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「はつきあい」はじめてのお付き合いに悶絶必至
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2011年05月22日
ラブコメ史4000年―――
幾万、幾十万もの読者が
己の思い描くラブがコメる展開を見て悶絶した
ある者は糸電話で頬を緩め
ある者ははじめての手繋ぎに身悶え
ある者は付き合い出して2年のカップルの初々しさに陥落
そして―――
今ここに―――
そのいずれにも揺さぶられし、完全を成した奇跡が存在する。
「はつきあい」2巻が発売されました。これが一応最終巻。
はじめての交際で「はつきあい」をテーマにした初々しいカップルのオムニバスものなのですが、これが北斗神拳の如く僕の秘孔を突いてきやがって悶絶するっちゅー話です。オビに「…キュン。」と書かれていますが、そんな生半可なものではありません。既に私の許容範囲を完全に超えて、脳髄を揺さぶる刺激とパッションがあり頭がどうかなりそうでした。頭が痛い…(意訳、ラブコメ萌えで悶絶して部屋中ゴロゴロ転げまわったら頭ぶつけた)。
というわけで、2巻は1巻以上の破壊力を秘めているってものですよ。2巻の発売を心待ちにしていたのですが、なかなか発売されずヤキモキしていましたが、この度ようやく発売されてこんな嬉しい事はない。
8結び「紅白名前合戦」は、はじめて下の名前で呼ぶカップルの話なのですが、かなり危険です(ニヤニヤ的な意味で)。付き合い始めて5ヶ月のカップルがお互いを名前で呼び合おうとするのですが、恥ずかしさ全開でなかなか実行に移せません。いざ呼ぼうとしても「へっぷち」とクシャミが出てたり、途中で「にゃ…っ」と舌を噛んだり…って、なんだこのコント。
そんな中でもようやく彼女に下の名前を呼ばれたら、「聞こえない…からもう一回言って…」とリテイクかましながら両者大赤面ですよ!

リテイク

いやはや、ほぼイキかけました。
小っ恥ずかしい展開に、読んでるこっちまで恥ずかしくなってしまうというもの。赤面を制するものがラブコメを制すると言われていますが(僕が言ってます)、「はつきあい」の赤面っぷりの威力は半端ない。悶絶して部屋をゴロゴロと転げ回る。頭ぶつけた。
甘酸っぱく恥ずかしくてくすぐったい。
何よりも仕草とかコミュニケーションが私の秘孔を突く。「紅白名前合戦」の彼女・紅林咲霧は名前を呼ぶのが恥ずかしくて、いざ呼べば後ろから抱きついてあててんのよをするもプルプルと震えだす程の照れ照れっぷり。

ぷるぷる
くぁwせdrftgyふじこlp(←悶絶してます)
凄く勇気が言った事が分かります。この赤面ぷるぷるあててんのよっぷりは私の心を鷲掴みにしやがります。というのも、この悶絶必至の咲霧の赤面と仕草は読者しか分からない仕様。カザマアヤミ先生って、読者にだけ分かる視点が凄く上手いのです。
例えば「ちょこっとヒメ」ではそれが如実。
猫の擬人化の可愛さが胸熱なのですが、擬人化した姿は読者にだけしか分かりません。

ちょこっとヒメ
登場人物の人間には、ただの猫にしか見えていません。しかし、読者には可愛らしい擬人化した猫が見えています。読者だけが分かりニヤニヤする。「はつきあい」って基本的に少年の目線で話が進むのですが、ごく稀に女の子の目線で語られる時もあり、読者だけが分かりニヤニヤに拍車がかかります。
14結び「はつきあいごっこ」では、腐女子・南文香が最後に自分の感情を吐露するんですが、これが最高にニヤニヤするって話。「はつきあい」の単行本1巻が置いてあってはつきあいごっこをする事になり、少年がハワハワする話なのですけど、最後に視点が入れ替わってヒロインの視点に。読者だけが分かるヒロインの本当の気持ち。

読者だけが分かる
「あんな風に触らせたり近づいたり、いくらごっこでも何とも思ってない人に許すわけないじゃないの。もうっ。い、いけない私は攻!攻なんだから!もうっ!」
最初から狙っていた事が判明。ちなみに「もうっ」がポイントです。自分はBL的には攻だからと言い聞かせるも一人で小っ恥ずかしくなって大赤面とか。もちろん「もう」がポイントです。
視点が変わったといえば12結び「無期限彼女」は、1巻収録の6、7結び「限定彼女」の続編で、主人公が少年からヒロインに変わっています。けっこうクール系だった莉乃が1人でゴロゴロとハワハワ恥ずかしがる仕草は半端ない。
初めてメールを送る話なのですが、これがひたすらニヤニヤするのみという。以前にも語りましたが初めてのメールというのは近年のラブコメにおいて重要な要素でありラブコメ的に凄く美味しいのです。以下のような胸きゅん展開が期待されます。
1、メールをなかなか遅れない様子
2、メールを送った時の仕草
3、メールの返信を待つ様子
はじめてのメールは3度美味しい!
そして、莉乃のはじめてのメールの仕草は全て完璧であったといえます。100点満点です。はじめてのメールの小っ恥ずかしさと甘さとくすぐったさ。さらに2通目のメールを送った時こそビッグバン級の破壊力を生み出しました。

