WORKING! ! (10) (ヤングガンガンコミックス)
高津 カリノ
スクウェア・エニックス (2011-09-24)

伊波さんマジ天使すなあ!(挨拶)
「WORKING!!」10巻が発売されました。9巻では過去最高の破壊力であった伊波さん。ニヤニヤ展開の連続で、悶絶して部屋中ゴロゴロ転がったもの。そして、表紙を飾る10巻も伊波さんのターンは続きます!
<参考>
「WORKING!!」伊波さんの破壊力が過去最高な件

で、散々引っ張ってドキワク展開の伊波さんと小鳥遊。
もうこの2人の展開がとんでもない事になってしまったんだってばよ!作中の伊波さん同様に「た、大変な事に!!」ですよ(笑顔)。
「伊波さん『好きな人に別の人との恋を応援されて』って言ったよな…?」
「…というか伊波さんの好きな人っておれ…」
「…だとしたら今までの事が全部納得いくわけだが…」
いやでも…でも…

私の好きな人、小鳥遊君ってバレちゃった?
「ペラペラ喋っちゃった気がするんだけど…」
「でも小鳥遊君ニブい所あるし気づいてないかも!?」
いやでも…でも…

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伊波&小鳥遊

はじまったな!

もう何度目でしょうか。
伊波さんと小鳥遊がはじまったのは。伊波さんが一人ではじまりまくっていたのはご存じの通りです。しかし、小鳥遊までいつの間にかはじまっていました。ラブがコメるもの好きとしては頬を緩めてニヤニヤするしかないですよね。

@初めての釈然としない
伊波さん担当として伊波さんに惚れられてもまったく気付かない小鳥遊。しかし、83品目で事件は起こるのです。佐藤さんが八千代に惚れていると知った伊波さんは「佐藤さん可哀想」と、ずーっと佐藤さんを見つめていました。その様子を見て伊波さんは佐藤さんに惚れてると勘違いした小鳥遊は、男嫌いが融和されたと喜ぶわけでなく「釈然としない」と思うのでした。

なんだかいらっときる小鳥遊は「噛み癖があって死ぬ程苦労して躾してる犬が、自分には未だ噛みつくのに、違う飼い主に懐いちゃったみたいな」と、言いえて妙な言い回しで、自分のイライラの感情を述べていました。

@やっぱり釈然としない
伊波さんが佐藤さんを見つめてた理由が、佐藤さんの片思いが可哀想で見つめてただけだと判明した小鳥遊は「伊波さんに限って…」と毒吐くも、ほっと一息して安心していたのは見逃せません。

佐藤さんが好きという誤解も解けて、これで何時も通りと思いきや!
別に佐藤さんの事は好きではないけど、伊波さんは一世一代の告白をブチかまします。「すきっ、好きな人はいるの…」って、本人の目の前で。

19
好きな人はいる

それを聞いた小鳥遊は自分の事だとは一切思わず、「じゃあ頑張って男嫌い直さないとデスネ!」と、伊波さんの恋を応援するような事を平静を装いつつ語尾がカタカナになるほど狼狽えつつ「やっぱり釈然としない」と思うのでした。

@女の立場で初めて知った伊波さんの良さ
伊波さんを躾けしている犬と思う小鳥遊ですけど、初めて伊波さんの良さに気付く事になります。初めてのデートです。女装で。普段は男殴る挙動不審女という印象だったのに、女装して女同士(?)で接してみて初めて分かる伊波さん。それは凄く気を遣う、いい娘であると気付くのでした。

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女の立場から伊波さんを見ると

「男からすると殴るわ挙動不審だわで変な人だけど―」
「こうやって普通に接するとおとなしくて気遣いできるいい娘なんだな…」
「―――…あれ?

小鳥遊の中で何かがおかしいと気づくのでした。
子供、小っちゃいモノ、可愛いモノ、弱々しいものが好きな小鳥遊。一番嫌いな年上の暴力女を「いい娘」だと思い、混乱をしてしましました。おかしい。姉達のせいでトラウマとなっていた、年上の暴力女がいい娘であるはずがないのに。

@男の立場でも気づく伊波さんの良さ
小鳥遊が疲れているという事で、店長が負担軽減として伊波さんの担当を解任と言いだし、何故か動揺する小鳥遊。微妙な気持ちになってしまったでござるの巻きですよ!カチーンと明らかに嫉妬的なものを爆発させるも、伊波さんの小鳥遊を殴らなくて済むからという真意を聞いて和解。そして小鳥遊は気付くのでした。

