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ヤキモチも、嫉妬も、あるんだよ
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2011年03月15日
「君に届け」13巻が発売されました。
爽子と風早くんは、付き合い出しても初々しさ全開でいちいち頬が緩んでニヤニヤするっちゅーの。以前に爽子の家に挨拶へ行った風早くんは、今度は爽子を家に招き両親に紹介です。着々と結婚へ突き進みます。
まあ、メイン2人にニヤニヤ度は相変わらずの破壊力なのですが、やっぱり個人的な楽しみは脇役達のカップリングですよ。あやねと龍は早く付き合っちゃえよとヤキモキしつつも、あやねに動きあり。ついにピンと…と思ったら。

あやね
えええー!?
父さんは、そんな奴と付き合うの認めません!
さて…。

「足が丸見えではないか…」
かわゆーい!!
いやいや、舐めてました(ヒザを)。先週からジャンプで連載開始した「戦国ARMORS」のヒロイン・お長ですよ。
前回ではちょっとドキドキ赤面するも、所詮は量産型ナミよ…などと侮っていたら、2話にして本気を出してきやがりました。生足素晴らしい、と。ヒザを「ペロリ」とされれば、「ヒヤ」とかビクンとしちゃうとかどうなんですか。まったくあざといですね(笑顔)
特筆すべきは嫉妬という名のジェラシーですよ。
不文律の掟としてヤキモチには5倍以上のエネルギーゲインがあるとか言われています。お長のヤキモチっぷりは中々の逸材なのです。
ヤキモチにも段階分けがあります。乳を貧乳、微乳、美乳、巨乳、爆乳と分けるように。もちろん、諸兄の好みは千差万別だと思いますが、どれが良いというのは特にありません。で、嫉妬は、貧嫉妬、微嫉妬、美嫉妬、巨嫉妬、爆嫉妬…と長年の研究の成果で段階分けされました(今分けしました)。
・貧嫉妬
一見すると、ショボイ嫉妬のように思えますが、これが通にはたまらないのです。ヤキモチを焼いているのか妬いていないのか他者どころか、本人にも分からないという。ヤキモチなのか分からないアンバランスさが魅力です。

貧嫉妬
「惑星のさみだれ」の白道さんとさみだれがばったんこ。嫉妬してるのかしてないのかまったく分かりません。何とも微妙な雰囲気。小心者は胃を痛めます。ですが玄人には一番美味しいところです。ほら、腐りかけが一番美味しいって言うじゃないですか(大分違う)。
・微嫉妬
まさに微妙に嫉妬しているんだけど、なかなか分かりずらいというものです。ほんのりのヤキモチ加減が薄味好きにはたまりません。例えるなら、ヤキモチ焼いて味噌汁に唐辛子を丁度いい具合に入れちゃうみたいな!この微妙な嫉妬っぷりがヤキモチ道の奥行きであるとも言えます。

微嫉妬
「きまぐれオレンジ・ロード」の鮎川まどかなど微嫉妬の使い手。別に私には関係ないという態度を取りつつもサラッとヤキモチを妬いて相手をあたふたさせます。明らかに嫉妬しているくせに、嫉妬してませんという態度を取るのがポイントです。ヤキモチを味わう上で大切な風味となるのです。
・美嫉妬
最も美しいヤキモチでスタンダードであると言えます。「むすっ」と明らかに怒っていたりヤキモチを焼いていると自覚する状態。たまに、わざと抓ったり、カカト踏んだりと地味に痛い攻撃に出る事もあります。世の中で最も多いヤキモチであり、万人に受けるタイプなのです。

美嫉妬
「CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!(AA)」の梨深。
彼女は美嫉妬だけでなく巨嫉妬も爆嫉妬も使いこなす、相当なヤキモチの使い手なのですが。やっぱり、標準的である嫉妬で怒るヤキモチはマーベラス極まり。美嫉妬の幅は広いのですが、これぐらいの嫉妬は心地良く、頬をニヤニヤさせて悶絶打つ効果が抜群。
標準的な心地良い嫉妬こそ、最も悶絶力があると言えます。
・巨嫉妬
巨大なエネルギーゲインが現れる嫉妬。
ヤキモチによって発生する怒りに震えるのです。その圧倒的なパワーとエネルギーは相手を恐怖させるとも言われています。高橋留美子作品のヒロインが得意とするヤキモチ。別に物理的に攻撃を受けるわけではありませんが、殺気を感じるのです。その分、愛の深さを確認出来る上級者向けであります。

巨嫉妬
「神様ドォルズ」の詩緒と「らぶChu」の梨深。
どちらも、黒いオーラの殺気が可視できます。ゴゴゴゴと巨大な嫉妬パワーを計測。巨嫉妬の中にもある程度段階分けがあります。同じランクでも「幽遊白書」の戸愚呂(弟)B級上、飛B級中によろしく、巨嫉妬怒と巨嫉妬笑などと分類分け出来ます。どこで分けるかは表情です。
つまり、怒った顔して黒いオーラを放つか、笑顔で黒いオーラを放つか。個人的にはニッコリ笑顔で殺気を放ってきた方が怖いです。ちなみに、巨嫉妬まで行くと爆発寸前であり、7割~8割方はそのまま爆発します。
・爆嫉妬
文字通りヤキモチエネギーゲイン爆発する嫉妬。
巨嫉妬までいけば、だいたい爆嫉妬に繋がります。ヤキモチパワーを極限まで高めて爆発し対象者をボッコボコにしてしまいます。ある者は、バッドで撲殺しようとしたり、ある者はハンマーで叩きつぶし、ある者はシャイニングウィザードを決め、ある者は車田漫画のように空へぶっ飛ばします。あ、たまに包丁でブスリという事もあります。まさに命懸け。

爆嫉妬
「うる星やつら」のラムなど爆嫉妬の申し子。
しょっちゅう電撃をかましてヤキモチを焼きまくります。このように肉体的に大ダメージを受ける、ヤキモチが爆発する爆嫉妬。Mにはたまりません。諸星あたるクラスの達人はわざと嫉妬させて電撃を食らうようになります。
このように、大きく分けてヤキモチは、貧嫉妬、微嫉妬、美嫉妬、巨嫉妬、爆嫉妬の5段階に分類可能。この5つを全て使いこなすと嫉妬マスターとなるのです。「めぞん一刻」の響子さんは、貧嫉妬から入って徐々に嫉妬レベルを上げていき、全ての嫉妬を完璧に使いこなしました。
そんで、「戦国ARMORS」のお長の嫉妬と言えば…。

お長の嫉妬
いきなり、巨嫉妬と爆嫉妬だー!!
2話目で高レベルの嫉妬をしやがりました。これでは、響子さんのように全ての嫉妬を使いこなす嫉妬マスターは無理です。こういうのは、小さな嫉妬から徐々に段階を上げるのが定説。
だがしかしである。
かの「スクラン」の沢近はいきなりシャイニングウィザードという大技から入りました。爆嫉妬を初手で打ったのに、そこから嫉妬の段階を落としていき、これまた全てのヤキモチを使いこなし嫉妬マスターとなったのです。
お長は、これからも様々な嫉妬を見せてくれるはず。
ヤキモチ焼きキャラとして中々の逸材ですよ。こいつは、今後が楽しみってものじゃないですか。しかしミニスカは良いのう。この安土桃山時代ならパンツなんてないでしょうから、やっぱりフンドシなんでしょうか。ムッハー!
CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu! (1) (ファミ通クリアコミックス)
posted with amazlet at 11.03.15
杜講一郎 佐倉乎美
エンターブレイン
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