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タアモ先生の新連載「たいようのいえ」がニヤける
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2010年04月27日
先日、「ニコイチ」の7巻がようやく出ました。ヤンガン創刊号から連載しているのなやっと7巻かよと思いつつ嬉しいのです。オビには「須田真琴30歳、運命のカミングアウト決定!」と書かれており、ついに自分が本当はお母さんではなくお父さんだと崇に告白か?
いよいよ女装をカミングアウトをすると決意するものの、次々と新たな障害が出てきてしまう7巻。見所はやはり天然でドSの菜摘さんに思わずニヤけてしまうのです。元気ない真琴を励まそうと、セーラー服を着てきた姿に私はガッツポーズをするのです。
7巻のキモは、崇のガールフレンドの愛耶ちゃんなのは言うまでもありません。真琴を敵視していたのに加え、靴を洗ってくれて叱った男の真琴にときめいてしまいデートする時、この娘はくそ生意気な娘から大変可愛らしいツンデレ娘に変身するのでした。
愛耶ちゃん
洗ってあげた靴を履いてきて照れてしまったでござるの巻き。で、大変可愛らしいおませなツンデレ娘となった愛耶ちゃんが、男の真琴に対して「貴方はいいパパになるわね」という言葉が最後のひと押しとなるのです。で、7巻はここで終わりかよというスン止めっぷり。
はやく8巻を出してくれと思うところですが、困った事に金田一蓮十郎先生は、ヤングガンガンの「ニコイチ」だけでなく、増刊で「アストロベリー」、ガンガン本誌で「ミリオンの○×△□ 」に加えて、デザートで「ライアー×ライアー」まで連載初めて、ちょっと仕事しすぎだろう状態なのです。
さて、というわけでプリンセス以来となる女性誌で金田一蓮十郎作品もあり、私はデザート読者になりました。なんといっても、タアモ先生が新連載です。タイトルは「たいようのいえ」。
たいようのいえ
表紙を見ただけでニヤニヤとしてしまう。17歳花の女子高生の真魚と社会人の基の孤独な2人が幸せを見つける話でしょうか。表紙の煽り文は以下のようなもの。
最初の導入は過去の話から。真魚の家は両親が仕事で不在がちで、よく隣の中村さんの家で遊んでいたものの、中村家の両親が事故で他界。中村家の3兄妹もバラバラになってしまい、基は一人で家を守っているという。真魚も両親が離婚して父親に引き取られたものの、父親が再婚して家で居場所なし。真魚も基も普通の幸せもない孤独な感じ。
で、やはり個人的に真魚の可愛さにニヤニヤとしてしまうのです。
真魚
ビジュアル的な可愛さも破壊力抜群なのですが、タアモ作品ヒロインの魅力は以前説明した通りで、特に重要なのは本音と建前のギャップの心情なのです。
基に頭をぐしゃぐしゃにされれば「ぐしゃぐしゃになった!」と怒っていながら、『でも頭触られるのは嫌いじゃない』と本音で思ってしまう姿の可愛さは言葉では語れないのです。そう、建前と本音のギャップにひたすらニヤニヤするのです。
例えば、基に妹が帰って来ると聞いて「ふーん」とそっけない対応をしてしまいました。そしてファミレスで、この時は本当は「ちょっと羨ましかったんだ。ごめんね」と思っていた事が発覚。でも、言葉では言わないというか言えないという不器用さが最高に可愛いのです。
そして、思っている事がなかなか言えない行動に出れない中で、思わず甘えてしまった時の破壊力は、今週の「ハンター×ハンター」(306話)のゴンのように圧倒的なのです。 つまり、思わず基の背広をぎゅうって掴んでしまった真魚の仕草が悶絶するほどツボに嵌ってしまったのです。
非常にニヤニヤする
おいおい真魚が可愛すぎるだろう、と。さらに憎い演出なのかたまたまなのか背広を掴んでしまった時は基の顔がノッペラボウでどんな表情をしているのか見えません。
