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BAMBOO BLADE」笑顔と涙に胸が熱くなったんだ
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2010年05月25日
BAMBOO BLADE」の13巻と「BAMBOO BLADE B」の3巻が発売されました。特に「BAMBOO
BLADE」本編は激熱濃厚です。オビには「みんなの道。キミだけの、道。」
今やっている「バニッシュ学園編」というのは、学校・高校の部活動を紹介するというテレビ番組で室江高校を撮影するとい事になり、タマちゃんの宿命のライバルとして描かれていた榊心を中心に、剣道小町と女子五剣聖という全国でも選りすぐりの面子が集まるというもので、タマちゃんはどうなる…という感じだったのです。
で、このバニッシュ学園編が始まって、「BAMBOO BLADE」は斜めに突き進み誰得展開の連続だったのです。榊心が嵌ってしまっている番組を延々と描かれるなど、何がどうなってしまったんだというものでした。どこへ向かっているんだと思ってしまいました。宿命の相手、榊心はアイドルに妄想膨らませて引きこもりのダメ人間になってしまっており、親父にぶたれてしまう始末です。
目を覚ませー!!!
「BAMBOO BLADE」こそ、目を覚ませー!!!
と、思わず突っ込み入れてしまうほど。ところがどっこい、番組撮影の日に事件が起こったのです。今まで、最強GOGO路線で負け知らずのタマちゃんが、アイドルの沢宮エリナにまさかの敗北を喫してしまうのでした。無敵のタマちゃんの面に一撃が入るのでした。
沢宮エリナは、榊心ことウラ様に中学時代に1本取ったという山田梅子だったのです。今まで散々伏線張られていた、「山田」がここで登場したのです。
ウラ様よ唯一まともに戦えたという山田
ウラ様と唯一まともに戦えた関西の山田。そんなわけで、名前だけ登場していた山田の正体が沢宮エリナで、タマちゃんをはじめて負けさせたのはエリナとなってしまったのです。ちなみに、山田という名前の女の子は可愛いというオレ的漫画の法則で、エリナが可愛いのも納得です。
タマちゃんに敗北をプレゼントするのはウラ様だとばかり思っていましたが、エリナが無敵だったタマちゃんを叩きつぶしてしまいましたそういえば、石橋先輩は一度タマちゃんは同世代の娘に負けたほうがいいとコメントしていましたが、同世代の子に負けたタマちゃんは…。
敗北したタマちゃん
満面の笑顔で「負けちゃいました」と部員達に報告。さっきまで心配そうな表情だったキリノたちも安心したような笑顔で出迎えるのでした。胸が熱くなるな。
しかし、タマちゃんたちは13巻ではオマケに過ぎなかったのです。中学時代に覇を競った、エリナとウラ様の戦いこそキモです。激熱展開で、バニッシュ学園編の評価を俺的に一変させてしまうのでした。
ウラ様VSエリナ
この2人の頂上決戦がヤバイぐらい面白く燃えるのです。魂のないウラ様に「目を覚ませ、榊ウラ」と怒鳴りつけるシーンは胸熱もの。試合中に山田梅子の視点で、剣道との出会いや、負けて悔しくなったこと、才能が開花して上級生から妬まれたこと、支えてくれた父親が亡くなった事、天才榊心との出会い、榊心に一度も勝てなかった事を思い出すのでした。
個人的に、ウラ様は山田梅子に対して「初めて宿敵というものに出会えた気がします」と言っていたのが気になります。ライバルではなく宿敵ですか。あと、突っ込み入れるのもアレですが、寺本監督が山田の中学時代の顧問に尋ねた際に、ウラ様の惨状も語っていたようですが、この時(82話)はまだウラ様がダメ人間になった事を知らないんじゃないかな、かな。
で、激しい頂上決戦を見ていたタマちゃんは、涙を流していました。ナレーションは以下のようなもの。
涙です。そう、「バンブー」13巻のキモは涙です。エリナの。大人の強さを持つ、第2の天才は過去の回想ではよく泣いていましたが、この収録で泣いたのは2度。100話で大江という番組のプロデューサーが室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て泣いていました。
泣いたおっさん
「なぜだろう。この中で俺だけだろうな。涙が出る」
楽しく剣道をする室江高の様子を見て思わず涙を流して、泣いた理由を以下のように考えついていました。
つまり、己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流してしまったということ。限界を知り、諦めた敗北。大江のおっさんはこの中に俺だけだろうと言っていましたが、もう一人いたのです。
もう一人いた涙を流す者
沢宮エリナこと山田梅子です。
