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    「AKB49~恋愛禁止条例~」ど真ん中に面白い件

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    今後ブレイク確実のマンガは? 日経エンタが「先取りマンガ賞」発表。

    ほう、これは興味深い。来年ブレイクしそうな漫画に「先取り漫画賞」として3位「アゲイン!」、2位「銀の匙」ときて1位が「AKB49~恋愛禁止条例~」だったとか。

    まず、名前が挙がったのが、週刊少年マガジンの「AKB49~恋愛禁止条例~」(原案:元麻布ファクトリー/画:宮島礼吏)だ。そのタイトル通り、アイドルグループ・AKB48を題材に、女装&偽名で研究生となった男の子が奮闘するストーリーが描かれている作品だが、ただのAKB48人気にあやかったアイドルモノと思うことなかれ、熱血、スポ根のような展開、友情パワーなど、その内容から同誌は“王道熱血少年マンガ”と高く評価し、“超太鼓判”マークを付けた

    「AKB49」が来年ブレイクしそうな漫画であり、熱血&スポ根の王道熱血少年漫画だと…?まったく、分かってんじゃねーか!てか僕の中ではとっくに大ブレイクしているんですけどね。AKB48漫画で女装とか色物漫画と思われがちですが、これが非常に熱血漫画で面白いという。というわけで、先日「AKB49」5巻が発売されました。


    5巻では1万円チケットで250人の動員という課題のXデー公演。みのりは倒れた吉永さんを追いかけて病院に行ってしまい、センター不在の状態でみのりが公演に戻るという物語的には第一部完といえる内容。最高潮に盛り上がりまくりで私のテンションもだだ上がり。特にみのりが自分をアイドルと自覚、覚醒するシーンは印象的。

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    アイドルとして自覚

    俺はアイドル、浦川みのりでなきゃいけない!!

    みのりを奮い立たせたのは吉永さんが寝ながら握りしめていたもの。それは11話で2人一緒に大願成就のお守りに誓った願い事でした。みのりは、この時初めて「俺の願いはなんだ?」と、ノリと勢いで突っ走ってきた自分を振り返り、自分の夢を詳細に明記するのでした。「吉永がAKBのセンターに立てますように」、と。

    この時、吉永さの夢は結局謎のままでした。

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    11話「恋と夢」

    私にも絶対に叶えたい夢があるから

    吉永さんの夢。
    1話ではAKBのメンバーに入りたい、ライブに来る度にキラキラしたいと思っちゃう、自分の夢にくらいは素直になりたいと語っていました。当然、吉永さんの絶対叶えたい夢というものは「あっちゃんみたいに」と言うようにAKBのセンターだと思ってました。当然、みのりもそう思ったようで恋愛御法度上等と自分の恋愛感情を引っ込めて、「頑張れ吉永!俺も誓うぜ!」と「吉永がAKBのセンターに立てますように」と誓うのでした。

    みのり的には吉永さんの夢が自分の夢である、と。その夢は吉永さんがAKBのセンターに立つ事であるとみのりは思ってたわけです。しかし、本当の吉永さんの絶対に叶えたい夢というのは…。

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    吉永さんの夢

    みのりちゃんと一緒に選抜に入れますように

    自分と一緒に選抜メンバーに入る事が絶対叶えたい夢だったのでした。みのりの夢が吉永さんであると同じように、吉永さんの夢はみのりと一緒であった、と。だからこそアイドル・浦川みのりでなければならない。そして立ち上がるみのにに胸が熱くならざるを得ない。

    最後になるかもしれない公演、思い残すことがないように今までの練習を全てをぶつけるみのりは可愛く美しいという観客の言葉通りですよ。そしてみのりはアイドルについて語るのでした。

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    みのり

    「私…最初はアイドルになろうなんて思ったことありませんでした。お客さんを笑顔にしたいとか元気を与えたいとかステージに立ちたいとか。そんなこと考えたこともありませんでした。研究生オーディションを受けたのも、すっごい個人的な理由でした。だから、今の私がアイドルに見えるなら、それは私の力じゃありません

    思えば、初めて自分がアイドルであると自覚したのは熱狂的なファンである奥平先生の為に踊った生誕祭でした。「始めてファンだけのために踊った生誕祭。この日生まれたのは浦山(オレ)ではなく、アイドル―浦川みのりだったのかもしれない―!!」と思ったみのり。
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    そして、ファンやスタッフや先輩や仲間やライバル(岡部さん)や大切な人(吉永さん)…色んな人がみのりをアイドルにしたと述べるのでした。Xデー公演で自分がアイドルとして自覚したみのり。熱いですね。燃えますね。熱血ですね。胸が熱くなるってもの。「挫折、立ち上がる、成長」が分かりやすく描かれまさに熱血少年漫画ですよ。

    そういえば、マガジン46号では「AKB49」の作者・宮島礼吏先生が登場しておりました。AKBの事、漫画家を目指した事、アシスタント時代、「AKB49」を始めるきっかけなど見所多かったです。その中でも「AKB49」をスポ魂ものとして描いてると述べてたのは印象的。

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    宮島礼吏先生

    AKB49はスポ根ものとして描いています

    何でも取材で研究生のオーディションを見て、アイドルを目指す娘たちの熱意を感じ、オーディションに落ちる娘も沢山いて、その厳しさはまるでスポ魂みたいだったとか。「AKB49」の超クソ熱い展開の連続には、宮島先生が実際にAKBオーディションを見て感じ取った実体験からくるものだったんですね。

    話が変わるんですけど、最近はみのり&吉永さん以上に熱いのが岡部さんですよ。初音ミクのコスプレを披露するなど、最近の岡部さんの活躍は留まる事を知りません。最近の「AKB49」は岡部推しが酷過ぎます。まったく、最高ですね!

