「GAN☆KON」でマガミという名の猫の神様が登場しました。しかもまだ代行者が見つかっていないとか。ほぼ確実に図書委員の三峰さんの大勝利である。1話の扉絵を改めて見ると、ウカ様とかハイカラな爺が登場する中でマガミも登場しているわけですが。

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1話扉絵

マガミは三峰さんの肩にシレッと乗っかっており、どう見ても代行者は三峰さんです。本当にありがとうございましたなわけで。イサナさんに加えて三峰さんもレギュラー化すればよい一層華やかになりますしね。目指せハーレム王国!

さて、「神のみぞ知るセカイ」もあばばばばと思わず叫んでしまう状態なわけですよ。修羅場に突入しそうな感じなんですよ。神にーさまは「鬼になる」と宣言して次々と再攻略をし続けて最後の女神・メルクリウスを出す段階。ちひろに狙いを定めたら、ちひろに女神はいないと気づいてしまいました。桂木桂馬はこの時どうする!?

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どうする!?

「現実女をだましてやったんだよ。バーカ!!」

バッサリだー!
文字通りまさに鬼である。「もうボクに近づくな」とトドメを刺してちひろ退場である。最低とかクズと言われそうで、まさに鬼である。と思ったら、なんか「らしくない」んですよ。バッサリと傷つけまくったら、去るちひろを見守る神にーさまが罪悪感でいっぱいみたいな。

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罪悪感ありまくる桂馬

どういう事だってばよ!
鬼になりきれてないよ神にーさま。どうも今までの神にーさまとは違いますね。以前にバンド入りの断り方と同じように(89話)最低最悪の断り方でフラグ処理を完了したのに、あの時とは桂馬の仕草や反応が明らかに違います。攻略の鬼が罪悪感背負ってるっていう。

攻略もしてない…接点もない…なんで、それでボクが好きなんだよ!」と言うように、桂馬的にあり得ない展開の連続に混乱して自分で自分がよく分からないのか。ちひろをこの件に巻き込みたくないと思ったのか。初めてのガチ求愛に戸惑っているのか。「……」って何だよ!罪悪感を抱く神にーさま…何とも新鮮です。

桂馬の反応が以前と違えば、ちひろも違うぞ。
そもそもちひろは3話から登場しるクラスメイトなのに、エルシィの駆け魂センサーが反応したは28話という。他の娘はエルシィが出会った直後に反応してたのに、ちひろだけ何で1~2ヶ月も反応しなかったのかという謎があります。で、桂馬に振られて屋上から去るシーンが明らかにサッカー部のキャプテンに振られて去るのと同じ構図なわけで。それで去り方が同じようで全然違うわけで。

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上28話 / 下167話

屋上から階段降りて去るという同じ構図ですが全然違う!
何が違うって擬音が違う。サッカー部のキャプテンに振られて屋上から去る時のちひろの階段降りる擬音が「カンカン」なのに、今回の桂馬にバッサリいかれて階段降りる擬音は「カッカッ」というもの。

「神のみぞ知るセカイ」の移動の擬音には大きく2種類あるのです。
歩くときに「カッカッ」で走る時に「カンカン」と若木先生は使い分けているのである。まあ、たまに「スタスタ」もあるけど、基本的には「カッカッ」という移動擬音は歩く、「カンカン」は走っているのです。

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「カンカン」は走る、「カッカッ」は歩く

つまり、今回神にーさまにバッサリ振られたちひろと、以前にサッカー部キャプテンに振られたのは同じ構図で同じようなシーンですけど、以前は走って階段降りてたのに今回は「カッカッ」としっかりと歩いて階段降りてるんですよ。この違いに、ちひろの乙女心とか本気の恋愛っぷりを見たのです。

桂馬のフラグへし折った後の反応が違い、ちひろの屋上からの去り方が違えば、歩美の蹴りも違います。歩美はテンプレのツンデレヒロインのように、恥ずかしがったりヤキモチ焼いた時には伝家の宝刀の蹴りを桂馬に炸裂させていました。

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歩美の蹴り

その威力は人間を軽く数十メートル吹っ飛ばす。
戦闘民族のような威力を誇る歩美の蹴り。今回は桂馬がちひろをバッサリ振るシーンを目撃して、今までの照れとかヤキモチとは別の感情で桂馬を蹴っ飛ばすんぼでした。その威力は…。

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歩美の蹴り

何十メートルも吹っ飛ぶ事はありませんでしたが、過去最高の威力じゃないか。そもそも恥ずかしい格好と言いつつ、なんで屋上にわざわざメイド服のまま歩美が覗きに来てるんだっていう。歩美の蹴りまで以前とは違いますよ。

でも、以前と一番違うのは歩美の中のメルクリウス(?)ですけどね。
他の女神と違って姿がまったく宿主に似てないという謎。女神なのかどうか不明ですけど、今回のメルクリウス(?)はさらに謎。なんというか儚いんですよ。

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メルクリウス(?)

人の夢と書いて儚(はかない)…何か物悲しいわね(アグリアス
って、儚いというより「ザ、ザ」と鏡に映る姿が今にも消えそうやん。どういう事でしょう。歩美の中の愛が足りないのか。メルクリウス(?)消えそうなんですけど、これどうすんの?

しかし、今回のキモはどう見ても修羅場回だと思ってたら、まさかのご褒美展開になってしまったディアナでしょう。「私、桂木さんを愛してしまったみたいなんです!」とか頬が緩みまくってニヤニヤするっちゅーの。


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