鬼灯さん家のアネキ (3) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-3)
五十嵐 藍
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-07-01)

かなりシリアスな展開入るけど、相変わらず面白い日常。どうも自分は「鬼灯さん家のアネキ」に対しては、恋愛的なラブがコメる要素を期待していたのでちょっと残念というかサービスシーン(エロ的な)もなくモヤモヤする中で、信頼と安定の美咲のド変態っぷりが最高なんだってばよ!

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美咲

素晴らしいド変態っぷりである。
他にもパンツを盗んで食ってたりと…もはや美咲の暴走はどこまで行くのか見ものです…って、次巻で最終回かよ!
関連、「鬼灯さん家のアネキ」アネキが可愛いすぎる!

さて、最近よく「ブヒる」って聞くじゃないですか。
ニコニコ大百科では「ブヒる」を以下のように解説しています。

キャラクターが可愛いかどうかを重視するいわゆる「萌えオタ」が軽蔑の意味をもって「萌え豚」と呼ばれるようになったのがそもそもの始まりだといわれている。豚と言えば鳴き声は「ブヒー」。それと、萌え豚が「萌えー」「可愛い」などと叫んでいる様子をかけて「ブヒる」となったと思われる。

で、確かに「ブヒる」という言葉はしっくりくるし、「~が可愛すぎて生きるのが辛い」に匹敵するぐらい考えた奴天才だし、私もよく使いました。でも、冷静になって考えるといい年したおっさんが「ブッヒー」とか叫ぶとかどうなんですかね。

今になって考えると凄く恥ずかしいじゃないですか!
うわ、恥ずかしい!いい年した大人がブヒブヒ叫ぶなんて凄く頭が悪そうじゃないですか。もう、ブヒブヒ叫ぶのは自重したほうがいいですよ。ちょっとどうかなと思います。


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ブヒィィィィィ!

叶恭弘先生が週間少年ジャンプに帰ってきたんだってばよ!
あの「エムゼロ」最終回から3年。ついに叶先生がジャンプに帰還されました。

こんな嬉しい事はない。
だって、今のジャンプってちょっとエッチなラブコメ枠が1つもないんですよ。去年の7号で「あねどきっ」が26週で打ち切られてから、ラブコメ枠0。まさに長い寒い冬の時代であり、ジャンプの氷河期と言っても過言ではありませんでした。凍っていた週間少年ジャンプ。雪解けです。

雪が溶けると何になりますか。
水になりますか。いいえ…春になるのです!

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春がきました

新連載「鏡の国の針栖川
簡単にストーリーを紹介すると、ずーっと片思いの女の子を車に跳ねられそうな所を助けたら鏡の中に入ってしまって鏡越しに好きな娘の着替えやその友人の裸体といったあられもない姿を覗いちゃう漫画です(説明終わり)。うん…大体あってるな。

もうね、叶先生がジャンプでラブコメ描くってだけで私の胸は高鳴るのですよ。「近くて遠い可愛いあの子!」「鏡が生み出すラブリンス!」という煽り文だけでニヤニヤしちゃうじゃないですか。

不思議な鏡で好きなあのコに急接近!?
ドッキドキ新感覚ラブコメデースタート!!

でました「新感覚」の煽り文
もちろん、叶先生の前作「エムゼロ」でも使われた「新感覚」というフレーズ。エムゼロは「春の嵐を呼ぶ新感覚」というものでした。別に叶先生の作品だけではなく、かの「To LOVEる」でも毎週ベッタベッタな事やってどこが新感覚なのか頭が「?」になったフレーズです。というかジャンプでラブコメやればベッタベタだろうが全て「新感覚」なのです。

もはやジャンプの伝統でもあるラブコメ始まれば「新感覚」というフレーズの煽り文。しかし、このフレーズ…久しく見なかった。2年ぶりのラブコメ枠でも変わらず「新感覚」で胸熱である。変わらないモノが確かにある

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変わらない

うん、叶先生の描く女の子は相変わらず可愛いな。
どんな話を描いても女の子が可愛い事は大事です。可愛いは正義です。久々のラブコメなので期待が高鳴りますけど、ちょっとした懸念事項もありますよね。

だって、叶先生の前作「エムゼロ」といえば、話もしっかりしてたし女の子も可愛かったけど、一つ致命的なものがありました。それが視覚的なサービス。ほぼ同時に連載スタートした「To LOVEる」と差別化を図ったのか、「プリティフェイス」ではジャンプ掲載時では隠れた乳首を単行本で解禁させるという大技を使用したのに、「エムゼロ」は視覚的お色気を封印してしまったのです。

歯がゆかった!
それはまるで、マホトーンを使われ呪文が使えなくなった魔法使いのようなものでした。なんでお色気を使用しないんだと、何度も憤慨したものです。勿論、読み切り描けば卍解状態なんですが、現在の主流である雑誌掲載時に隠してコミックで乳首解禁の流れを作った叶先生と考えると視覚的サービスシーンがないというのは色々とショックでした。

視覚的なお色気サービスがあるんだろうか…という杞憂を今作「鏡の国の針栖川」に持つのも当然といえば当然であるといえます。そんな心配を、叶先生はわずか開始1ページで吹っ飛ばしてくれたんだってばよ!

