ノミノ
ノミノ
posted with amazlet at 11.04.08
宇仁田 ゆみ
白泉社

「楽園 Le Paradis」の眼鏡っ娘率は異常!
ここに、一つの眼鏡っ娘漫画が登場。宇仁田ゆみ先生の短編2作と表題作を収録した「ノミノ」。

いわゆる幼馴染ものです。高校生の男女の幼馴染の関係は友達以上恋人未満という鉄の掟があるんですが、「ノミノ」もまさにそれ。そして、子供の頃に結婚の約束までしいるなら完璧な幼馴染の関係であると言えます。そんな「ノミノ」は、友達以上恋人未満の関係から始まり、付き合い、そして…というもの。グッド!良い幼馴染です。

さて、下町を舞台にしたり、埼玉を舞台にしたり、大阪を舞台にしたり…と、その漫画の舞台となっている場所は様々です。京都を舞台…となると私は真っ先に思い浮かべるのは「からん」だったりします。


京都のお嬢様学校を舞台にした女子柔道巨編…え、来月終わるの?うそだろ…。で、京都の町並みとか独特の会話など、へぇこれが京都かと関心したりするのですが、ここにまた一つ京都を舞台にした漫画が登場しました。

京都発!恋する中学生が贈る変身少女ラブコメディ!
こんこん、恋せよ京乙女!

いなり、こんこん、恋いろは。 (1) (角川コミックス・エース 326-1)
よしだ もろへ
角川書店(角川グループパブリッシング)

その名も「いなり、こんこん、恋いろは。」
これはラブよりコメディ色が強めですが、素晴らしい。恋する京乙女最強です。ノーマークだったんですが、フラン☆Skinさんにお勧めされて私のハートを鷲掴み。煩悩寺ことフラン邸で、ヤングエースの最新話まで一気読みしてすっかりハマってしまいました。

公式サイトの説明は以下の通り。

京都伏見に暮らす女子中学生・伏見いなりは、片想いの男の子に想いを伝えられない内気で少しおバカな女の子。ひょんなことから変身能力を手に入れたいなりの、京都を舞台に繰り広げる波乱万丈恋模様!?

まず、主人公・伏見いなりが花マル元気印に活き活きとしており、ハツラツ元気っ娘可愛いのです。また「少しおバカな女の子」となってますが、少しどころかかなりのドジっ娘でアホな子です。でも、持ち前の元気さが一番の魅力。

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伏見いなり

表情だけに留まらず体全体を使った元気なリアクションがテンション高そうで本当に楽しそう。いなりは元気な笑顔が似合う。そんないなりですが、ちょっとアホな娘属性を発揮しまくって沈んでしまうのです。

意中の相手、丹波橋紅司をズボンズリ下げてパンツ丸出しにさせるなど失態をしてしまい、トドメと言わんばかりに丹波が学校のアイドル・墨染朱美に見とれたり、校舎裏で会っている様子を目撃して意気消沈。元気っ娘がどんより暗く沈んでしまいました。

そして、落ち込んでいたいなりの目の前に、伊奈里神社の神様・うか様(宇迦之御魂神)が現れ1つだけ願いを叶えてくれると言うのです。いなりが願った事は、意中の丹波の特別になりたいという思いから…。

ギャルのパンティおくれ」…じゃなくて、「黒染さんになりたい」、と口にしていたのです。目覚めたいなりは本当に黒染さんになっておりビックリ仰天。

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黒染さんになってたー

黒染さんになっていたのです。
何とか元の姿に戻っれた上に、いなりは別人に変身する能力を手にしたのでした。いわゆる魔女っ娘のルーツを辿ると辿り着くのは「ひみつのアッコちゃん」。

「テクマク・マヤコン・テクマク・マヤコン○○にな~れ」ですよ。
アッコちゃんは、変身して戦う魔女っ娘達のお母さんみたいなものです。別人に変身するという設定は個人的に大好きなジャンル。「ひみつのアッコちゃん」に始まり、「姫ちゃんのリボン」とか「テニスの王子様」とか。

そんなこんなで変身能力を身につけ、丹波と黒染の関係も誤解と判明し、ここからいなりの恋の奮闘記が始まるというのです。

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いなりの恋愛奮闘記に胸熱

また特筆すべきは、恋愛パートとコメディパートとシリアスパートのメリハリの上で構築してまとまる話の転がしかたと、そこからの続け方

つまり、1話1話が非常に完成度高くて1話完結ものとして良く出来ている上に、次への引っ張りが非常に上手いのです。基本的に1話完結として上手に終わっている上に、ラストの2~3ページで次への引きとなっています。単行本でまとめ読みしても雑誌掲載ペースで読んでも非常に楽しめます。

何よりも、やっぱりいなりのラブがコメる展開が楽しみってものですよ。いなりはお笑い芸人もビックリの体全体を使ったリアクションをするんですが、個人的に気になった点は良く抱きつく事。いなりは、甘える時でも、嬉しい時でも抱きつきます。

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いなりは抱きつき星人だ

嬉しいにしろ困ったにしろ、感情が高ぶった時に抱きついてしまうのが特徴。どうも、いなりが抱きつく対象というのは仲が良いというか、気が許せる相手のようです。兄にしろ、うか様にしろ…。

つまる所、いなりが気兼ねなく丹波に抱きつけば、ラブコメとしては一つのターニングポイントとなりそうな感じ。1度だけ、抱きつくまではいきませんがそれに近い展開もありました。

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そっと優しき抱く

あててんのよである。
まあ本当はこの時、丹波の男友達に変身していたの絵ヅラ的にはとってもBL臭漂うものだったのですが、本当の姿でいなりが丹波に抱きつけば…夢と希望と浪漫が溢れるってものじゃないですか。あててんのよ的に。

女の子に乳を当てられて反応しない男の子なんていないよー!
抱きつくという特性のいなりが実の姿で丹波に抱きつけば、絶対にラブがコメる。しかし、ここで一つ大きな問題が…。

例えば、うか様は神様とは思えない俗っぽさと、いなりの兄とフラグが立ちそうで注目です。最大のキモはうか様の乳の大きさ

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うか様

ええ乳しとるのー
さすが上位の神様ですよ。神々しい程の乳です。
このうか様の乳に対比するかのように、いなりはサービスシーンという名の入浴シーンがあります。いなりの乳はといえば…。

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いなりの乳

ない乳を通り越して完全に無乳である。
事実、丹波に陥落ちた中学入学式の日におんぶという一大イベントをしていながら、まったく背中に当たる乳に気付いていませんでした。

「いなり、こんこん、恋いろは。」は無乳娘があててんのよをして気付かれない悲しき物語なのです(違います)。とはいえ、いろははぶかぶかにセーラー服を着てるんで乳が成長するという可能性も捨てきれません。

まあ、何にしても今後が非常に注目でお勧めです。
話のストックが多いようで、2巻も5月2日と直ぐに発売されるので要チェックや!

いなり、こんこん、恋いろは。 (1) (角川コミックス・エース 326-1)
よしだ もろへ
角川書店(角川グループパブリッシング)

いなり、こんこん、恋いろは。(2) (カドカワコミックスA)
よしだもろへ
角川書店発行/角川グループパブリッシング発売