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気付く

「やっぱり今までの年上とは違う人種だな…」
「まさか俺の心配をしてくれてたなんて」
「伊波さん…もしかしていい人なのか?」

そして小鳥遊は何と戦っているのか分からない孤独な戦いを始めるようになってしまいました。「いや違う、伊波さんは犬だ!」と伊波さんをいい人と認めたくないという葛藤。

@最強の弱パンチ
そして頭ナデナデ事件を通過し、初めてのメールを通過…と順調にフラグを立てては回収していくうちに伊波さんの暴力はピタッと止んでしまいました。そんな伊波さんを「殴ってこない伊波さん…可愛いモノだな」とサラッと思い、再び自分との戦いをした小鳥遊。山田(♂)に「伊波さんの事が好きなんじゃないのか?」と指摘され、ついに苦しみ出します。

で、苦汁に満ちた表情で「最近の伊波さんは…いい感じです」と舌打ちしつつも認め、心にもない事を言いだしちゃうのでした。「もうこのまま男嫌いも治っちゃって、伊波さんが好きな人とうまくいけば俺もお役ご免で楽になるなぁ―」「すっすっきりしますね―はははは」。そして伝説の弱パンチである。

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弱パンチ

この弱パンチは、伊波さんが今まで放ったパンチで最も威力が弱いものでしたが、最も破壊力があったパンチ。そして微妙な感じの距離になってしまった2人ですが紙袋覆面で伊波さんの気持ちバレちゃったんじゃね事件を通過し、どう見ても不器用なカップルにしか見えなくなってしまった2人。

そんな事件の後なのに2人の距離にビックリ。
だって、立場が逆になってるんですよ。今まで、小鳥遊&伊波さんがラブがコメる事件が発生すると、伊波さんが一方的に距離を取って離れて見ているだけだったのに。初めてのバレンタインにしても、女装陥落にしても、頭なでなで事件にしても…。

26
壁際の伊波さん

小鳥遊とラブがコメった時には、恥ずかしがって一方的に距離を取って壁際から覗くというのが伊波さんのジャスティス。壁際の照れ屋さんですよ。だって恥ずかしいんだもんですよ。10巻でビックリしたのは、自分が好きなのが小鳥遊かもとバレたのかなと思うも普通に距離を取ることなく「おはよう」と接していました。むしろ壁際の照れ屋さんは小鳥遊のほうでした。

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壁際の照れ屋さん

伊波さん、壁際の照れ屋NO1の看板は今日限りで下ろしてもらうですよ!
なにより、10巻のキモは考えるのを止めた小鳥遊です。今回で2回目の考えのを放棄したわけですけど、初めて考えるのを止めたのは山田(♂)と伊波さんが仲良い所を目撃してしまった時。

114品目で荒れに荒れた小鳥遊はぽぷらへのなでなでも乱れ、すごく怖い形相をし、勝利が見えない己との戦いをまた開始し。「なんかこう落ち着かないというかイライラする」「あの二人を見てイラッとしたということは要するに伊波さんを取られた気がしたわけで…」と自問自答し、ついに答えを導き出しました。

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答え…放棄

「伊波さんに殴られて…世話をしていく内に俺は…」

―そのうち小鳥遊は考えるのを止めた。
と、宇宙で彷徨うカーズのように思考停止しました。「俺は…」の続きはなに?そんな小鳥遊が再び壁に頭を叩きつけて思考停止するのでした。

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2度目の思考停止

「整理すると伊波さんは十中八九俺の事が…好きで」
「俺は最近、伊波さんの事を可愛い気がしないでもなくて」
「しかもこんなに気になるなんて…」
「という事は俺も伊波さんが好

まったく進んでないようで少しずつ進んでいる伊波さんと小鳥遊の関係。3歩進んで2歩下がる状態の2人。以前の114品目で「俺は…」と、考えるのを止めたのに比べて「俺も伊波さんが」までいってしまいました。「好」とまで思う所まで発展ですよ。「好き」まであと一文字です

ラブコメ萌えによるニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録する2人。いよいよこれからと思いきや、10巻はほとんど山田エピソードでした。山田とかマジでどうでもいいんだけど。凄まじいスン止めっぷりです。2人のラブコメ展開はどうなるんだってばよ!

ところで、おまけ漫画で伊波さんが友達に乳を揉まれようとするもないちち過ぎて「スカッ」と空振りする話は素晴らしかったと思います。もはやないちちどころか無乳ですよ。

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揉む乳すらない

伊波さんには揉む程の乳すら存在しません。
泣けるほどまっ平であり、凹凸なんて無し。ただただ地平線のように平らなのです。さながら嘆きの壁という表現がピッタリな伊波さんの乳。

しかしです。
初期の伊波さんは、小さいながらも確かに凹凸があったのでした。
ないちちではありましたが無乳ではなかったのです。

30
昔はちょっとだけあった

一体伊波さんの乳はどこにいったんだってばよ
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