大江同様に、室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て涙を流していたのです。なぜか、彼女もまた限界を知り諦めた敗北者だったのです。天才、榊心という限界から。天才ウラ様の残り火を炎へと燃えあがらせて、延長戦に入りウラ様に攻め続けられます。目覚めた天才の圧倒的力量を前に試合中に泣きだしたのです。
試合中に泣く
「私は逃げた。負けるのが嫌で、自分の限界を知るのが嫌で。榊さんの才能が眩しすぎて逃げた。―でも、それはつまり、負け続けているのと―同じだった。部活を辞めても、陸上をしていても、芸能界に入っても…。毎日、あなたに負け続けていた…ッ!」
圧倒的なウラ様の才能の前に、エリナは防戦一方。この試合を見る面々は「打つ手なしだ」、「詰みね」と、ウラ様の勝利を確信。トドメにウラ様自ら「あなたと戦うのは楽しい(ハート)」とドSのような発言。これでエリナの涙は溢れてしまいました。
己が限界を悟り泣きだす、されど…。
楽しい
「私も楽しい…っ!」と泣きながらも笑顔を見せているのがキモ。泣きながらも笑顔を見せる。「楽しくってしょうがないです」と泣き笑顔です。ラストの「お父さんは剣道を楽しめと言っていた。ただ楽しめと」というくだりで、最高の泣き笑顔を見せるのです。
泣き笑顔
笑顔とは、この試合で楽しむと定義されていましした。限界を知っても、それでも楽しむというエリナの姿勢は胸熱なのです。試合自体も燃えまくりですが、エリナの泣き笑いがマーベラスなのです。
この試合で、タマちゃんもコジローも何か思う事があるようですが、最も開花されたのは大江のおっさんなのです。87話で番組制作を「つまんねけなァ…」と呟き、100話で己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流した、おっさんはエリナVSウラ様の神試合で、エリナ様の限界を知り涙を流し、されど笑顔で楽しむ姿に心を打たれたのです。
誰もが自分の未来を信じているんだ。
大江の笑顔
「まだまだ達観してる場合じゃねぇな。精進あるのみだ」
「つまんねぇなァ」と呟いたおっさん。自分には限界があって未来がないと涙したおっさん。だがそれでも、精進あるのみだと笑顔を見せた大江のおっさん。限界?そんなの知らねーよって感じですよ。胸が熱くなったんだ。
今やっている「バニッシュ学園編」というのは、学校・高校の部活動を紹介するというテレビ番組で室江高校を撮影するとい事になり、タマちゃんの宿命のライバルとして描かれていた榊心を中心に、剣道小町と女子五剣聖という全国でも選りすぐりの面子が集まるというもので、タマちゃんはどうなる…という感じだったのです。
で、このバニッシュ学園編が始まって、「BAMBOO BLADE」は斜めに突き進み誰得展開の連続だったのです。榊心が嵌ってしまっている番組を延々と描かれるなど、何がどうなってしまったんだというものでした。どこへ向かっているんだと思ってしまいました。宿命の相手、榊心はアイドルに妄想膨らませて引きこもりのダメ人間になってしまっており、親父にぶたれてしまう始末です。
目を覚ませー!!!
「BAMBOO BLADE」こそ、目を覚ませー!!!
と、思わず突っ込み入れてしまうほど。ところがどっこい、番組撮影の日に事件が起こったのです。今まで、最強GOGO路線で負け知らずのタマちゃんが、アイドルの沢宮エリナにまさかの敗北を喫してしまうのでした。無敵のタマちゃんの面に一撃が入るのでした。
沢宮エリナは、榊心ことウラ様に中学時代に1本取ったという山田梅子だったのです。今まで散々伏線張られていた、「山田」がここで登場したのです。
ウラ様よ唯一まともに戦えたという山田
ウラ様と唯一まともに戦えた関西の山田。そんなわけで、名前だけ登場していた山田の正体が沢宮エリナで、タマちゃんをはじめて負けさせたのはエリナとなってしまったのです。ちなみに、山田という名前の女の子は可愛いというオレ的漫画の法則で、エリナが可愛いのも納得です。
タマちゃんに敗北をプレゼントするのはウラ様だとばかり思っていましたが、エリナが無敵だったタマちゃんを叩きつぶしてしまいましたそういえば、石橋先輩は一度タマちゃんは同世代の娘に負けたほうがいいとコメントしていましたが、同世代の子に負けたタマちゃんは…。
敗北したタマちゃん
満面の笑顔で「負けちゃいました」と部員達に報告。さっきまで心配そうな表情だったキリノたちも安心したような笑顔で出迎えるのでした。胸が熱くなるな。
しかし、タマちゃんたちは13巻ではオマケに過ぎなかったのです。中学時代に覇を競った、エリナとウラ様の戦いこそキモです。激熱展開で、バニッシュ学園編の評価を俺的に一変させてしまうのでした。
ウラ様VSエリナ
