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    「ワンピース」世界政府と王族

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    単行本0巻が話題となった、劇場版「ワンピース ストロングワールド」がDVD化。アマゾンで早くも予約が開始されました。かつて、ロジャーや白ひげと肩を並べ、インペルダウンを史上初めて脱出した、かつての大海賊シキに胸熱ですよ。
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    さらに!アマゾンで「ワンピース」58巻の表紙がきました!

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    「ONE PIECE」58巻

    この時代の名を"白ひげ"と呼ぶ
    三大将にガープとセンゴクで中央にルフィとか、表紙を見ただけでテンションが上がるってものですよ。マーベラスすぎる!

    さて、「ワンピース」586話「悪臭のする町」を見て行きましょう。サボを連れて行かれたルフィとエースは、ブルージャムが「内心見下されてたんだろう」という台詞に食ってかかっていました。

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    ルフィとエース

    サボへの信頼関係が半端ではありません。兄弟の盃を交わした絆というのは何をやろうと切れないというのは伊達ではないです。対してブルージャムの台詞が印象的です。

    貴族に生まれるなんて事は頑張って出来る事じゃねェ
    幸運の星の下に生まれるって事だ…
    おれァ貴族に生まれたかった
    「あいつ(サボ)の事は忘れてやりな。それが優しさってモンだ…大人になりゃわかる

    ブルージャムはゴア王国出身の海賊なのでしょうか。とにかく、平民と貴族には身分があまりに違いすぎるように話しています。また、気になる点としては世界政府の視察団という存在。世界政府の視察団は東の海を回っており3日後にゴア王国にやってくるとか。天竜人を乗せているから王族達は少しでも気に入られようと、この国の汚点を全部焼き尽くす事にしたとか。

    世界政府の視察団という組織はどのようなもので、目的は何なのか。アーロンが支配していたココヤシ村の人たちは、海軍にはちょびっと期待していましたが、世界政府の視察団という存在には触れもしていませんでしたので、主に王族を訪問する組織という可能性が高いです。

    「ワンピース」の世界では、天竜人が最も偉く、次いで各国の王族、その下に貴族という身分制度があるようです。(五老星などは謎なので割愛)

    「天竜人>王族>貴族>平民」という身分制度。で、天竜人とはどういう存在なのかといえば…。

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    天竜人とは

    800年前に世界政府という一大組織を作り上げた20人の王達。その末裔が"天竜人"

    世界政府を作った創造主の血を引いているのが天竜人。しかし、世界を動かす政治力があるかと言えば「?」です。というのも「ワンピース」本編に登場したロズワード聖シャルリア宮チャルロス聖も、身分だけが高いアホキャラでした。もちろん、優秀で政治力に長けている天竜人もいるかもしれませんが。

    対して、王族は…。

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    王族達

    チョッパーの回想(16巻)では、世界中の各国の王達が聖地マリージョアに集まって世界会議(レヴェリー)を行っていました。革命家ドラゴンの思想は危険だという議題が上がっており、少なくとも王族達は世界の政治などを話し合っている事が分かります。天竜人がどれぐらい政治に関わっているのかは分かりませんが、王達はマリージョアに集まって話し合いを行っています。

    これが、170ヶ国以上も加盟しているのが世界政府です。

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    世界

    「あのマークは四つの海と"偉大なる航路"にある170国以上の加盟国の"結束"を示すもの…!これが世界だ!」

    司法の島エニエス・ロビーでスパンダムがルフィに対して、世界というものがどれほど凄いかを語っていました。170ヶ国以上も加盟して結束しているのが世界。ポイントは世界が結束しているという事。

    世界会議ではワポルが非協力的でコブラが怒ったりしていましたが、国によって事情は様々なのにどう結束していると言うのか…。だがしかし、コブラといえばロビンに言った台詞があまりに意味深的だった事を覚えていますか。

