3月の漫画を振り返りましょうか。


10位「シトラス(1)

シトラス 1 (マーガレットコミックス)
香魚子
集英社 (2011-03-25)

香魚子先生の描くオリジナル作品のダークというか暗い雰囲気がなんというか心に刺さるんですよ。ゾクゾクするような闇が内面にあるというか。というわけで初(?)長期連載の「シトラス」1巻が発売されました。

主人公の少女がいかにもな少女漫画の少女に驚愕。丸っぽくて可愛いだと…。作中に何度か暗く沈む事もあるものの、前向きで頑張る姿がなんとも。ぶっちゃけ、死んだ魚のような目を期待してたからビックリですよ。しかし、東京からやって来た転校生を見て安心しました。

2
転校生

この生きてるんだか死んでるんだかという生気のない目。これですよ!しまった、主人公を間違えた…というか様々な人物にスポットが当たり群像劇となっておます。今後に期待。

9位「よいこの黙示録(1)

よいこの黙示録(1) (イブニングKC)
青山 景
講談社 (2011-03-23)

森ユリカを教祖にして、このクラスに宗教を興す

ある小学校のクラスに宗教を作るという話。これが実に理にかなったやり方を実施しており、納得の面白さです
一つ残念なのはエロ要員が主人公の女教師のみという点。森ユリカも黒髪ロング可愛いし、エロ要員が女教師1人というのはもったいないですよ!このクラスには篠崎桃華という高飛車の金髪ツインテール娘がおり、彼女がグンバツに可愛い。

3
篠崎桃華

篠崎桃華のパンツを見たいと心の底から叫びたいのです。
でも、本編は本当に面白くて、人心掌握的な観点で宗教ってこうやって起こすんだと納得させられます。
関連、「よいこの黙示録」迷える子羊を救おうじゃないか

8位「そんな未来はウソである(1)

そんな未来はウソである(1) (KCデラックス)
桜場 コハル
講談社 (2011-03-04)

僕は桜場コハル先生が描く女の子が大好きなんです。可愛いんです。ホッコリするんです。スッキリしてるんです(背景的な意味で)。安心するんですよね、アホな娘を見ると。白石マドカのアホな娘っぷりはストライクど真中なんですよ!

4
白石マドカ

白石マドカのパンツを見たいと心の底から叫びたいのです。
関連、「みなみけ」「そんな未来はウソである」桜場コハル先生強化月すぎる!

7位「360゜マテリアル(3)


少女漫画の法則として、主人公の友達がクソ可愛いという法則があるわけですが、「360°マテリアル」も美桜の友達2人が超可愛い!

5
友人2人

この2人にスポットが当たって俺歓喜!
ラブがコメる展開をして貰いたいものです。メインの話も、丸井がアテ馬にクラスチャンジして益々盛り上がってきました。
関連、「360°マテリアル」人はそれをごっつあんゴールと呼ぶ

6位「吐息と稲妻」、「他人暮らし


他人暮らし (クイーンズコミックス)
谷川 史子
集英社 (2011-03-15)

谷川史子先生の短編集が2冊同時発売とか、こんな嬉しい事はない!どの話も珠玉の出来なのですが、個人的には「告白物語」が一番好きです。

ハッピーエンド至上主義という事もあるんですが、家族愛をメインにしつつラブがコメる展開がマーベラス極まり。何て事ない普通の人の特別な感情を描くのが本当に上手い!
関連、「吐息の稲妻」「他人暮らし」谷川史子先生といえばラブ&スマイル

5位「アラタカンガタリ~革神語~(10)


ここ最近の「アラタカンガタリ」の面白さは留まる事がありません。全てはミクサですよ。男だと思ってたら女の子だったという展開は大好物なんですが、ミクサの戦闘能力は抜群です。「うる星」の竜之介から続くサンデー信頼と実績と伝統の男装っ娘

さらに面白さに拍車がかかったのは、革が日輪ノ大王という事で、その大王には伴侶となるよう定められた「運命の娘」がいるという設定が出来たこと。これによって、既存の話に加えてラブがコメる展開が急速に発展して俺の心の小宇宙(コスモ)が爆発するってもの。順調にハーレム展開に進んでいる!