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心配なんてなかった!

開始1ページでカラーでパンモロである。
こういうのでいいんだよ、こういうので…

パンチラとかあるかどうか心配してたら、ジャンプの表紙捲って早々にパンモロ!素晴らしいな。叶先生はお色気も解禁してきた。こりゃ期待大ですよ。

そして変わらずの叶先生らしさ全開の安定っぷり。
ちなみに叶先生の魅力はヒロインが可愛いとかは当然として、叶先生のジャンプ連載では以下のような鉄板が挙げられます。

1、主人公が一途でまっすぐ
2、秘密がある
3、なんのかんので両想い
4、同種の連載にぶち当たる
5、サブヒロンがめがっさ可愛い

今作の主人公も一途でヒロイン一筋。
何年間も思いを寄せて美を呈して車から守る程、小学校の頃からヒロイン・里見真桜一筋であった主人公・針栖川。小学校の時も命を助けた事があります。

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一途

叶先生のラブコメ主人公といえば、優柔不断「で色んなヒロインの間を行ったり来たりせずにひたすら一途で真っ直ぐ。「鏡の国の針栖川」も小学校の時から一途に想いを寄せていました。

そして、「プリティフェイス」では男だとバレないようにした秘密、「エムゼロ」では本当は魔法が使えないとバレないようにした秘密。「鏡の国の針栖川」では鏡の世界にいる事がバレてはいけません。でも1人だけバレてもOK。強制的に秘密の共有者はヒロイン・真桜になってしまいました。

新感覚はこれだ!
「プリティフェイス」も「エムゼロ」も主人公の秘密というのはヒロインにバレてはいけないし、最後まで秘密にし続けました。最後までヒロインには隠し通した秘密。今作の新しいところは、今までの作品と違って秘密はあるけどヒロインにはバレてるし、秘密を共有している点です。

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秘密の共有者がヒロイン

今までの叶作品と決定的に違う点は秘密の共有者がヒロインであるという点。やっぱり秘密を共有するとなると親睦も深まるしラブコメとしても色々と美味しいじゃないですか。

「プリティフェイス」も「エムゼロ」の秘密の共有者は変態とかババァおっさんでした。それがヒロインになったというのはマーベラスというものですよ。

そして、秘密の共有者となった真桜はかなり嬉しそう。

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秘密の共有者となって

「でも…急に、こんなにたくさん針栖川くんと喋る日が来るなんて。これからしばらくこんな感じが続くのかな。キ、キンチョーしちゃうね」(頬を赤くしながら

「あ、その…少しでも早く方法見つけなきゃって緊張感ハンパないよねって」(きょどりながら

どう見ても両想いです。本当にありがとうございました。
なんだよ!1話で両想い確定かよ(笑顔で

なんのかんので両想いで安心して見れるラブコメ。今作も期待で胸熱です。しかし、叶恭弘先生といえばジャンプラブコメ史で最も不遇であるといえます。

本当はもっとメジャーになってもおかしくないのに、「プリティフェイス」時代はほぼ同時に連載開始された「いちご100%」、「エムゼロ」時代はっほぼ同時に連載が開始された「To LOVEる」…と、どういうわけか叶先生がラブコメの新連載を開始すると同時期に同じ系統のちょっとエッチなラブコメがジャンプでスタートしてしまうのです。そのまま食われてしまうという。これさえなければジャンプラブコメの歴史にキッチリと名前を残しただろうに…。今作はそういう意味でも注目です。

そして、叶作品のキモといえばサブヒロインがめがっさ可愛いというか、ストライクすぎること。「プリフェス」の夏緒、「エムゼロ」の観月は正ヒロイン以上に可愛かったし、僕の心の琴線を鷲掴みにしました。いるんですよ。「鏡の国の針栖川」でも圧倒的存在感とオーラを放つサブヒロインが。

それが、真桜の親友である松川咲

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松川咲

ブヒィィィィィ!

おいおい、ヒロインすらまだ見せてない全裸を先に見せちゃうとかどうなんですか(満面の笑顔)。いや、この松川がくそ可愛いんですよ。今後の活躍に期待せざるを得ないのです(お色気要因として)。

というわけで、信頼と実績の叶先生のラブコメ。
安定して面白い上に、今までの作品と違って新感覚要素もあります。ジャンプに春が来たと言って過言ではありません。

既に1話にして単行本購入は確定なわけですけど。
1点気になることが。 何かって?そりゃミノフスキー粒子濃度の補正ですよ。

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ミノフスキー粒子濃度という名の湯気

まあ、つまるところの乳首なんですけどね。
現在の少年誌のエッチなラブコメの主流である雑誌掲載時は隠れてるけど単行本では乳首券発行という流れを作った叶先生ですので、「鏡の国の針栖川」でもやっぱり期待しちゃうじゃないですか(結論)。

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「エム×ゼロ」連載終了
「赤ずきんエリーザ」叶恭弘先生の本気を見た