今なお、これを越えるゲームはないと断言できる「タクティクス・オウガ」。PSPでリメイクされるとなったら、私が音信不通になるってものです。いよいよアマゾンでも予約受付が開始されました。11月10日についに出る「タクティクス・オウガ 運命の輪」。
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さて、ラブコメを読んで思わず頬を緩めてニヤニヤするのが至福と感じる諸兄。お待たせしました。ついに「はつきあい」の単行本が発売されました。破壊力ピカ一です。


はじめてのお付き合いをテーマにして「はつきあい」です。この恥ずかしさとこそばゆさは、ただのラブコメじゃありません。生死を彷徨う程の破壊力です。だだ甘な展開に、部屋中ごろごろ転げまわる事は請け合いです。

カザマアヤミ先生といえば「ちょこっとヒメ」が代表作でしょうが、隠れた逸材である「なきむしステップ」と「ボクの創る世界」があります。


甘々にラブでコメった「なきむすステップ」とほんのり青春のピュアラブストーリーで1話完結オムニバス「ボクの創る世界」が見事に合体したような感じ。男たるもの、手が触れただけで甘酸っぱくも気まずい雰囲気になりたい、目が合うだけで即座に目を離してお互いが赤面したい。

余談ですが、「ボクの創る世界」はラブでコメる展開は隠れたニヤニヤ製造機です。

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ニヤニヤ製造機

で、「はつきはい」は限界値突破のニヤニヤどころか悶絶製造機。1、2話収録の「ユルライン」からして萌え死ぬ寸前です。そもそも「ユルライン」は去年のコミティアで出していたカザマアヤミ先生の同人誌を描き直したもので、同人誌「ユルライン」があまりにニヤニヤすぎて皆で買いに走るという事件が起こりました。あれから1年でコミックが出るというものは感慨深いものがあります。

で、この「ユルライン」改めて読めば滅茶苦茶良いのです。ニヤニヤしまくって何度も悶絶する威力。バーサーカーをきっちり12回殺せるぐらいの破壊力です。全て悶絶死。前後半に別れていますが、後半のヤバさはとんでもないです。特盛りですつゆだくです

MISSION 1、はじめてキスをせよ!
いまいち何を考えているのか分からない表情を変えないクールビューティーの彼女と初キスをするという話なのですが、なかなか実行に移せません。そんな折に彼女が、どういうわけか糸電話を作って部屋をまたいで糸電話で会話を始めます。糸電話の会話で気をよくして「それだけでいいや…」とキスをする事を諦めかけた時に世界がひっくり返るのです。

キスして

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世界がひっくり返る

ウヴォアァァァァァァ!?(悶絶してる)

無表情系のクールビューティーが初めて甘える言葉が「キスして」ですよ。「はつあまえ」がキスして欲しいですよ。みなぎってきたー!部屋へ行けば、糸電話かかえてペタンと座って大赤面!"糸電話"と"美少女"というシニカルな組み合わせが、赤面をプラスするとコミカルな感じになるから、あら不思議。めっさ可愛い

その後の展開で悶絶しまくり、まじで三途の川が見えました。そしてオマケ漫画で死にました!彼女が側の視点で描かれたものなんですが、めちゃくちゃニヤニヤするというもの、いやもうくちゃくちゃニヤニヤするこの悶絶死は無駄ではない。シャア少佐に「残念ながら、ザクには大気圏を突破できる能力はないのだ。しかしクラウン、無駄死にではないぞ!」と言われながら、どう見ても無駄死にしたクラウンと違って無駄死にではない。

まさか1発目からしてこの破壊力だと…。はじめてのお付き合いの威力は五倍以上のエネルギーゲインがあります。しかし、3話の「雪の日の手のひら」は、これすら凌駕してしまうとう。

・MISSION 2、はじめて手を繋げ!
初めて手を繋ぐというカップルの話。やはりはじめて手を繋ぐというのはニヤニヤ必死の王道展開であり、最も重要な要素でもあります。なかなか手を繋ぐ行動を起こせない中で、勇気を出して手を繋いだ時、沢井(3話の主人公)は確かに勇者となったのです。

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勇者の行動

これだけでガッツポーズものなのに、真の力を発揮するのはここからでした。どんな相手にも「まだまだだね」とのたまう越前リョーマのごとく、まだまだでした。関係ないけど、リョーマは明らかに苦戦しまくってるくせに「まだまだだね」と言うのはどうかと思います。

そして初めて手を繋いだら、彼女もまた大赤面ですよ!

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手を繋がれて

彼女も恥ずかしがって赤面、というか彼女は手を繋いでもたいたかったと後に判明。あーもう!(キーボードを叩きつけた)。

さらに、初めての手を繋ぐ「はつてつなぎ」は、視線が合って両者逸らす事にはじまって胸キョン死確実なもの。手を繋ぐって素晴らしいな!両者の初々しい行動は感動的です。はじめてクララが立った時以上の感動です。

また、悶絶する威力は他よりも弱いのですが「上諏訪」も外せません。私は信州出身なので諏訪といえば、馴染み深いもので、今までの人生で一度も行った事がありません

諏訪とか関係なしに、ヒロインがビジュアル的にぶっちぎりで可愛いのです。

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3話のヒロインはぶっちぎりで可愛い

服は脱がしても靴下は脱がすな!! たとえ、お天道様が西から昇ることがあろうとも!! 絶対絶対これは萌え業界の鉄則…と言われるように、靴下は脱がしてはいけないという常識がありました。しかし、考え方を改めないといけません。セーラー服に素足には無限の可能性が広がっていました。

さらにツンデレ委員長に、クールビューティーを越えるドライアイアス女の赤面も素晴らしいの一言。もはや、初々しいラブコメの殿堂入りといってもいいでしょう。

はじめて付き合い出すというのは、最もニヤニヤ指数が高まる時なのです。男女ともに勇気を出して一歩踏み出して行動するのは感動的。なんというか勇気を貰えます。よーし、パパ勇気出して行動しちゃうぞ。って、相手がいないや。わふー!