GIANT KILLING(18) (モーニングKC)
ツジトモ
講談社 (2011-01-21)

「GIANT KILING」18巻が発売されました。
先日のアジア杯で日本がカタールに劇的な勝利をした時、ベンチのサブやコーチやスタッフが一体となって喜んでいるのを見て、思わず頬を緩めてニヤニヤしてしました。というのも、直前に「ジャイキリ」18巻を読んだばかりだったから。

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チーム一丸

「スタメンを外れたベンチの選手もそう…。ベンチ外になった選手コーチングスタッフフロントの人間達もそうだ。全員がその都度…チームのために何が出来るか考えて動く…。それこそがチーム一丸となって戦うってことだ」

チーム一丸!
良い言葉です。先日のアジア杯もチーム一丸となって喜んでいる姿は何かみなぎってくるというもの。

さて、「華麗なる食卓」39巻が発売されました。

華麗なる食卓 39 (ヤングジャンプコミックス)
ふなつ 一輝
集英社 (2011-01-19)

本編は初期からずーっと因縁のあった椎名VS忰田の因縁の対決。もちろんライバル対決ではありません。ライバルというのはお互いがお互いを認めて上を目指す、お前がいるから俺がある的な関係。ライバルではなく敵。

昔、あだち充先生の「H2」で国見比呂は栄京の広田勝利に対してライバルではなく「ただの敵だ」と言い放っていました。まさに、こんな感じ。お互いを一切認めないけど、こいつにだけは絶対に負けてはいけない的な。まあ広田は最終的にはライバル的なポジションになりましたけど。

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「椎名VS忰田」因縁の対決

主人公無視の脇役同士の対決というのは今までも様々な漫画でありましたが、プロレス的な見地でいえばどちらか一方がベビーでもう片方がヒールとなります。もしくはライバル同士の対決に。読者も主人公もベビーのほうの視点で試合を見て、大抵がヒール側が負けるもの。

だがしかしである。椎名VS忰田の何が凄いってどっちもクソ外道
主人公サイドから見れば、ヒール対ヒールでどっちも負けちまえという感情に駆られて、感情移入なんてどっちにもねーよという。この悪対悪の頂上決戦。これが前から見たかった!

私は、エディブルファイトのトーナメントが始まってからいずれ絶対に対戦するだろう椎名と忰田の対決が一番楽しみでした。忰田のいかにもな悪役っぷりと外道さ。椎名なんかインドカレー憎しでガネーシャに放火までしてムショにブチ込まれたリアルキチ○イ。ヒール同士の対決とか胸熱すぎる

と思ったら…。

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椎名改心

椎名が改心してベビーフェイス化
こうして、正義・椎名VS悪・忰田という図式になり、極めて漫画的には正常な構図となっていきました。勿論、こういう対立構造のほうが正常で王道で燃えるのも分かります。しかし、個人的には椎名は最後までヒールのポジションで外道同士で潰し合って欲しかった。どちらもまともにやれば実力者でありながら、何が何でも勝ちに拘る醜い頂上対決が見たかったかなという気も。

まあ椎名がベビー化する兆しはずーとありましたけどね。昨日の敵は今日の友ですからね。でも悪対悪の醜い決戦も見たいなぁ。

とまあ、本編のトーナメントの対決も面白いのですが「華麗なる食卓」といえば、やっぱりキモはエロですよね!39巻では表紙にマキトに対して唯と同様に三角関係的なポジションにいる嘉手納碧瑠。

ヘキルちゃんは唯とヒロインとして並んだのか!

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ヘキル

うむ。
やっぱりヘキルちゃんは可愛いな。唯が純白パンツで勝負をかけるなら、縞パンを見事に披露。ヘキルの可愛さはやっぱりマーベラス極まりなんですよね!

でも!39巻のキモは表紙やカバー取ったオマケでも大活躍したヘキルちゃんではありません。悴田の作るカレーの臭いに当てられた小学生女子である事は言うまでもありません。

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小学生女子

「もうガマン出来ないーっ!」「スゴイー(ハート)」「ふえぇ(ハート)もう無理―っ!」「早くちょーだいー(ハート)」と、小学生女子がおねだりする様がたまりません。

エディブルガーディアンNo.4調香師(パフューマー)悴田准一。臭いだけで女子小学生を高揚し赤面させヨダレを垂らしながらおねだりさせる実力者。ここで消えるには、あまりに惜しい存在です。

華麗なる食卓 39 (ヤングジャンプコミックス)
ふなつ 一輝
集英社 (2011-01-19)

華麗なる食卓 38 (ヤングジャンプコミックス)
ふなつ 一輝
集英社 (2010-10-19)