月華美刃 2 (ジャンプコミックス)
遠藤 達哉
集英社 (2011-02-04)

「月華美刃」2巻が発売されました。
以前にもちょろっと紹介しましたが、月のお姫様がクーデターで地球にやってきて…というもの。これが本当に少年漫画の王道を地でいってマーベラスというもの。遠藤先生の前作「TISTA」の主人公がダークヒーローだったのに比べ、今作の主人公・カグヤは真っ直ぐ前だけを向いて突っ走る率直型

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カグヤ

「かっこつけてるつもりで結局国の事なんか何も考えてないんだアンタは!」と言われれば…。

考えてるかんなモン!!

親の背中を真っ直ぐ追って今できる事を必死でやっているだけ
コレですよ!

というかいちいちガキがアイディンティティとか持ってねーよ。
簡単に言えばバカなのです。よく「バクマン。」なんかでジャンプの王道バトル漫画という言葉が出ますけど、王道って何か、少年誌のヒーローって何か。

バカなのです。いちいち計算などせず、真っ直ぐ突っ走る短絡系。これこそ少年誌の王道ヒーロー。俺たちの胸を熱くさせてくれた、キン肉マンも孫悟空も桜木花道もルフィもゴンさんも根が単純のバカ。だからこそ熱い。燃える。カグヤは、ようやく戦えるようになり、ますます続きが楽しみというもの。

さて、「ココロの飼い方」1巻が発売されました

ココロの飼い方(1) (ヤングマガジンコミックス)
コタニ ヨーコ
講談社 (2011-02-04)

「つまり、これがドキドキするってこと。」と挑発的なオビ。普通じゃない青春恋愛物語と銘打たれていますが、どう普通じゃないのでしょうか。

主人公・土屋尚雪は中学卒業式に好きな娘・高田心に告白。高校が別々になると思い(実際は同じ高校に進学)、一大決心をし「好きです」と突撃。

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「あたしも好きだよ」

大成功である
こうして、初めてのお付き合いをする事になった2人。

ええ、頬が思わず緩んでニヤニヤします。
始めて付き合う事になった高校生カップル。咲香里先生の「はじめてだってば!(AA)」を彷彿させますが、あちらが健全(?)というか健康的な性的な意味で)男女の始めてもお付き合いを描くのに対し、こちらは、変化球を駆使しまくりです。

ヒロイン・心がちょっと変わった恋愛願望を持っているという。
プレゼントに首輪が欲しいと言い出したのに始まり…。

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「あたしも好きだよ」

あたし尚に飼われたい。犬みたいに

飼われたいって何だよ!
はじまったな。ラヴが、リビドーが…。

そう、彼女Mなのです。しかもかなりエロ娘なのです。しかしキモは、Mでエロいにも関わらず根が純情という。凄いギャップなのですが、このギャップが最高に可愛いのです。

だって、パンツ見ようとしたら「…パンツ見たいの?…いいよ」って、いいのかよ!と突っ込まざるを得ない中、いざパンツ見せると恥ずかしくて大赤面

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大赤面しつつも…

あまりの恥ずかしさに顔を手で覆ってしまいます。
その赤面っぷりは純情そのもの。国宝級の大赤面をするのです。

その純情ウブな赤面っぷりは、我々の頬を全力で緩めてニヤニヤさせるには十分な破壊力がありました。まるで、お互い意識している男女がふとした事で手が触れあって「バッ」とお互い手を離し赤面してて気まずい空気になってしまうような、あの純情さがあるのです。

そしてパンツが紐パンという…。
凄いギャップです。純情華麗なウブさを前面に出す赤面っぷりと、エッチなパンツというギャップ。これがギャップ萌えですね(多分違います)。

そもそも「はじめてのお付き合い」をするカップルを描くというのが「ココロの飼い方」の主なテーマ。

初めてのお付き合いというのは、あまりの純情というかこっぱずかしさに背中がムズムズしつつも、頬が思わずニヤニヤとしてしまい、超ド級にツボにハマれば部屋中ゴロゴロと転げ回ってしまう程の破壊力を生みます。悶絶するのです。

始めて付き合う初々しいカップルの三大元素は、「はじめての手つなぎ」、「はじめての電話(メール)」、「はじめてのキス」である。あ、今決めました

「はじめての手つなぎ」は、始めて男女が手を繋ぐというのは、両者が思わず意識して脅威的な萌え要素となります。例えば「はつきあい」。

はつきあい 1 (ガンガンコミックスJOKER)
カザマ アヤミ
スクウェア・エニックス (2010-08-21)

付き合っていた初々しいカップルが始めて手を繋いだ話があるのですが、これが絶妙の距離感と恥ずかしさで、ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するのです。

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はじめての手繋ぎ

あやうく悶死しかける。
何がニヤニヤするって、始めて手を繋ぐというシチュとお互いの大赤面以上に、あからさまにお互いが恥ずかしすぎて体を避け合っているところ。すんごい恥ずかしいので思わず「逆走くん」が両者に出てきて、無意識に磁石のように体を離してしまう状況にも関わらず、手はガッチリ。これはヤバイ。

初々しい男女は、手を繋ぐ事が条件反射のごとく反発するも、それを乗り越えた先に至高のニヤニヤが存在するのです。

で、「ココロの飼い方」はといえば…。

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はじめての手繋ぎ

エッチなことするの!?

はじめての手つなぎという一大ニヤニヤイベントを階段を2段飛ばしで駆けあがる如く、恋愛のステップをバンバン飛ばしてしまう初々しいカップル。でも絶対に一線どころか乳首券すら発行されません。

何が凄いって、始めてのキスを引っ張りもせずに2話に持ってきた点。サブタイトルが「はじめてのチュウ」と、こそばゆい甘酸っぱい青春とか、そういうのニヤニヤするものかと思ったら…。

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はじめてのちゅう

舌入れるのかよ!
なんという恋愛の進み方。ホップ、ステップ、ワープです。それでも一線は越えない寸止めラブコメをキープし続けるのです。

そもそも世の中にごまんとある寸止めラブコメは、男がムラムラして欲情するもヒロインが制止するというのがスタンダート。しかし「ココロの飼い方」は、ヒロインの心ことコロがとってもエッチな娘で積極的

胸を触らせるは、パンツ見せるは、ちんちん触らせてと言うは…。なのに純情さを残すという。コロは驚異的な戦闘能力を叩きだすのです。こんな娘に迫られたら!

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こんな娘に迫られたら

胸が熱くなるな。
だがしかしである。この漫画を寸止めラブコメで留めるのは、ヒロインのMっぷりと、変態チックな性癖。そして主人公・尚のヘタレっぷりである。いざ!という展開になれば逃げるなど…普通逆だろ、と。しかし、これは今後も非常に楽しみですね。コロのエッチな娘っぷりが俺のハートを鷲掴みにしやがります!