失敗は誰にだってあります。ソニー木原研究所設立者の木原信俊さんによる、以下のような名言があります。

失敗しても悩むな、ラッキーと考えろ。失敗とは最高のノウハウだ。こういう事をやったからダメになったということを、身をもって体験したことになる。

失敗は最高のノウハウ。いつの間にか審判台が移動したり、COOLドライブと言って指が6本に増えるのも、何か次に繋がる失敗だったのかもしれません。

そういえば、漫画での失敗というのはよくあります。大御所と呼ばれる漫画家さんも失敗はするものです。

かの「ドラゴンボール」でうっかりヤジロベーを2回描いてしまった鳥山明先生は、「コミックスを見直してみたらホントでした。スミマセン」と、大人の対応。

また、構想10年猶予を費やした「男坂が惨敗した後、10数年後、車田先生はこの作品の失敗した理由を「つまらなかったからだ」と冷静に分析していました。

さらに、あだち充先生は「H2」で国見比呂の誕生日を、はじめはうっかり1月28日と言ってしまいましたが、後に1月16日をゴロ合わせで「116」を「ひ・い・ろ」という後付けの設定で誕生日を変更させた時は、試合中のエラーに合わせて以下のようにコメント。

1月16日のほうを正式な誕生日とさせていただきます(エヘ♥)

キモは漫$画太郎大先生。「樹海少年ZOO1」で相変わらず先の展開を何も考えていない行き当たりばったりなストーリーで人類が滅亡してしまいました。

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人類が滅亡

ひたすらコピーしまくり、数コマしか真面目に描いていないいないという末期症状で、話を繋げるのげめんどくさくなって、「やだーい!!!やだーい!!!」と駄々をこねた爆発したら、そのまま人類が滅亡するという、画太郎先生にしか理解できない素敵な展開となり完結しました。

この難解なストーリーを理解できた人が日本に何人いたのでしょうか。こうしてネタがなくなって適当に終わらせたのかと思ったら、続きがありました

続きがあるって…。人類が滅んで「完」とまでなっているのにどうやって続くのでしょうか。やはり、画太郎先生の漫画は奥が深いです。

我々凡人が理解できるはずもない画太郎ワールド。画太郎先生は人類が滅亡したのに、続かせる…フニャコ先生ライオン仮面を絶対絶命のピンチにさせて、弟のオシシ仮面を登場させて、どうすればいいのか分からず従兄弟のオシシ仮面まで引っ張って収集がつかなくなった事なんて、画太郎先生の足元にも及びませんよ。

画太郎先生は、フニャコ先生よりも絶体絶命のピンチに以下のような展開でのりきりました。

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一切無かった事にして下さい

あなたが神か?

神である画太郎画伯は置いといて、ジャンプでも「テニスの王子様」でも、昨年の関東大会準優勝校が氷帝と六角の2校存在すると言う謎の展開に読者が呆然としましたが、単行本では上手く修正して去年の準優勝校は氷帝といことに落ち着きました。

しかし、神に最も近い男である許斐先生は再び小宇宙を爆発させる展開を披露してくれます。

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昨年の全国準優勝校が2校存在するという、画太郎先生に迫るとんでも展開を2連発で披露してくれました。こんなフニャコ先生もビックリな展開を許斐先生は以下のように華麗に流しました。

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ベスト4だよ英二

お尻を出した人気投票上位の乾に華麗に突っ込まれました。なるほど、全ての責任は菊丸にあったわけです。これで菊丸の勘違いというかこで、丸く収まりました。でも、何故、初めに菊丸が「流石は昨年の準優勝校だね」と言ったとき、乾も桃白も突っ込まなかったんでしょうか。

さらに天下の少年ジャンプにおいて以下のような素敵な煽り文もありました。

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昨年準優勝

週刊少年ジャンプ公認で準優勝校が2校存在したと思いきや、全ては菊丸のせいになってしまいました。ジャンプも菊丸に踊らされた格好となったわけです。