2通目のメール
メールを送った後に倒れ込んでドキドキと赤面しながら携帯を抱きかかえるとか。うっひょー!はじめてのメールは2通目も美味しいな!
そして個人的に「はつきあい」のベスト1を決めるならば9結び「遅咲きの白い花」を上げるところ。主人公は珍しく社会人の27歳と三十路近いおっさんです。「リカってば!(AA)」のように、いい年した大人が中学生ような初々しい純愛を繰り広げるわけで、そんでもって私はいい年した社会人のピュアラブコメが大好きであり全力で食いつく所存。

市ヶ谷さん
大人なのでちょっと背伸びをしようとするも上手くいかない両者のラブコメっぷりがマーベラス。というか、ヒロインの市ヶ谷さんが可愛すぎる。
「はつきあい」ってちょっとした事にスポットを当てて一大事になるのがグッドなんですよ。声が聞きたい、電話したい、手を繋ぎたい、名前で呼びたい…と、それだけの事に2人がいっぱいいっぱいになる様子をニヤニヤと楽しむのです。そして、少しずつ恋愛のステップアップをしてくのですが、その第一歩を踏み出すのが俺の琴線に触れる。勇気を振り絞る一歩が凄く良く、「遅咲きの白い花」の勇気ある一歩は胸が熱くなる。何よりも市谷さんが可愛い。

市ヶ谷さん
スカートが似合ってて可愛いと褒められ、誰の事か分からずきょろきょろし、時間差で自分が褒められたと気付き大赤面でござるの巻き。わずか3コマで私は撃沈である。
「はつきあい」には悶絶ニヤニヤラブコメの真髄を見たぜ。カザマアヤミ先生は、今月のガンガンJOKERから始める新連載が新しい"はつきあい"と銘打たれる「ひとりみ葉月さんと。」に凄く期待したいところ。
関連
・「はつきあい」悶絶して死んだ
・「ヤマカム」管理人・山田のおすすめ「ラブコメ」マンガ3選
幾万、幾十万もの読者が
己の思い描くラブがコメる展開を見て悶絶した
ある者は糸電話で頬を緩め
ある者ははじめての手繋ぎに身悶え
ある者は付き合い出して2年のカップルの初々しさに陥落
そして―――
今ここに―――
そのいずれにも揺さぶられし、完全を成した奇跡が存在する。


「はつきあい」2巻が発売されました。これが一応最終巻。
はじめての交際で「はつきあい」をテーマにした初々しいカップルのオムニバスものなのですが、これが北斗神拳の如く僕の秘孔を突いてきやがって悶絶するっちゅー話です。オビに「…キュン。」と書かれていますが、そんな生半可なものではありません。既に私の許容範囲を完全に超えて、脳髄を揺さぶる刺激とパッションがあり頭がどうかなりそうでした。頭が痛い…(意訳、ラブコメ萌えで悶絶して部屋中ゴロゴロ転げまわったら頭ぶつけた)。
というわけで、2巻は1巻以上の破壊力を秘めているってものですよ。2巻の発売を心待ちにしていたのですが、なかなか発売されずヤキモキしていましたが、この度ようやく発売されてこんな嬉しい事はない。
8結び「紅白名前合戦」は、はじめて下の名前で呼ぶカップルの話なのですが、かなり危険です(ニヤニヤ的な意味で)。付き合い始めて5ヶ月のカップルがお互いを名前で呼び合おうとするのですが、恥ずかしさ全開でなかなか実行に移せません。いざ呼ぼうとしても「へっぷち」とクシャミが出てたり、途中で「にゃ…っ」と舌を噛んだり…って、なんだこのコント。
そんな中でもようやく彼女に下の名前を呼ばれたら、「聞こえない…からもう一回言って…」とリテイクかましながら両者大赤面ですよ!

