アマガミ 3―precious dairy (ジェッツコミックス)
エンターブレイン
白泉社 (2011-05-27)

「悪友」との恋愛してみる?
東雲太郎先生が描く「アマガミprecious dairy」3巻が発売されました。前作の「キミキス」は1ヒロインにつき1巻に収めていましたが、「アマガミ」は1人のヒロインにつき2巻収録となっており、じっくり描かれエピソードの満足感も十分である、と。

というわけで、絢辻さんに続くヒロインは棚町薫。主人公・橘さんとは中学時代からのくされ縁であり、気ままでさばさばした悪友というのが公式設定。「友人」発「恋人」行の恋の列車に乗ろうというのか!

さあ、ドキドキして本編を読んでみると。
おっと、いきなり橘さんはうとうとして寝てしまいました。そこへ現れた薫。起こすのかと思いきや、耳に口を近づけて…。

12
カプ

タイトル通り耳をアマガミしました。
物語が開始してここまで僅か3ページである。

そうなんです。「キミキス」同様に「アマガミ」には恋愛の色んな過程をぶっ飛ばして、出会った翌日にはキスを決めてしまうという電光石火が魅力の一つ。中学時代からの友達ならば、こんなの朝飯前ですよね。

橘さんもクラスメイトの恋人でもない女子に耳をアマガミされても「何だ薫か」でサラッと流してしまいました。そのまま一緒の席に座って胸を当てたり抱きついたりと凄いスキンシップ。出会って即キスの世界の「アマガミ」では、これが正しい姿であると言えます。そして悪友というポジションに変化があってもいいと言い出す薫。

「言ったでしょあたし。二人の間に変化があってもいいって」
あたし達の距離のことを言ってんの」
「あったまきたっ。そのうち絶対どうにかしてやるわ

宣戦布告である。
一体、薫はこの後にどんな攻撃をしかけてくるのか検討もつきません。とりあえず橘さんはダンディに「…むむぅ(キリッ)」と決め込んで女子のブルマを見学。前作の絢辻さん編では、若干ですが変態紳士分が足りないかなと思っていましたが、今作の橘さんは誇り高き変態紳士であると言えます。

13
ブルマアタック

おおっと、薫はいきなりブルマアタックを仕掛けてきたー!
橘さんは「うわっ!?ブルマがこんな近くに!」と慌てるのかと思いきや、「…ほどよい筋肉と張り。お見事としか言いようがない理想的な太ももだ…!」と冷静に分析して拝みだしました

薫のヒップ攻撃は止まりません。
そのまま橘さんの膝の上に腰を下ろして座りました。薫のモジャヘアが花に、柔らかい腰が膝に…大変な事になってしまいました

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大変な事に

「ううっ…薫の感触が直で…」

橘さん点火(イグニッション)しちゃったの?
しかし、橘さんは薫の感触を直に感じるものの変化がなさそうです。やっぱり橘さんクラスの変態紳士ともなれば、この程度で点火(イグニッション)はしないのでしょうか。この体勢で普通に会話する橘△!

しかし、薫の攻撃は終わりません。

15
いいこと

い・い・こ・と

い・い・こ・とって何?

昼間から学校で衆人の前でいいことするの。そもそも「い」「い」「こ」「と」の間にある句点は何を意味してるんでしょうか。凄くえっちぃ感じがするんですけど。薫の攻めの姿勢には感服するばかりです。そのまま唇を近付けてきたぞー。橘さん悪ふざけだと思って避けないー!!

「バカ!」
「アンタがよけないからホントに触れちゃったじゃない!!」
初めてだったのよ

完璧じゃないか。エッチな娘かと思ったら、一気に初々しさ全開とかもう僕は完敗ですよ。薫に乾杯!このキスは遊戯王のカード勝負のごとき鮮やかに無効化という名のノーカンにしました。

やっぱり東雲太郎先生の描く「アマガミ」は凄い
そして、やっぱりキモといえばキス。たかがキスと思ったらとんでもない事が起こるってものですよね。前作「キミキス」でもその威力は桁違いであり多くの読者がKO負けを喫しました。

そして薫とのキスも素晴らしいと言わざるを得ません。

16
キス

「ふに」という唇が触れた擬音に始まり、「ビクッ」「つん」「ちゅ」「ちゅ」「きゅ…」とお互いがプルプルと震えだして、まじで点火(イグニッション)せざるを得ない。キスのエロさは相変わらずの他の追従を許しません。

まだだ!まだ終わらんよ!
薫編の最大の山場と言えば、橘さんが男を見せること。つまりヘソにキスをするである。そしてアニメでも薫のヘソは完璧でしたが、東雲太郎先生の描く「アマガミ」でも完璧である、と。

17
ヘソにキス

女の子の肌ってこんなにスベスベなのか」
触れるだけでこんなに気持ちいいなんて」
何だかいい香りがするし、放すのがもったいないような…」

さすが橘さんである。
ヘソにキスするだけで飽き足らず、左手は添えるだけではなく「なでなで」と。左手は擦るだけですよ!さらに「すんすん」と匂いまで楽しむなんて。そのままペロっと舐めて保健室のベッドでくんずほぐれつに。これでまだ付き合ってないとか。やっぱ「アマガミ」ワールドは半端ないな。

同時収録されている特別編「ダッ君カフェ」では、森嶋先輩と犬プレイも文句なしの出来。早く森嶋先輩編を本編で読みたい!

アマガミ 3―precious dairy (ジェッツコミックス)
エンターブレイン
白泉社 (2011-05-27)

アマガミ 2―Precious diary (ジェッツコミックス)
エンターブレイン
白泉社 (2010-10-29)


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