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    意味深なコブラ

    「語られぬ歴史は…紡ぐ事ができるのか…!?その記録が"歴史の本文"だと言うのか!?」
    「――ならばなぜ我々は―」

    アラバスタ王国国王ネフェルタリ・コブラはロビンをポーネグリフに案内した時に「アラバスタの王家は代々、これ(ポーネグリフ)を守る事が義務づけられている」と語れば、ロビンは恐ろしい形相で「守る…?笑わせないで!」とマジ切れしていました。

    アラバスタの王家は、ポーネグリフを代々守っていると語るコブラ。さらに、ロビンが世界中に点在するポーネグリフの中で唯一、真の歴史を語る石を探している、歴史を知りたいだけと語れば、ビックリした表情で「語られぬ歴史は…紡ぐことができるのか…!?」と聞き返し、「ならばなぜ我々は」と、意味深な表情と心情の吐露。

    我々とは代々のアラバスタ王家かとも思いましたが、「世界中に点在するポーネグリフ」、「語られぬ歴史は紡ぐ事が出来るのか、その記録がポーネグリフ」という台詞から、ひょっとすると世界中の王族なのではないかな、と。そう、王族はポーネグリフを代々守るのが役割

    ポーネグリフとは世界中に点在し、決して砕けない石で、古代文字で何かが書かれている。これを世界中で代々守る事を義務付けられているのが各国の王族なのかも。ひょっとしたら、元ドラム王国のワポルも守る事が義務付けられていたかも。

    つまり、世界中の170ヶ国以上が加盟している王国はポーネグリフを代々守る使命がある。つまり、ゴア王国もそんな役割があり、世界政府の視察団とは、きちんとポーネグリフを守っているのか観察するのが目的かな、と。

    で、話を本編に戻して、サボは貴族達がイカれている事に気付くのでした。ゴミ山を人ごと燃やそうとする事に何とも思っていない貴族達。

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    サボ

    「エース…!ルフィ…!この町はイカレてる…!これから人が死ぬと知ってもメシを食い…!勉強しろと言う。ゴミ山から逃げろ!この国の人間達は今夜…!国の汚点を焼き捨てる気なんだ

    エースやルフィに、ゴミ山が人ごと燃やされる事を伝えに行くサボ。しかし、国の軍隊に放り出されてボロボロ。そこへ一人の男が現れ、サボは叫ぶのです。男はドラゴン

    「この火事の犯人は…ハァ…"王族"と"貴族"なんだ…!ハァ…本当なんだ…この町はゴミ山よりもイヤな匂いがする…!人間の腐ったイヤな臭いがする!…ここにいても…おれは自由になれない…」

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    サボとドラゴン

    ―おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!

    これを聞いたドラゴンは「―とうとう子供にコレを言わせるのか…!ゴア王国!」と驚愕していました。しかし、この過去編は革命軍のドラゴンまで登場ですか。さらに「ドラゴン…!準備が出来ティブルわよっ!」と呼びかける…って、イワさんですか。

    ここで登場するのか革命軍!「思想が危険だ」と言われ、「世界は我々の答えを待っている」と言った世界最大の犯罪者!モンキー・D・ドラゴンが出てきてしまいました。革命軍は何故世界を相手に戦うのか、その辺りも明らかになるのでしょうか。来週は革命軍について考えてみようか。

    どうでもいいけど、ドラゴンが登場すると何時も突風が巻き起こっていますけど、風系のロギアの悪魔の実を食った能力者なのでしょうか。

    で、今回のキモは…。

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    扉絵

    扉絵のヒナです。私服はアグレッシブで露出の高いというのはグッドです。酔っぱらっているヒナが可愛いじゃないですか。ところで、一見するとスモーカーとデートしているようにも見えるのですが…。しかし、ヒナは乳が予想よりもデカイですね。これは即刻、ヒナ嬢のおっぱいマウスパッドを発売するべきである!(結論)

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  • BAMBOO BLADE」笑顔と涙に胸が熱くなったんだ

