僕はおっさん漫画雑誌でポツンと萌え漫画が連載しているとグッとくるんですよ。ありがたみ的な意味でも希少価値が高まるわけです。そんなわけでヤングマガジンで連載している「みなみけ」が大好きなわけです。でも、残念な事に「みなみけ」って隔週連載なんですよ。で、「みなみけ」と交代でヤンマガで隔週連載しているのが「絶品!らーめん娘」である。

つまるところヤンマガ的には「絶品!らーめん娘」は「みなみけ」的なポジションに据えているのかもしれない。確かに美人三姉妹という共通点はあるが、これはそういうレベルを遥かに超越している


というわけで「絶品!らーめん娘」1巻が発売されました。
表紙を見ると、ラーメンを題材にした漫画だと錯覚してしまいますけどオビには「ラーメン好きは絶対に読まないでください。」と注意書きされています。

読めば誰もが同じ感覚に陥ります。
えーとね…率直な感覚はこんな感じかな!

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ラーメン屋でザーメンを出してしまった…」
別に言葉遊びでもなく、本当に毎回それだけの話である。ほぼ、ラーメンを食べに来たら美人姉妹に手コキされてラーメン屋でザーメンを出すだけ…という、水戸黄門のように安定したマンネリ感があります。

よく考えてみれば、ヤンマガには「暴想処女」というおバカなノリで下ネタ炸裂させるエロバカ漫画があったじゃないですか。つまるところ「絶品!らーめん娘」もその方向性を狙ったのではないか、と。「みなみけ」のように三姉妹、「暴想処女」のようなおバカなノリ。これを融合させたのが「絶品!らーめん娘」なのかもしれません。

そう考えればしょうもない漫画と一笑するのは早計というもの。
改めて読み返し、率直にこんな感じですね!

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ラーメン食いに来たら勃起して「こんなに腫れちゃってますよ」→手コキ→「今日もラーメン屋でザーメン出してしまった…」。今日も主人公はラーメンを食べれません。何を言ってるか分からねーと思うが俺もなにをされたかですよ!

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絶品!らーめん娘

なぜ裸エプロンなんだ、なぜラーメン屋でザーメンを出すんだ、なぜラーメンを食べないんだ、なぜ姉妹で乳の大きさがここまで違うんだ、なぜ三姉妹はラーメン屋を営んでいるんだ、なぜ客は他に誰も来ないのか…読めば読む程「なぜ…」とミステリー小説のごとく疑問が溢れてきます。

そして、誰もが同じ感想を呟くのである。
これは酷い…」、と。

もちろんこの「酷い」というのは褒め言葉ですよ?
だって本当に酷い展開なんだから。ストレートが来るのが分かってて、ひょろひょろのスローボールをど真ん中に投げられて思わず手が出なかった打者の心境です。一体何がしたいのかと真剣に悩んでしまいます。ちなみに「絶品!らーめん娘」大好き近代麻雀漫画生活さんはこの漫画を「虚無の作品」と述べていました。

しかし、ただおっぱいと手コキでラーメン屋でザーメンを出すだけのしょうもない漫画というのは視野の狭さよ。毎回ラーメン屋でザーメンを出すだけの漫画と思いきや、途中からちょっとバリエーションを変えているんです。はじめてのお泊り、ラーメン対決、チャーシューの気持ち…。

一見するとワンパターンのマンネリに見えて、変化をつけています。それはさながら、人気ラーメン屋が1日ごとに汁の出しを微妙に変えて毎日違う味を提供するかの如く匠の技である。微妙な味付けの変化によって毎日でも通いたくなるほどの強烈なクセと個性を残すのです。

出前編では自転車乗りをレクチャー。

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自転車乗り

サドルが取れたところに、主人公は身を挺して次女のピンチ(処女膜)を救うのでした。ごめん、変化してもやってる事変わらんねーわ!

でも、僕は「絶品!らーめん娘」好きですね。アホでバカで何もないようでいて、言葉ではいい表わせない「何か」がある。それはまるで超濃厚こってり次郎のように食った後に強烈に胃もたれして、もう食いたくないと思うも、しばらくするとまた食べたくなってしまうような…。「絶品!らーめん娘」はそんな中毒性と読みたいという禁断症状を引き起こす魅力があったりなかったり。ジロリアンならぬラ娘リアンが大量に発生する日が来るかもしれない。