基本的にタアモ先生の描く男はけっこうキツイ顔して実は優しいというギャップがあります。今のところ基は真魚に恋愛感情があるのかどうか読めません。
一方の真魚は子供の頃からツンデレ娘全開の天の邪鬼するものの「あたしはなんでか、この人のことが気になる」と思うぐらい基に対して高感度高いです。
で、「たいようのいえ」の注目すべき点はアプローチの方法。1ページ目の導入部分で以下のように始まっています。
と、中村家をバックにナレーションが始まります。もちろん「たいようのいえ」の主人公は真魚です。真魚の視点で語り手も同じなんですが、刮目すべきは真魚が携帯小説をネットにアップしているという点。
携帯小説をアップしている
なんでも、真魚の自伝を交えた小説らしいのです。すでに真魚の友人も読者のようです。そう、「たいようのいえ」の語り手は真魚によるものなのですが、真魚の心情に加えて、真魚の書いた小説までがナレーションになっているのです。
最初の1ページ目のナレーションと1話目ラストは真魚の書いた小説です。ポイントは、「目に見えない魔法使いが住んでるんだって、ずっと思ってた」と始まったわけですが、目に見えない魔法使いなどいないと何時知ったのかという点かな。
基の家に泊まる事になって、真魚の真理描写は「よくわかんないことになっちゃったけど、今日は」と語られるのに対して、携帯小説では以下のように…。
と、綴られています。小説というくせに日記みたいだなと突っ込みたいところですが、「今日は」という心情から、「その日は」と後日の視点から過去形で語られているのが面白いです。心情と携帯小説という2種類の語り手というのはなかなか面白そう。エロゲでいうと「智代アフター」みたいな感じです。
しかし、黒髪ロングで黒タイツという組み合わせには夢と浪漫がつまっていますね。
何にしても非常に楽しみです。復活してから月刊誌の作品で何を取り上げようかと思ってましたので、今年は「たいようのいえ」を追っていこうか。
いよいよ女装をカミングアウトをすると決意するものの、次々と新たな障害が出てきてしまう7巻。見所はやはり天然でドSの菜摘さんに思わずニヤけてしまうのです。元気ない真琴を励まそうと、セーラー服を着てきた姿に私はガッツポーズをするのです。
7巻のキモは、崇のガールフレンドの愛耶ちゃんなのは言うまでもありません。真琴を敵視していたのに加え、靴を洗ってくれて叱った男の真琴にときめいてしまいデートする時、この娘はくそ生意気な娘から大変可愛らしいツンデレ娘に変身するのでした。
愛耶ちゃん
洗ってあげた靴を履いてきて照れてしまったでござるの巻き。で、大変可愛らしいおませなツンデレ娘となった愛耶ちゃんが、男の真琴に対して「貴方はいいパパになるわね」という言葉が最後のひと押しとなるのです。で、7巻はここで終わりかよというスン止めっぷり。
はやく8巻を出してくれと思うところですが、困った事に金田一蓮十郎先生は、ヤングガンガンの「ニコイチ」だけでなく、増刊で「アストロベリー」、ガンガン本誌で「ミリオンの○×△□ 」に加えて、デザートで「ライアー×ライアー」まで連載初めて、ちょっと仕事しすぎだろう状態なのです。
さて、というわけでプリンセス以来となる女性誌で金田一蓮十郎作品もあり、私はデザート読者になりました。なんといっても、タアモ先生が新連載です。タイトルは「たいようのいえ」。
たいようのいえ
表紙を見ただけでニヤニヤとしてしまう。17歳花の女子高生の真魚と社会人の基の孤独な2人が幸せを見つける話でしょうか。表紙の煽り文は以下のようなもの。
フツーでいいから幸せになりたい…。孤独な2人の「幸せ」奪還の日々が始まる―。 |
