「たいようのいえ」4巻が発売されました。
3巻ではラブがコメりまくってニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録しまくったもの。4巻ではラブコメよりも家族にスポットを当てており、ニヤリというよりも温かいといった印象。そんな中でも、真魚の父と母の過去話は切なくもあり、いつか親子仲良くして欲しいと思うものです。

もちろんラブコメ成分もあり、これが珠玉の出来でニヤニヤしまくる事必至。基視点では「真魚が俺のことを見ていて欲しいのも事実だ」なんて言いだしたり、真魚は真魚で基の言動に疑問を持っちゃったり。

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真魚&基

ねぇ基、もしかして私のこと好き?

くぁwせdrftgyふじこlp

おいおいおい!
直球ストレートど真ん中きちゃいましたよ。これは胸が高鳴るしかない。これどうなるんだってばよ!さらに基の妹・陽菜まで出てきて。凄く可愛いけど、凄く不思議さんでした。今後どう絡んでくるのか。続きが楽しみで仕方がありませんね。また、オマケ漫画のちーちゃん&織田の話もニヤニヤしまくる。

さて、「となりの怪物くん」8巻が発売されました。
個人的に一番好きな少女漫画。「となりの怪物くん」のラブがコメる展開とか皆でキャキャウフフしている様子など本当に楽しい。


8巻はマーベラスの一言。
個人的に3、4巻あたりから青春群像劇となって覚醒したというかめがっさ面白さに拍車がかかり、そろそろ中だるみしてもおかしくないのに、まったく飽きさせずさらにグイグイ引っ張られてしまうというもの。

今までハルの視点で話が転がる事がまったくなかったのに、7巻で初めてハルの視点の話が出て、8巻でも普通にハルの視点のエピソードがありました。「となりの怪物くん」のタイトル通り、何を考えているのか分からなかった隣の怪物くん・ハルが最近は何を考えどう思っているのか分かるようになりました。

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何を考えてるか分かるようになった隣の怪物くん

いままでハルという珍獣をちょっと離れて眺めているだけという感じだったのに、いつのまにかハルもきちんと主人公の1人になってるんだってばよ。

で、8巻からは新キャラが登場。
その名も山口伊代。なんとヤマケンの妹

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伊代

ブヒィィィィィィィィィィ!!

「となりの怪物くん」8巻の舞台は夏!夏といえば水着!
雫や夏目さんの水着姿への期待値が跳ね上がるのは当然といえば当然。しかし、この2人は上着を着て水着姿を見せやしない!ならば、新キャラの伊代が水着姿を惜しげなくサービスなんだってばよ。

伊代は最初、ちょっと嫌な娘かなとか思いましたけど、そんな事はありませんでした。ただのアホな娘でした。「となりの怪物くん」は嫌な奴が1人も出てこないといのも魅力ですなー。無理に嫌なキャラ出さず、みんないい人、愛すべきバカ揃い。てか伊代って、何気に7巻でもモブキャラで登場してるんですよね。

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7巻(28話春)

「となりの怪物くん」といえば後の重要人物がサラッと事前に登場しているのも、後で読み返した時にニヤリとさせてくれる要素。2話に雫を見たと教えるササヤンとか、テストの結果発表で雫の隣で呆然としてる夏目さんとか。

伊代ももちろんですが、兄ヤマケンも"当て馬"として大活躍。
7巻では大島さんと夏目さんが散って僕らの胸をぎゅっと切なくさせてくれましたけど、8巻でのヤマケンの当て馬っぷりは思わずニヤニヤと微笑ましく安心して見れました。

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当て馬ヤマケン

今まで重度のツンデレで、すぐに逆走したヤマケンがついに男気溢れて特攻。どうも斜めに構えていたヤマケンが初めて素を出し素直になりました。高田総括本部長なら「ヤマケン…お前、男だよ。男の中の男だよ」と言ってもおかしくないレベル。決死の特攻を果たしたヤマケン。告白の言葉を述べる前にバッサリ振られました

何も言う前に、可愛いと思った1ページ後にバッサリ。清々しい程の当て馬ですよ。さすがモブキャラ下剋上した4巻のカバー取った裏表紙に「全国当て馬応援委員会」などと書かれていただけあります。一馬身差どころか十馬身差ぐらい離して圧倒的な当て馬っぷり

そしてヤマケンの特攻で雫とハルの距離は一気に縮まって付き合う事になっちゃうオマケ付き。ヤマケンの当て馬っぷりに全俺が泣いた。

で、やっぱりキモは雫とハルの2人ですよ。
もうね、この2人が付き合うってだけでお腹一杯だし、胸きゅんしちゃうし、頬が自然とニヤニヤなるし、心からよかったと言えるレベル。

そもそもこの2人は人として何か欠けてるというか個人主というか、他人なんてアウト・オブ・眼中でした。まあ「となりの怪物くん」の登場人物はみんな良い意味で変人なんですけど、ハルは子供の頃にみっちゃんの母に「キミは愛を知らない。ゆえに人間ではない」「キミにとって『他人』は自分を傷つけるもので、『安心』はつねに不安がつきまとい、『あたたかい』という言葉はキミの心に冷たく響く」と言われて魔法をかけて貰いました。

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魔法をかける

「いつかこの手のひらがキミにとって温もりだと感じられる瞬間が訪れるかもしれない。キミの胸を満たす何かを見つけられるかもしれない。その時、きっとキミはとても幸福な人間になる

雫に手の平の温もりを感じ「安心」したハルは何度も雫にまた温もりを求め、傍から見ればセクハラで捕まってもおかしくない言動を繰り返し、そして出した結論。「あたたかさ」を冷たく感じていたハルじゃない。

「今までずっと好きってもんがどういうものかよく分からなかったんだが、シズクといて初めて俺は温かさを感じられるんだ。」

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シズクが好きだ。俺と付き合ってください

愛を知らない、他人は傷つけるもの、安心は不安がつきまとうもの、あたたかいは心に冷たく響く、そんな人間ではない怪物くんが胸を見たす何かを見つけたわけで。それはとっても幸福な人間になる事で。この告白には胸が熱くならざる得ない。

そして雫。
この娘もまたフリーズドライともいうべき娘であり、超クール。中学時代には父親に心配というか無理するなと言われるレベル。

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父親に心配される

いつかおまえにも教えてやりたいね。分かち合う喜びってのを

分かち合う喜びなど別に必要ないと思う雫も、誕生日をハルに祝って貰って「嬉しい」と単純に壮快に思うようになり、ハルと一緒に分かち合う喜びをいつの間にか最上のモノと捉えるようになっていました。故に、ハルの告白の返事は。

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雫の返事

…喜んで

カチッとはまる音がするってものですよ。欠けてた2人が合わさるみたいな。「嬉しい」と笑顔で言った雫に胸が熱くなるってもの。やっぱこの2人最高なんだってばよ!2人で分かち合う…、もう俺はニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録して部屋中ゴロゴロ転げまわって悶絶ですよ。もう心から祝福したいレベル。個人的に今一番面白い少女漫画といえる「となりの怪物くん」。今後の展開も目が離せませんよ。」
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