    ツンデレライバルの岡部さん。そんな彼女が挫折してしまうわけです。今まで適役としてみのりにぎゃふんと言わされるライバルキャラが主人公的な視点で挫折。

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    岡部さん

    歌もダンスも得意な彼女ですが一つだけ今イチなものが。それがラブソング。自分で自分の歌を聞いて歌詞が心に入ってないと絶望してしまうのでした。秋Pには以下のように指摘されてしまいます。

    「おまえ恋したことあるか?」
    「聴く者の心に届く歌を歌うためには、何よりも歌い手が歌詞に入り込む事」
    「おまえに足りないのはそれだ」
    「デビューまでの時間もない今、超法規的措置も必要だろう」
    恋をしろ!

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    恋愛禁止条例解禁

    おまえたちの恋愛禁止条例を一時的に解除する!

    恋愛禁止条例が一時的に解除されました。
    そして岡部さんの恋愛という名のご褒美タイムが始まるのである。

    それは予定調和すぎるというかとってつけたような恋に陥落ちっぷりでした。「時計の国の針栖川」の咲といい、昨今のヒロインは絡まれたのを助ければ恋に落ちるのか、と。まったく!しかも相手はみのりの本来の姿、浦山実とか。どういうことだってばよ!

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    浦山…実…





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  • 「さよなら絶望先生」バイロケーション

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    「さよなら絶望先生」282話

    今週の「さよなら絶望先生」のネタはバイロケーション。
    まあ意識が体を離れるとかそういう類のものでなく、同じ人が同時に存在する事をネタの昇華させた「悲しいバイロケーション」。

    例えば、AKB47のあっちゃんなる人物が入院し、ファンはステージに立ちたかっただろうに無念だろうと語る中で、いざライブが始まるとあら不思議!

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    あら不思議

    「他のメンバーの声に混じってあっちゃんの声が聞こえる!」
    病院にいるあっちゃんがこの会場にもいる…
    「奇跡が起こったんだ」

    という、入院しているあっちゃんの声がライブ会場で聞こえるという奇跡。どう見ても口パクです。本当にありがとうございました。そんな悲しいバイロケーション。

    そういえば、ソースがツイッターなんでアレですけど。7月にAKB48が西武ドームでライブをして、前田敦子さんが熱中症で倒れてしまった出来事があったようです。ツイッター上でも「あっちゃん過呼吸」、「あっちゃんフラフラ」、「どう見てもフラフラ」、「敦子倒れたあああ」、「ドームでの失神はYOSHIKIさんの専売特許だろ」と心配する呟きが入り混じる中で、「あっちゃんの歌声聞こえる。舞台裏で倒れながらも歌ってるみたい。泣けるこれがAKB魂!」という呟きが大ヒットしていました。どう見ても口パクです本当にありがとうございます状態。

    深く追求してはいけません。
    時空と人間関係にねじれが生じてしまうかもしれませんので。
    オフ会の集合時間なのにまだおらず電話すれば「今向かってるところです」と言いつつ家にいたり、北海道にいるはずのが東京にいたり、原稿描いてるはずの人がコミケにいたり…。そんなバイロケーション!

    ・本当は病室にいるのに様々な場所で目撃された改蔵と羽美
    ・更衣室にいるはずの歩美が屋上であばばばば
    ・ヤジロベー
    ・カトレアと綾瀬奈都季と沢近愛理と…(金髪お嬢様ツインテールツンデレ娘)
    ・「うみねこEP5」夏妃の部屋に踏みむシーンで死んだはずの秀吉が出てくる
    ・今週のマガジンの鈴木央先生(ジャンプ→サンデー→チャンピオン→マガジンって4大少年誌完全制覇)
    ・本当は小学生だった村上直樹と水野遥
    ベンチにいるはずなのに12人目のプレイヤーとなった新田瞬
    ・闘ってるはずなのに観客で驚くジェロニモ
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    バイロケーションです!

    話が変わるんですけど、今週の小節あびるがやる気というか生気といか死んだ魚のような目で何かグッときた。僕もこんなハネ虫を見つめるような目であびるに見られてみたいものです。

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    心底どうもよさそうな目線

    おしましい。

    いや前々回前回と続けて登場中の加賀愛は今回も登場するのが普通ですよね。本来なら今回の作中にも登場している加賀愛が登場していません。出てれば俺の横でも寝ててバイロケーションとか言ってオトして締めようと思ったんですけど、登場してなきゃどうしようもありません。


    じょしらく(3) (ワイドKC)
    ヤス
    講談社 (2011-10-07)