殆どボクシングをやっていたり。あだち作品の中ではあまり評価が高くないです。しかし、隠れた名作である、と。「ちゃお」連載であったので、主人公は美夏、恋愛のお相手は、お隣さんで学生ボクシングチャンピオンの門松、金持ちボンボンでお調子者でも本気を出せばやる時はやる同級生秋葉、駄目教師だけど優しく実は凄い教師山桜の男3人女1人の四角関係

    少女漫画のくせに美夏自信は殆ど恋愛しなかったものの、最後は、美原島で主婦として生活するという夢を見ます。そして山桜先生が転任することが決まります。なるほど、誰と結ばれるかはキッチリと判明しますが、どのように結ばれるかがハッキリと分りません。まだ続くかな、と思わせて終わるのがあだち流なのです。

    しかし、納得いかないのは結ばれる相手が門松じゃなかったこと。物語で最初に登場した相手であり、秋葉や山桜と違ってはじめは美夏など眼中になくて美夏が変装した須藤麻里亜に惚れてしまったこと。

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    門松と須藤麻里亜

    しかも美夏のファーストキスの相手であったりとフラグ立ちまくっていたのに。

    ラフ
    あだち作品の最高傑作だと思うんですが。日本選手権での圭介と仲西の対決で、亜美が圭介のウォークマンに録音していた言葉が再生されるまでの流れが凄いです。試合前にウォークマンが壊れて再生が止まってしまう中で、試合が始まり大和が聞いていない状態で、再生が再び…。

    「あーあー。こちら二ノ宮亜美、聞こえますか?」
    「ただ今8月25日金曜日、午後9時25分31秒、32秒、33…気温28度、星空、晴天、微風―聞こえますか?」
    「あなたが好きです。」
    「こちら、二ノ宮亜美。」
    「大和圭介、応答せよ。」

    最後に亜美は告白するものの、大和は試合中で聞いていないところがあだち流です。スッキリしているようで、この後の展開はどうなるんだと思わせるラスト。この寸止めっぷりが良い最終回です。

    虹色とうがらし
    7人の兄妹で全員父親が同じ。しかも父親が将軍。しかし、長女菜種だけは血が繋がっていません。ラスボスがハチに刺されて死ぬというのはアレなんですが、最後の大団円では七味と菜種は何時もの日常通り喧嘩をして過ごしました。

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    虹色とうがらしラスト

    仲の良い喧嘩をして最後を飾りつつ、予知能力のある麻兄が二人が結婚する絵を描くのでした。この結末をはっきりさせてるけど、関係がはっきりしないオチががいいんですよ。いつもの日常生活で締めていながら結末がきっちりと予想できる…まさに寸止めラブコメ

    じんべえ
    当時はじんべえはロリコンだと思ってました。母親は他界し、その連れ子であった美久の親娘話。血の繋がらない親子。親子愛であって男女の恋愛のきっちりしないところがあだち作品らしくていいんですよ。じんべえを父としてでなく男として見たり、じんべえに研究所を任せるという話が出たら凹んだりとなかなか胸キュン展開。最後は血の繋がった実の父親の元へ戻る事を決めた美久。落ち込むじんべえの元へ…。

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    ラスト

    「お食事、ご一緒にいかがですか。」と声をかける少女。「親子でなくても二人になれる」というコメントが逸材です。当然のごとく、じんべえの返事は描かれていませんが、この寸止め的ラブコメがあだち流でありニヤニヤするんです。

    H2
    「みゆき」に続いて、(髪の)短いほうが勝つわです。と思ったんですが、これって比呂がフラレたと見るべきなんでしょうか。英雄とひかりの関係は抱き合ってハッピーなんですが、比呂と春華の関係はいまいちハッキリしませんでした。髪飛行機を飛ばしてのやり取りでは。

    春華「どこへ飛んで行ったの?」
    比呂「ちょいと大リーグまで―かな。」
    春華「じゃ、スチュワーデスは私だ」
    間…。(何か悟った面の比呂)
    比呂「たぶん―な」

    と、これから春華と付き合っていくのかと思うようで、ハッキリとはしませんでした。

    いつも美空
    ほとんど恋愛をしていませんでした。

    KATSU!
    理子が頑張っても、(髪の)短いほうが勝つわ…、というか香月は普通に正ヒロインですが。いつの間にか付き合うようになったのか、ラストで抱き合ってキスをする活樹と香月。途中過程はあまりないですがきっちりと結ばれていました。個人的には逮捕された内田の行方が気になります。

    というように、個人的に評価が高いのは結末は分るんですが、きっちりとした関係で終わらない寸止めっぷりのラヴコメですよ。あだち充作品は寸止めこそが傑作である、と。

    そういえば、あだち充先生は、原作付の作品意外は同じ世界での話しとインタビューで答えていました。なるほど、タッチで一回戦の相手だった青華高校は「みゆき」の学校でしたが同じ学校だったんですね。様々な作品で登場し毎年のように甲子園に出場しライバルチームのカマセ犬になっている法海高校とかも同じわけですか。