最近のサンデーは面白いですな(性的な意味で)。
新連載陣も良い流れで、既存の連載陣も「最上の明医」では医学的な意味で裸体祭りが開催され、「アラタ カンガタリ」でもサービス展開のオンパレード、「史上最強の弟子ケンイチ」もはじけてるし…て、「ケンイチ」は年中はじけてますね。まあ何にしても俺得展開でサンデーは良い感じです。

で、「神のみぞ知るセカイ」が実に面白いんですよ(性的な意味で)。
ちひろに舞校祭の前夜祭で行われるキャンプファイヤーを誘われて、デートをする事になったのですけど、このデートのやり取りが「神汁」らしくないんですけど、実に俺の心の琴線を刺激する。

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琴線を刺激する

なんつーの、桂馬が凄い不器用男子すぎて見てて頬が緩みまくる。今まで攻略と称してヒロインを華麗に陥落としてきただけに、キスしようとして人気のいない所に行こうとするも上手くいかずに、いざ2人きりになれば会話が続かずに小っ恥ずかしい空気になったりと、すげぇ初々しい桂馬

なんですかこれ。「はつきあい」ですか!
中学生ぐらいの男女が初めてお付き合いして両者赤面し合うような甘々な雰囲気。初々しさ全開で見てるこっちまで小つ恥ずかしくなるっつーの。ちなみに作者・若木先生はご自身のブログで以下のように。


今回のコンセプトは「"普通"のデートのドキュメント」です。ボク的にはこの桂馬とちひろのやりとりだけで単行本1巻使ってもいいぐらいなんですけど(ちひろがコサージュつけるところから)。そういう訳にもさすがに行かないんで・・・ちょっとアングルをつけつつ、普通のやりとりを延々と描写しています。

神汁といえば神にーさまが華麗にヒロイン落としてキスするのに、神にーさままで初々しい反応とか。そうか、エンディングが見えない攻略はこんなにも不器用っぷりのデートなのか。で、僕も1巻ぐらい使って初々しいデートすればいいと思いますけどページなどの都合のせいか、そのまま押し倒しちゃうんだってば!

初々しい空気が一変。アホか、と。バカ、かと。
もっとピュアオーラ全開の2人が見たかったのに、そこは「ハツカレ」ぐらいためにためて(初キスまで9巻かかりました)、じらし作戦をしてぶっちゅーだろう、と。そんな文句を叫びそうになりましたが、押し倒してからが本番でした。いやこれ凄いわ。

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押し倒し

桂馬「ちひろ…。い、いいか?
ちひろ「…ん。うん…」

ちひろ「桂木…やさしくしてよ…

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ちひろ「私…初めてだからね

ブヒィィィィィィィィィィ!!
なんだこのシチュエーションは…。
どう見ても事前です本当にありがとうございました。劣情を抱く!

で、キスが初めてとちひろが言い出し、ちひろに女神はいないと気付いた桂馬。ならばメルクリウスがいるののは歩美のほうだったという。これじゃ、歩美ちゃん大勝利でちひろの立場がありませんよ!

ところがどっこい、本当はちひろちゃん大勝利じゃないですか。
だって女神がいないって事は攻略の記憶も覚えておらず、攻略後に本当に桂馬を好きになったって事ですよ。これこそ本物の恋と呼ばずになんという。きちんと成長の証を見せてくれましたよ。まあ、女神がいないと桂馬に知られサクッと捨てられそうな気配がプンプンしますけど。
<関連>
「神のみぞ知るセカイ」目が離せない三角関係

何にしても、ちひろが可愛すぎるという結論しか出ません。ちひろ可愛い…超可愛い…ふぅ。つーかこれ押し倒しといてどうやって収める気なの神にーさま。

で、ちょっと疑問なのは、ちひろの歩美を見つめてた視線。

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ちひろの視線

バンドの練習中や体育祭の二人三脚など作中で何度も、桂馬と歩美のやり取りを意味深な顔して見つめていたんですけど、これは歩美の気持ちを理解してたとかそういうものなのか。他に何かあるのか。気になりますね。

でも一番引っかかるのはメルクリウスですよね。
だって以前に声だけ登場した時は「…人ノ世トハ面白オモノダナ…」「…人ノ心ハ私ノ想像ヨリ遥カニ複雑デ遥カニ楽シイ…」と漢字とカタカナだけで不気味に喋ってて片言みたいな話し方だったのに。

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メルクリウス?

「アユミ…泣くなアユミ…」って、普通にスラスラ日本語喋ってるがな。あの声だけの漢字とカタカナは一体?そしてマルスの女神の言葉での呼びかけにも無反応で、リューネのセンサーも無反応。なんでやねん!

というか女神はみんな宿主と同じような身体的特徴というか、ほぼそのままだったのに歩美の中のメルクリウス(?)は歩美にまるで似ていません。誰やコイツ!



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