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    BAMBOO BLADE」の13巻と「BAMBOO BLADE B」の3巻が発売されました。特に「BAMBOO BLADE」本編は激熱濃厚です。オビには「みんなの道。キミだけの、道。


    今やっている「バニッシュ学園編」というのは、学校・高校の部活動を紹介するというテレビ番組で室江高校を撮影するとい事になり、タマちゃんの宿命のライバルとして描かれていた榊心を中心に、剣道小町と女子五剣聖という全国でも選りすぐりの面子が集まるというもので、タマちゃんはどうなる…という感じだったのです。

    で、このバニッシュ学園編が始まって、「BAMBOO BLADE」は斜めに突き進み誰得展開の連続だったのです。榊心が嵌ってしまっている番組を延々と描かれるなど、何がどうなってしまったんだというものでした。どこへ向かっているんだと思ってしまいました。宿命の相手、榊心はアイドルに妄想膨らませて引きこもりのダメ人間になってしまっており、親父にぶたれてしまう始末です。

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    目を覚ませー!!!

    「BAMBOO BLADE」こそ、目を覚ませー!!!
    と、思わず突っ込み入れてしまうほど。ところがどっこい、番組撮影の日に事件が起こったのです。今まで、最強GOGO路線で負け知らずのタマちゃんが、アイドルの沢宮エリナにまさかの敗北を喫してしまうのでした。無敵のタマちゃんの面に一撃が入るのでした。

    沢宮エリナは、榊心ことウラ様に中学時代に1本取ったという山田梅子だったのです。今まで散々伏線張られていた、「山田」がここで登場したのです。

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    ウラ様よ唯一まともに戦えたという山田

    ウラ様と唯一まともに戦えた関西の山田。そんなわけで、名前だけ登場していた山田の正体が沢宮エリナで、タマちゃんをはじめて負けさせたのはエリナとなってしまったのです。ちなみに、山田という名前の女の子は可愛いというオレ的漫画の法則で、エリナが可愛いのも納得です。

    タマちゃんに敗北をプレゼントするのはウラ様だとばかり思っていましたが、エリナが無敵だったタマちゃんを叩きつぶしてしまいましたそういえば、石橋先輩は一度タマちゃんは同世代の娘に負けたほうがいいとコメントしていましたが、同世代の子に負けたタマちゃんは…。

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    敗北したタマちゃん

    満面の笑顔で「負けちゃいました」と部員達に報告。さっきまで心配そうな表情だったキリノたちも安心したような笑顔で出迎えるのでした。胸が熱くなるな

    しかし、タマちゃんたちは13巻ではオマケに過ぎなかったのです。中学時代に覇を競った、エリナとウラ様の戦いこそキモです。激熱展開で、バニッシュ学園編の評価を俺的に一変させてしまうのでした。

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    ウラ様VSエリナ

    この2人の頂上決戦がヤバイぐらい面白く燃えるのです。魂のないウラ様に「目を覚ませ、榊ウラ」と怒鳴りつけるシーンは胸熱もの。試合中に山田梅子の視点で、剣道との出会いや、負けて悔しくなったこと、才能が開花して上級生から妬まれたこと、支えてくれた父親が亡くなった事、天才榊心との出会い、榊心に一度も勝てなかった事を思い出すのでした。

    個人的に、ウラ様は山田梅子に対して「初めて宿敵というものに出会えた気がします」と言っていたのが気になります。ライバルではなく宿敵ですか。あと、突っ込み入れるのもアレですが、寺本監督が山田の中学時代の顧問に尋ねた際に、ウラ様の惨状も語っていたようですが、この時(82話)はまだウラ様がダメ人間になった事を知らないんじゃないかな、かな。

    で、激しい頂上決戦を見ていたタマちゃんは、涙を流していました。ナレーションは以下のようなもの。

    沢宮エリナが何を思って、何を背負ってこの試合に臨んでいるのか
    もちろんタマキが知るよしもないが
    エリナの剣道を見ていたら、エリナの叫びを聞いていたら、なぜか
    タマキの頬を涙が濡らした