この2人の頂上決戦がヤバイぐらい面白く燃えるのです。魂のないウラ様に「目を覚ませ、榊ウラ」と怒鳴りつけるシーンは胸熱もの。試合中に山田梅子の視点で、剣道との出会いや、負けて悔しくなったこと、才能が開花して上級生から妬まれたこと、支えてくれた父親が亡くなった事、天才榊心との出会い、榊心に一度も勝てなかった事を思い出すのでした。
個人的に、ウラ様は山田梅子に対して「初めて宿敵というものに出会えた気がします」と言っていたのが気になります。ライバルではなく宿敵ですか。あと、突っ込み入れるのもアレですが、寺本監督が山田の中学時代の顧問に尋ねた際に、ウラ様の惨状も語っていたようですが、この時(82話)はまだウラ様がダメ人間になった事を知らないんじゃないかな、かな。
で、激しい頂上決戦を見ていたタマちゃんは、涙を流していました。ナレーションは以下のようなもの。
沢宮エリナが何を思って、何を背負ってこの試合に臨んでいるのか もちろんタマキが知るよしもないが エリナの剣道を見ていたら、エリナの叫びを聞いていたら、なぜか タマキの頬を涙が濡らした |
涙です。そう、「バンブー」13巻のキモは涙です。エリナの。大人の強さを持つ、第2の天才は過去の回想ではよく泣いていましたが、この収録で泣いたのは2度。100話で大江という番組のプロデューサーが室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て泣いていました。
泣いたおっさん
「なぜだろう。この中で俺だけだろうな。涙が出る」
楽しく剣道をする室江高の様子を見て思わず涙を流して、泣いた理由を以下のように考えついていました。
時代のせいで仕事がつまらなくなった…?違うな パターン化してしまったんだ。 悩んで悩んで悩み抜いて作り上げていたものが コツを飲み込んでしまい簡単に完成形に持っていけるようになった つまり、そこが俺の限界だったわけだ… このコ達を見て、このなんでもない部活風景を見ているだけで涙が出るのはそういう事だろう。 このコ達には未来がある。俺にはこれっぽっちも残っていない可能性がある。歩んできた道のその先を…無限に広げてゆけるんだ― |
つまり、己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流してしまったということ。限界を知り、諦めた敗北。大江のおっさんはこの中に俺だけだろうと言っていましたが、もう一人いたのです。
もう一人いた涙を流す者
沢宮エリナこと山田梅子です。
大江同様に、室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て涙を流していたのです。なぜか、彼女もまた限界を知り諦めた敗北者だったのです。天才、榊心という限界から。天才ウラ様の残り火を炎へと燃えあがらせて、延長戦に入りウラ様に攻め続けられます。目覚めた天才の圧倒的力量を前に試合中に泣きだしたのです。
試合中に泣く
「私は逃げた。負けるのが嫌で、自分の限界を知るのが嫌で。榊さんの才能が眩しすぎて逃げた。―でも、それはつまり、負け続けているのと―同じだった。部活を辞めても、陸上をしていても、芸能界に入っても…。毎日、あなたに負け続けていた…ッ!」
圧倒的なウラ様の才能の前に、エリナは防戦一方。この試合を見る面々は「打つ手なしだ」、「詰みね」と、ウラ様の勝利を確信。トドメにウラ様自ら「あなたと戦うのは楽しい(ハート)」とドSのような発言。これでエリナの涙は溢れてしまいました。
己が限界を悟り泣きだす、されど…。
楽しい
「私も楽しい…っ!」と泣きながらも笑顔を見せているのがキモ。泣きながらも笑顔を見せる。「楽しくってしょうがないです」と泣き笑顔です。ラストの「お父さんは剣道を楽しめと言っていた。ただ楽しめと」というくだりで、最高の泣き笑顔を見せるのです。
泣き笑顔
笑顔とは、この試合で楽しむと定義されていましした。限界を知っても、それでも楽しむというエリナの姿勢は胸熱なのです。試合自体も燃えまくりですが、エリナの泣き笑いがマーベラスなのです。
この試合で、タマちゃんもコジローも何か思う事があるようですが、最も開花されたのは大江のおっさんなのです。87話で番組制作を「つまんねけなァ…」と呟き、100話で己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流した、おっさんはエリナVSウラ様の神試合で、エリナ様の限界を知り涙を流し、されど笑顔で楽しむ姿に心を打たれたのです。
誰もが自分の未来を信じているんだ。
大江の笑顔
「まだまだ達観してる場合じゃねぇな。精進あるのみだ」
「つまんねぇなァ」と呟いたおっさん。自分には限界があって未来がないと涙したおっさん。だがそれでも、精進あるのみだと笑顔を見せた大江のおっさん。限界?そんなの知らねーよって感じですよ。胸が熱くなったんだ。