リテイク

いやはや、ほぼイキかけました。
小っ恥ずかしい展開に、読んでるこっちまで恥ずかしくなってしまうというもの。赤面を制するものがラブコメを制すると言われていますが(僕が言ってます)、「はつきあい」の赤面っぷりの威力は半端ない。悶絶して部屋をゴロゴロと転げ回る。頭ぶつけた。
甘酸っぱく恥ずかしくてくすぐったい。
何よりも仕草とかコミュニケーションが私の秘孔を突く。「紅白名前合戦」の彼女・紅林咲霧は名前を呼ぶのが恥ずかしくて、いざ呼べば後ろから抱きついてあててんのよをするもプルプルと震えだす程の照れ照れっぷり。

ぷるぷる
くぁwせdrftgyふじこlp(←悶絶してます)
凄く勇気が言った事が分かります。この赤面ぷるぷるあててんのよっぷりは私の心を鷲掴みにしやがります。というのも、この悶絶必至の咲霧の赤面と仕草は読者しか分からない仕様。カザマアヤミ先生って、読者にだけ分かる視点が凄く上手いのです。
例えば「ちょこっとヒメ」ではそれが如実。
猫の擬人化の可愛さが胸熱なのですが、擬人化した姿は読者にだけしか分かりません。

ちょこっとヒメ
登場人物の人間には、ただの猫にしか見えていません。しかし、読者には可愛らしい擬人化した猫が見えています。読者だけが分かりニヤニヤする。「はつきあい」って基本的に少年の目線で話が進むのですが、ごく稀に女の子の目線で語られる時もあり、読者だけが分かりニヤニヤに拍車がかかります。
14結び「はつきあいごっこ」では、腐女子・南文香が最後に自分の感情を吐露するんですが、これが最高にニヤニヤするって話。「はつきあい」の単行本1巻が置いてあってはつきあいごっこをする事になり、少年がハワハワする話なのですけど、最後に視点が入れ替わってヒロインの視点に。読者だけが分かるヒロインの本当の気持ち。

読者だけが分かる
「あんな風に触らせたり近づいたり、いくらごっこでも何とも思ってない人に許すわけないじゃないの。もうっ。い、いけない私は攻!攻なんだから!もうっ!」
最初から狙っていた事が判明。ちなみに「もうっ」がポイントです。自分はBL的には攻だからと言い聞かせるも一人で小っ恥ずかしくなって大赤面とか。もちろん「もう」がポイントです。
視点が変わったといえば12結び「無期限彼女」は、1巻収録の6、7結び「限定彼女」の続編で、主人公が少年からヒロインに変わっています。けっこうクール系だった莉乃が1人でゴロゴロとハワハワ恥ずかしがる仕草は半端ない。
初めてメールを送る話なのですが、これがひたすらニヤニヤするのみという。以前にも語りましたが初めてのメールというのは近年のラブコメにおいて重要な要素でありラブコメ的に凄く美味しいのです。以下のような胸きゅん展開が期待されます。
1、メールをなかなか遅れない様子
2、メールを送った時の仕草
3、メールの返信を待つ様子
はじめてのメールは3度美味しい!
そして、莉乃のはじめてのメールの仕草は全て完璧であったといえます。100点満点です。はじめてのメールの小っ恥ずかしさと甘さとくすぐったさ。さらに2通目のメールを送った時こそビッグバン級の破壊力を生み出しました。

2通目のメール
メールを送った後に倒れ込んでドキドキと赤面しながら携帯を抱きかかえるとか。うっひょー!はじめてのメールは2通目も美味しいな!
そして個人的に「はつきあい」のベスト1を決めるならば9結び「遅咲きの白い花」を上げるところ。主人公は珍しく社会人の27歳と三十路近いおっさんです。「リカってば!(AA)」のように、いい年した大人が中学生ような初々しい純愛を繰り広げるわけで、そんでもって私はいい年した社会人のピュアラブコメが大好きであり全力で食いつく所存。

市ヶ谷さん
大人なのでちょっと背伸びをしようとするも上手くいかない両者のラブコメっぷりがマーベラス。というか、ヒロインの市ヶ谷さんが可愛すぎる。
「はつきあい」ってちょっとした事にスポットを当てて一大事になるのがグッドなんですよ。声が聞きたい、電話したい、手を繋ぎたい、名前で呼びたい…と、それだけの事に2人がいっぱいいっぱいになる様子をニヤニヤと楽しむのです。そして、少しずつ恋愛のステップアップをしてくのですが、その第一歩を踏み出すのが俺の琴線に触れる。勇気を振り絞る一歩が凄く良く、「遅咲きの白い花」の勇気ある一歩は胸が熱くなる。何よりも市谷さんが可愛い。

市ヶ谷さん
スカートが似合ってて可愛いと褒められ、誰の事か分からずきょろきょろし、時間差で自分が褒められたと気付き大赤面でござるの巻き。わずか3コマで私は撃沈である。
「はつきあい」には悶絶ニヤニヤラブコメの真髄を見たぜ。カザマアヤミ先生は、今月のガンガンJOKERから始める新連載が新しい"はつきあい"と銘打たれる「ひとりみ葉月さんと。」に凄く期待したいところ。
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はつきあい(2)(完) (ガンガンコミックスJOKER)
posted with amazlet at 11.05.21
カザマ アヤミ
スクウェア・エニックス (2011-05-21)
スクウェア・エニックス (2011-05-21)
はつきあい 1 (ガンガンコミックスJOKER)
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カザマ アヤミ
スクウェア・エニックス (2010-08-21)
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