色々なギャルゲやエロゲのコミカライズを見てきましたが、「キミキス」のコミカライズはマーベラス!アンソロを抜かして、「キミキス」の漫画版は結構あります。ガンガンパワードで連載していた、黒井みめい先生の「キミキス ~lyrical contact~」。佳月玲茅先生の「キミキス after days」。


「キミキス ~lyrical contact~」は、星乃結美をヒロインとして、最終回のキスが結構エロいです。「キミキス after days」は、二見瑛理子ファンにはたまらない一品。ロリでエッチな展開に二見さんファンは拍手喝采するのです。

他に、チャンピオンREDいちごに連載されていた、糸杉柾宏先生の「キミキス ~スウィートリップス~」。


こちらはオムニバス形式で各ヒロインにスポットを当てており、特に二見さんがキスの後に服を脱ごうとしたり、祇条さんのシャワーシーンなど、サービスシーンにガッツポーズもの。もう一つはヤングアニマルで連載していた東雲太郎先生先生の「キミキス -various heroines-」。

さて、先日、「キミキス -various heroines-(AA)」の最終巻が発売されました。もう、これは非常にマーベラス!あー、最高だ。青春だ。エロだ!ギャルゲーコミカライズの奇跡を見た!今までの東雲太郎版「キミキス」をちょっと振り返っていきましょう。


全てはヤングアニマル増刊"あいらんど"no5でプレビュー編として、掲載された、主人公、相原光一の妹、奈々と里仲なるみの百合キスから始まったのです。お互いにキスした事がなく、練習としてキスの真似事したら、サッカーボールが飛んできて、くんずほぐれになってしまうという素晴らしい一品でした。

1
プレビュー編

伝説は始まった…。
お互いにノーカウントとし、家に帰れば、お兄ちゃん大好きっ娘、奈々がおデコにキスして貰うまで完璧です。マーベラスです。これが人気を博したのか、ヤングアニマル本誌で本格的に連載が始まるのでした。

各ヒロインごとに単行本1巻分のオムニバスもの。一人目のヒロインは、幼馴染で一つ年上の水澤摩央。1話目でヒザにキスして、オレの心を鷲掴みにし、2話目でキス。その後、お泊りイベントでお風呂シーンのサービスなど、ニヤニヤに拍車をかけまくりやがりです。キモは、指を使った疑似フェラなのは日本国民の総意です。

2
指ちゃぷ

マーベラス!

また、注目したいのは二度目のキスですよ。「れる」って舌入れちゃいました。さくらんぼを舌で結ぶ摩央姉のキステクで、光一は「え…摩央姉ちゃん…?うわ!」と、大慌てで摩央姉の小悪魔っぷりにニヤニヤもの。特筆すべきは、擬音

「れる」「ちゅる」「ちゅく」「ビク!」「ぷは」「はーはー」「は…」

と、キスの擬音としては激しいものでした。「キミキス -various heroines-」の感想を書いていたサイトは口を揃えて、エロい!と誰しも同じ意見を言うのでした。


2人目のヒロインは、咲野明日夏。見どころは、スパッツヒザにキスされたり見開きで足にキスしたりと、背筋がムズムズするぐらい何かが込み上げてきます。足にキスする時に、光一は明日夏のスパッツ姿を思い浮かべる所に、禍々しい共感を覚えるのです。今回の光一は、明日夏が棒状のアイスを食べるのを見て、何かを連想したのか赤面して照れたりと想像力豊かでした。

個人的に推したいのは、旅館で三度目のキス。

3
三度目のキス

擬音は、「はぷ」「れるん…」「ピククッ」「ピクッピクン」「ふるふる」「ちゅ…ちゅく」「ビクン」「…は…はーはー」と、とてもキスの擬音とは思えないほどエロいです。最高です。輝いています。マーベラスです。


3人目のヒロインは祇条深月。不注意でぶつかってキスをして、その後友達となるお嬢様。お互いが純情系で、手が触れただけで赤面し合うようなウヴウヴカップル。言動が甘酸っぱくて、むず痒いラブでコメり具合でした。で、いざ純情同士の2人がキスすると…。

4
キスすると

光一がキスすれば、「ふぁ…んっ…んぅ…」と言いながらビクンビクンと感じて、プルプル震えて、祇条さんは、ほぼイキかけました。何というテクニック。さっきまで、雨の中で手を繋いだだけで、お互いが赤面して、気まずくなって無言になるほど、ウヴな純情カップルだったのに。いざキスすれば、驚異のテクとエロさ。このギャップ。マーベラス!そう、摩央と6回、明日夏と4回キスをした光一のキステクニックは継承されている

耳をはむはむする所が、最高の逸品なのは常識です。


4人目のヒロインは、キスの実験をしている二見瑛理子。初めはクールビューティーの無表情系が、赤面するのは戦闘能力を一気に高めます。最初は、二見さんにではなく、キスされて赤面する光一きゅんに萌えるんですね。分かります。

唇以外にキスをするという実験で、光一は首筋にキスをして、「…これが二見さんの匂い…」と、首筋ににキスをして、くんかくんかと匂いを嗅ぐ光一に漢を見た

5
首筋

オッケーイ!(久々に)


5人目のヒロインは星乃結美。「キミキス」のメインヒロインです。しかし、メインヒロインというのは飾りだったのか、原作ゲームでは地味すぎて地味子と呼ばれ、アニメ版では最後にサックリと捨てられてしまう報われない娘NO.1でした。

それが、東雲太郎版「キミキス」では、とにかく輝いていました。泣きそうになりました。最高です。マーベラス!足にキスしたり、足にキスされたり、耳をはむはむしたり、首筋をレロレロするなど、変化球に富んでいる中で、地味子はほっぺにキスぐらいで、これといった変化球がなく直球勝負。何気なくブルマ姿を恥ずかしがるほどの清純派。

6
地味子

だからこそ、ただのキスが映えるのです。まあ、それでも十分エロいんですけどね。また、後書きでは以下のように述べられています。

おかげさまで、漫画キミキスは無事完結です。ありがとうございます。

これにて無事完結。先生…すごく栗生恵編が読みたいです。


あー、本当に素晴らしいコミカライズでした。ヤングアニマル増刊アイランドで、川田先生版と二見さんの読み切りもありますが、こちらも単行本に収録されておりマーベラスです。特に川田先生のスパッツ姿には、魂がある。

で、先日、ヤングアニマル増刊あいらんどvol8が発売されました。そこには、東雲太郎先生先生の「キミキス -various heroines-」の描き下ろしが掲載されているのです。完結したはずなのに、描き下ろし読み切り…。

アニマル…恐ろしいぜ。例えば「いぬみみ」完結後に、「いぬみみアフター」が読み切り掲載され、今だに単行本収録されていません。アニマルは完結し、単行本最終巻が出た後に、本誌か嵐かあいらんどで、その後のエピソードを読み切り掲載させる、恐ろしい雑誌なのです。つまり、雑誌を買わないと、未来永劫読めないのです。

で、今回掲載された「キミキス」は、ほぼ確実に収録される事がないと思いますので、買っといたほうがいいんじゃないかな、かな。で、描き下ろしの読み切りは、伝説の始まったプレビュー編の続きもののようです。1番最初の話を、最後の最後に持ってくるなんて「BOYS BE…」を思い出します。

奈々が光一にデコチューされたと聞いて、自分にもして欲しいと言ってデコチューする話。

7
うどん

デコチューをここまでエロく描くなんて…最高です。感動です。マーベラスです。あー、マジで東雲版「キミキス」はギャルゲーコミカライズの奇跡でした。