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タアモ先生初長期連載「たいようのいえ」が素晴らしい件
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2010年09月14日
1話がデザートに掲載された時にも紹介しましたが、タアモ先生の新作「たいようのいえ」の1巻が発売されました。タアモ作品に「1巻」と付くのは初めて、つまりタアモ先生初のオリジナル長期連載なのです。そして、これが素晴らしいという!
まず、タアモ作品の最大の魅力は女の子が可愛い事です。少女漫画的に可愛いというのもあるのですが、何よりも萌えるのです。まあ、ようするにオタク受けする可愛らしさなのです。今作のヒロイン真魚の可愛さがどツボに嵌りまくりです。
真魚
少女漫画では珍しく頭身低くて顔が大きめ。何でも影響を受けた漫画家が鳥山明先生だと言うのですから、俺にフィットするというのは納得です。以前にはアニメっぽい絵柄という話題で以下のようにインタビューされていました。
アニメはあまり見ないんですが。影響を受けたのは鳥山明先生なんです。初期の絵の模写をずっとしてました。実は耳の中の描き方なんて今でも鳥山明先生の真似です。 |
で、この「たいようのいえ」は内容も私の心を鷲掴みにするのだから侮れません。どういった内容なのかと言えば、幼馴染ものですよ奥さん!
デザート公式サイトによると「たいようのいえ」は以下のように説明されています。
子供の頃、むかいの基(ひろ)の家に入りびたっていた真魚(まお)。その家に行くと必ず元気になれたから。数年後…父の再婚で家に居場所がなくなった真魚は、両親を亡くして以来、独りで家を守る基の家に住まわせてもらうことになったけれど…!?年の差幼なじみ2人の明るく切ないラブストーリー!! |
設定だけでご飯3杯いけるでー!
幼馴染というキーワードだけで胸が熱くなってしまうのも事実なのです。最初はファミリーもので家族愛に照準が当てられたのかとも思いましたが、それだけではなかったので一安心です。
つまり、スーパーニヤニヤタイムが待っているのです。家族と上手くいかずに、幼馴染の基の家に転がり込んでからの真魚のラブがラブり出す展開には、頬を全力で緩めてニヤニヤするのみなのです。
ラブがラブり出す
うっひょー!(←悶絶してる)
やっぱりタアモ先生の描く女の子は赤面してなんぼやでー!真魚が基を意識し始めてからのニヤニヤ展開はとんでもない戦闘能力を発揮します。
幼馴染で兄のように慕っていたのがラブでラブり出すまでの流れは完璧です。「絶望先生」の木津千里も納得のきっちりとしたラブり具合ですよ!一緒に住むようになって、お風呂を先に入るか後に入るか決めて「幼馴染で兄ちゃんみたいなもんだから恥ずかしることないのかな。むしろお母さんみたいだし」とか1人でゴロゴロと布団で転がっている真魚の可愛さがヤバイ。めがっさ可愛いのです。
めがっさ可愛い
「そっかお母さんって、ちょっときゅんとするものなのか」
うっぴょー!(←悶絶して部屋をゴロゴロしてる)
真魚は幼馴染のお兄ちゃん的立場の基に胸がきゅんとしているものの、まだ保護者という認識。この恋に落ちるまでの内面の丁寧な事、丁寧な事。そしてクラスメイトのイケメン男子(当て馬)に「好きな奴いる?」と聞かれて好きな人なんて考えた事もなかった真魚が初めて好きな人を考え出し、アテ馬くんは真魚の相談に「なんか恋愛みてーだな」とか墓穴を掘るアドバイスをしまくって真魚は気付いてしまうのです!
何がって?恋心にですよ!
恋心
「私、基のことが好きだし…!」
あじゃぱー!(←壊れた)
当て馬くんと一緒のとこを見られて冷やかされて…、どうしようって時ですよ。松本に相談しようか、でもたぶん冷やかされるから止めとこって感じで、勢いで告白しちゃうの図。そりゃ、B'zの稲葉さんも上半身裸で手を叩くっちゅーねん。恋心恐そるべきですよ!なんと言っても恋愛感情なかった相手に意識し始めた瞬間こそ、タアモ先生の真骨頂が発揮してひたすら悶絶するのみなのです。
まあ、そんな感じでニヤニヤ方面び関して十分満足です。あと面白いのは「たいようのいえ」は、1話と3話は真魚の視点、2話と4話は基の視点で物語が綴られているのが面白いですね。
基の視点でも描かれる
タアモ先生は以前から「私は男の子視線で描くのが好きなんです」と述べていました。なんでも男の視点だと女の子可愛いーって感じで描けてテンションが上がるとか。で、「たいようのいえ」では真魚視点、基視点で1話ずつ交代で描かれるわけで。男視点、複数視点は前から構想があったようです。
ギャップカップルすごく好きです。年の差も好きですね。コブ付きのおっさんとか。あとは、構成が変わっている作品が好きなので描きたくなります。複数の視点で描くとかいつかやってみたいです。 |
どうやら「やいようのいえ」の真魚と基が1話ごとに視点を変えて、主人公入れ替わりをしているのは昔からやりたかった事のようです。
また年の差カップル好きとおっしゃっていたように、真魚は17歳の女子高生で基は23歳の社会人で、同年代同士の恋愛ではありません。思い出すのは珠玉の短編集「吾輩は嫁である。(AA)」なのです。
これも年の差カップルといいか半ば保護者的なようでいて、それでもニヤニヤ展開を迎える素晴らしい話しでした。「たいようのいえ」も、こういう超絶ニヤニヤ展開を期待してしまうもの。
今のとこ「たいようのいえ」は真魚は陥落ちてますが、基はどうなのだと。なまじ基視点でも描かれてしまっているので恋愛感情が無さそうなのが丸分かりなので、今後の展開に期待したいところ。保護者から恋愛感情というのは、かの超名作「世界でいちばんNGな恋(AA)」はマーベラスでした。30近いダメ男と中学○という年の差で保護者から恋愛対象への変化は至高のものです。
特にCMであったキャッチフレーズ「僕らは何も間違ったことなんかしてない。ただ、いけないことをしているだけだ」は、私の生涯の辞世の句となりました。つまり、23歳と17歳なんて大したことないから、さっさと基は小宇宙を爆発させろよ!何が妹としてしか見てなかっただよ!心の扉を開くのはまだか。
で、キモといえば黒ストッキングなのは言うまでもありません。私は黒パンストは足コキする為に発明されたものと勝手に決めていました。しかし、考えを改めないといけません。女子高生の黒ストはそれだけで十分戦力となるのです。
黒スト
後書きで制服をブレザーにしたけど、セーラー服も好きだと暴露するついでにタイツも好きだとコメントされていました。ツンデレ系幼馴染の真魚は1巻の段階で嫌という程見せつけられました。特に黒タイツの素晴らしさに改めて気付かせて頂いた事には讃辞を送りたいものです。あと基の家に帰ったら「ただいま」という真魚の心情を考えると胸熱です、
そういえば予告バージョンと制服が変わっていますが、私はどれでもかまいません。
予告バージョン
まあ、結論として真魚はツンデレ可愛い上に、黒タイツがとっても似合うという事に落ちつきました。まさに驚異のニヤニヤ展開です。これは2巻も楽しみというもの。こいつはお勧めですよ!