    涙です。そう、「バンブー」13巻のキモはです。エリナの。大人の強さを持つ、第2の天才は過去の回想ではよく泣いていましたが、この収録で泣いたのは2度。100話で大江という番組のプロデューサーが室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て泣いていました。

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    泣いたおっさん

    「なぜだろう。この中で俺だけだろうな。涙が出る

    楽しく剣道をする室江高の様子を見て思わず涙を流して、泣いた理由を以下のように考えついていました。

    時代のせいで仕事がつまらなくなった…?違うな
    パターン化してしまったんだ。
    悩んで悩んで悩み抜いて作り上げていたものが
    コツを飲み込んでしまい簡単に完成形に持っていけるようになった
    つまり、そこが俺の限界だったわけだ…
    このコ達を見て、このなんでもない部活風景を見ているだけで涙が出るのはそういう事だろう。
    このコ達には未来がある。俺にはこれっぽっちも残っていない可能性がある。歩んできた道のその先を…無限に広げてゆけるんだ―

    つまり、己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流してしまったということ。限界を知り、諦めた敗北。大江のおっさんはこの中に俺だけだろうと言っていましたが、もう一人いたのです。

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    もう一人いた涙を流す者

    沢宮エリナこと山田梅子です。
    大江同様に、室江高校剣道部の楽しく剣道をする様子を見て涙を流していたのです。なぜか、彼女もまた限界を知り諦めた敗北者だったのです。天才、榊心という限界から。天才ウラ様の残り火を炎へと燃えあがらせて、延長戦に入りウラ様に攻め続けられます。目覚めた天才の圧倒的力量を前に試合中に泣きだしたのです。

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    試合中に泣く

    私は逃げた。負けるのが嫌で、自分の限界を知るのが嫌で。榊さんの才能が眩しすぎて逃げた。―でも、それはつまり、負け続けているのと―同じだった。部活を辞めても、陸上をしていても、芸能界に入っても…。毎日、あなたに負け続けていた…ッ!」

    圧倒的なウラ様の才能の前に、エリナは防戦一方。この試合を見る面々は「打つ手なしだ」、「詰みね」と、ウラ様の勝利を確信。トドメにウラ様自ら「あなたと戦うのは楽しい(ハート)」とドSのような発言。これでエリナの涙は溢れてしまいました。

    己が限界を悟り泣きだす、されど…。

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    楽しい

    「私も楽しい…っ!」と泣きながらも笑顔を見せているのがキモ。泣きながらも笑顔を見せる。「楽しくってしょうがないです」と泣き笑顔です。ラストの「お父さんは剣道を楽しめと言っていた。ただ楽しめと」というくだりで、最高の泣き笑顔を見せるのです。

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    泣き笑顔

    笑顔とは、この試合で楽しむと定義されていましした。限界を知っても、それでも楽しむというエリナの姿勢は胸熱なのです。試合自体も燃えまくりですが、エリナの泣き笑いがマーベラスなのです。

    この試合で、タマちゃんもコジローも何か思う事があるようですが、最も開花されたのは大江のおっさんなのです。87話で番組制作を「つまんねけなァ…」と呟き、100話で己の限界を知り、自分にはない未来ある若者を見て涙を流した、おっさんはエリナVSウラ様の神試合で、エリナ様の限界を知り涙を流し、されど笑顔で楽しむ姿に心を打たれたのです。

    誰もが自分の未来を信じているんだ。

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    大江の笑顔

    「まだまだ達観してる場合じゃねぇな。精進あるのみだ

    「つまんねぇなァ」と呟いたおっさん。自分には限界があって未来がないと涙したおっさん。だがそれでも、精進あるのみだと笑顔を見せた大江のおっさん。限界?そんなの知らねーよって感じですよ。胸が熱くなったんだ。