革とミクサのフラグが順調に立つ事でイチイチ嫉妬するコトハがクソ可愛い。あと、水浴びするコトハが素晴らしいって。

1
コトハ

ロリ娘というポジションをラミに奪われるも、ヤキモチ焼きっ娘に華麗に転身しメインヒロインの座をキープ。しかし、エロいですね。最近のサンデーはあらいきよこ先生を召喚するなど少女漫画家起用がありますけど、渡瀬悠宇先生がサンデー連載ってどうなんよと思いましたが、サンデー読者の約8割に向けてのエロスは素晴らしい。少年誌様に作風を変えたと思ったけど、「ふしぎ遊戯」の頃からエロかったよね。

4位「AKB49~恋愛禁止条例~(2)


熱すぎる!
男の娘とかAKB48漫画とか女の子が可愛いとか色々と注目すべき点は多いですが、何よりも超熱い熱血をストレートで突き進むのです。

初公演でのアクシデントが起ころうとも、根性のみで乗り越える様は燃えまくるってもの。ぶっちゃけ、現実は努力しても報われない事が多々あります。だからこそ、漫画の中だけでも努力のみの一点突破で活路を見出す展開には震えるし嬉しい。努力、根性、ど根性ですよ!
関連、「AKB49~恋愛禁止条例~」努力、根性、ど根性

3位「ナナとカオル(6)

ナナとカオル 6 (ジェッツコミックス)
甘詰 留太
白泉社 (2011-03-29)

エロすぎて困る。
本番なしの寸止めなのに、圧倒的にエロい。息抜きという名のSMプレイをするナナとカオルは、抜くのは息だけじゃなく違う物が抜けちゃうよね。

とはいえ、超エロ展開の息抜きとはうって変わって、2人が心情的にラブでコメれば初々しいという。このギャップが最高ってもの。そんなわけで「ナナとカオル」は素晴らしいエロと純情さのハーモニーなんですが、6巻では挿入しちゃうんです。

挿入(いれ)ちゃうんですよ!

8
挿入

座薬を!
ナナが風邪を引いて熱を出してしまい、座薬を入れるという展開なんですが、これがクソエロすぎて俺の下半身がたぎりまくるって話ですよ!

2位「B型H系(9)

B型H系 9 (ヤングジャンプコミックス)
さんり ようこ
集英社 (2011-03-19)

「B型H系」がついに完結。
本当に良い漫画でした。本当に良い漫画でした(大事な事なんで2回言いました)。始めは、処女を捨てるには丁度良いって感じで小須田にアプローチした山田。それが何時の間にか本気で恋をしてしまい、見事なラブコメ展開に突入。

必死になっているのを隠そうと必死だった山田が素直になれた時の俺の頬は緩みまくってニヤニヤしまくるのです。青春と性春が入り混じった高校生の物語もこれにて完結。マーベラスでしたよぉぉ!
関連、「B型H系」は永遠に不滅です!

1位「宇宙兄弟(13)

宇宙兄弟(13) (モーニングKC)
小山 宙哉
講談社 (2011-03-23)

It's a piece of cake

直訳すれば「ケーキ一切れ分」。違う意味もあるんです。幼き日に、ムッタがシャロンに「いざという時、役にも立たないダメ人間です」を英語でなんていうか聞いた時の教わった文章。本当の意味は"楽勝だよ"。

シャロンの「覚悟はいい?」のメールの返信に使った文。震えたわ。何よりも、私はムッタが正式に宇宙飛行士になった事に全身から鳥肌が立って、脳から汁が出て、興奮が最高潮に達したのである。

覚えてますか。JAXAに日本人の歴代宇宙飛行士の写真が並ぶ中に日々人の写真が飾られていたのをムッタが確認した事を…。

6
ムッタはかつて…(1巻6話)

…まだ空いてるみたいだな。お前の隣。
次は日々人の隣に…誰かが…
やっぱりそうだよなあ…せっかくここまで来たんだもんなあ
弟の隣に兄がいなくてどうすんだよなあ

ここは俺の場所だ―!!

7
日々人に続く日本人宇宙飛行士はムッタ(13巻129話)

魂が震えた!!
日々人の隣の写真に並びたい…そんな無謀で淡い夢を密かに思い、ツバをつけたいたムッタ。本当に並びやがった!うおぉぉぉ、死ぬほど興奮した。ギャグのような半笑いの写真。それでも、日々人の隣に飾られた写真は宝石のように輝いていた!

兄とは常に、弟の先を行ってなければならない…そう幼き日から思っていたものの、現実は全て弟に先を行かれる。それでも…、と。

道なき道へ行こう
そこに、俺にとって一番の金ピカがあるのだ