最初の導入は過去の話から。真魚の家は両親が仕事で不在がちで、よく隣の中村さんの家で遊んでいたものの、中村家の両親が事故で他界。中村家の3兄妹もバラバラになってしまい、基は一人で家を守っているという。真魚も両親が離婚して父親に引き取られたものの、父親が再婚して家で居場所なし。真魚も基も普通の幸せもない孤独な感じ。
で、やはり個人的に真魚の可愛さにニヤニヤとしてしまうのです。
真魚
ビジュアル的な可愛さも破壊力抜群なのですが、タアモ作品ヒロインの魅力は以前説明した通りで、特に重要なのは本音と建前のギャップの心情なのです。
基に頭をぐしゃぐしゃにされれば「ぐしゃぐしゃになった!」と怒っていながら、『でも頭触られるのは嫌いじゃない』と本音で思ってしまう姿の可愛さは言葉では語れないのです。そう、建前と本音のギャップにひたすらニヤニヤするのです。
例えば、基に妹が帰って来ると聞いて「ふーん」とそっけない対応をしてしまいました。そしてファミレスで、この時は本当は「ちょっと羨ましかったんだ。ごめんね」と思っていた事が発覚。でも、言葉では言わないというか言えないという不器用さが最高に可愛いのです。
そして、思っている事がなかなか言えない行動に出れない中で、思わず甘えてしまった時の破壊力は、今週の「ハンター×ハンター」(306話)のゴンのように圧倒的なのです。 つまり、思わず基の背広をぎゅうって掴んでしまった真魚の仕草が悶絶するほどツボに嵌ってしまったのです。
非常にニヤニヤする
おいおい真魚が可愛すぎるだろう、と。さらに憎い演出なのかたまたまなのか背広を掴んでしまった時は基の顔がノッペラボウでどんな表情をしているのか見えません。
基本的にタアモ先生の描く男はけっこうキツイ顔して実は優しいというギャップがあります。今のところ基は真魚に恋愛感情があるのかどうか読めません。
一方の真魚は子供の頃からツンデレ娘全開の天の邪鬼するものの「あたしはなんでか、この人のことが気になる」と思うぐらい基に対して高感度高いです。
で、「たいようのいえ」の注目すべき点はアプローチの方法。1ページ目の導入部分で以下のように始まっています。
そこは むかし 魔法のような家で 泣いてても笑っちゃいような場所で きっと、目に見えない魔法使いが住んでるんだって ずっと思ってた |
と、中村家をバックにナレーションが始まります。もちろん「たいようのいえ」の主人公は真魚です。真魚の視点で語り手も同じなんですが、刮目すべきは真魚が携帯小説をネットにアップしているという点。
携帯小説をアップしている
なんでも、真魚の自伝を交えた小説らしいのです。すでに真魚の友人も読者のようです。そう、「たいようのいえ」の語り手は真魚によるものなのですが、真魚の心情に加えて、真魚の書いた小説までがナレーションになっているのです。
最初の1ページ目のナレーションと1話目ラストは真魚の書いた小説です。ポイントは、「目に見えない魔法使いが住んでるんだって、ずっと思ってた」と始まったわけですが、目に見えない魔法使いなどいないと何時知ったのかという点かな。
基の家に泊まる事になって、真魚の真理描写は「よくわかんないことになっちゃったけど、今日は」と語られるのに対して、携帯小説では以下のように…。
その日の布団は、あったかくて びっくりするくらい、よく眠れた |
と、綴られています。小説というくせに日記みたいだなと突っ込みたいところですが、「今日は」という心情から、「その日は」と後日の視点から過去形で語られているのが面白いです。心情と携帯小説という2種類の語り手というのはなかなか面白そう。エロゲでいうと「智代アフター」みたいな感じです。
しかし、黒髪ロングで黒タイツという組み合わせには夢と浪漫がつまっていますね。
何にしても非常に楽しみです。復活してから月刊誌の作品で何を取り上げようかと思ってましたので、今年は「たいようのいえ」を追っていこうか。