アニメ「新テニスの王子様」がはじまりました。
アニメで動くテニプリを見ると、改めて「テニプリ」は凄い作品であると認識させられますね。で、前回は平等院さんが2軍メンバーの為に「1日やろう…」と情けをかけたのに、その夜に闇討ちを仕掛けて「滅べ…」と、越前と徳川を殺しにきたところを助けた謎の男。正体は予想通り越前リョーガでした。

「久しぶりだなぁ…チビ助、越前リョーガだ!」
…あのさぁ誰だっけ?

どうやら劇場版はなかった事になっており、原作は原作通りでここで初めての遭遇のようです。劇場版でガーリックJrと戦った事をアニメでは正史として、アニメで初登場だったガーリックJrが久々の登場のように扱われるような事はありませんでした。どこまで劇場版がなかった事になってるかは分かりませんが設定では越前の2個上でお前中学生だろという気もするリョーガが高校生の可能性もありそうです。

決戦を控えた合宿所。
相手チームにアドバイスさせない為にスマッシュで狙い撃ちして監督を病院送りにしたり、負けた相手を負け犬コールしたり、自チームの監督のどてっ腹にボールを直撃させて黙らせたり…と、ダーティなプレイを見せてチンケなオーラに敗れ去った比嘉中の面々もやる気満々。

俺(わん)のビッグバンや敵(ていちい)なしだばぁ
「海賊の角笛(バイキングボーン)が唸るさぁ
「飯匙倩(ハブ)はそー簡単に返せねーならん
「いよいよ明日沖縄の力見せてやるさぁ」
「皆さん準備はいいですね…」

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比嘉中

はいでぇ比嘉中っ!!」

もはや何を言っているのかまったく分かりません
僕が沖縄方言をまったく知らないだけなんだろうか、彼らが日本語を喋ってないのか。そもそも比嘉中の面々に出番があるのだろうか。あったとしても、チンケなオーラでやられて殺し屋が負け要員で出れるぐらいじゃないだろうか。しかし、彼らは沖縄の力を見せると試合に出る気満々である。かってんぐわぁー!

そういえば木手は丸井と前回一緒に練習してましたけど、ジャッカルは捨てられてしまったようです。最近のテニプリでもNTR(寝取られ)が流行っているのでしょうか。樺地を仁王に寝取られた跡部様も、スーパーテニス(まだ残ってんのかこいつ)を尻目に、仁王の部屋を訪れ修羅場展開に突入しそうな予感。ここがあの男のハウスね!
 
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跡部様

どうでもいいけど、跡部様のこのポーズは指導者の影響だろうか。

中学生だけでなく高校生も笑い所満載である。
半裸で逆立ちする徳川、回し車を走るハムスターに「もうブレーキは効かないぜ」などと高度なギャグを放つ鬼先輩、月をバックにサックスを吹く入江

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入江

なに
 これ?


何でわざわざ鉄塔の上によじ登ってサックスをポーズ取りながら吹いてるんでしょうか、この男は…。わけがわからないよ!1軍バッジがよほど嬉しかった喜びの演奏なのか、もっと意味のあるものなのか。その心の内は誰も分かりません。

読者の誰もが腹筋を崩壊させる笑いを提供する高校生はやっぱり一味違いますね。しかも鬼先輩、ハムスターを見ながら高度なギャグをかました6ページ後には1軍NO5になってるし。高校生の笑いは一段上やでー!

デューク渡邊「どうしましたお頭?」
平等院さん「奴が邪魔に入りおった」
ヂューク渡邊「ほう、それは面白いですなぁ」

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デューク渡邊

面白いのはお前の髪型だ!
なーんて突っ込み100万回されてる事でしょうね。

そんな笑い提供する前夜。
翌日はついに決戦である。Genius10と10人いるので、どういう試合形式になるか詳細は不明。まずGenius10側はNO10毛利寿三郎(立海OB)とNO9越智月光(氷帝OB)の2人によるダブルス。

氷帝OBと立海OBの為に2人の情報は丸裸。
立海OBって初期に現役立海の中学生達の練習に付き合ってボコボコにされてた印象しかありませんけど。各自が2人の情報を読者に分かりやすく解説。その中でも千歳の解説はやっぱり引っかかりますね。

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千歳

昨年の全国決勝で四天宝寺(ウチ)のケンヤを全く寄せ付けんかったばいね

さらっと浪速のスピードスターがディスられる中で、四天宝寺は去年の全国決勝で立海と戦ったという証言。というかさも体験したように言ってるけど千歳は去年は獅子楽中にいただろいう気もしますが。そもそも四天宝寺は昨年はベスト4で立海に負けたという設定のはずじゃ。またもや二転三転した末に四転した昨年の四天宝寺の成績。ちょっと分かりやすく二転三転した経緯を説明すると…。

去年の全国大会優勝校は立海でベスト4には橘と千歳がいた獅子楽中というのは初期からあった設定。そして昨年の準優勝校はスーパーテニス門脇がいる牧ノ藤学院であると作中で述べられるのでした。

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昨年の準優勝校牧ノ藤学院

「昨年の準優勝校牧ノ藤学院(兵庫)」と述べられ、ポッと出の不動峰に「ワシのスーパーテニスが」を普通じゃんとダメ出しされ、あっさりと敗れ去っていました。昨年の準優勝校がいきなり消えてしまったわけです。

ストーリーが進むにつれ許斐先生が「昨年の準優勝校・牧ノ藤」という設定を忘れてしまったようで、大阪・四天宝寺が登場すれば英二が四天宝寺が昨年の準優勝校と言いだすのでした…。

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英二

流石は昨年の準優勝校だね

昨年の準優勝校が2校になってしまいました
このような矛盾は関東大会でもあり、昨年の関東大会覇者は立海で準優勝校が氷帝だったのに、六角中が登場したらシレッと昨年の関東準優勝校と述べられていました。ジャンプ掲載時では矛盾だった昨年の関東大会準優勝という設定も単行本では「古豪・六角」と直しておりコミックでは準優勝校は氷帝で整合性が取れていました。

しかし、昨年の全国大会準優勝校牧ノ藤はもう単行本(31巻)が出ており、許斐先生が忘れてしまった矛盾をどうするのかに注目が集まりました。そんな中で許斐先生が出した設定の整合性は英二の勘違いという苦しい後付をかますのでした。

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後付で上手く整合性取る

英二「さすが昨年の準優勝校…
乾「ベスト4だよ英二

英二の勘違いという後付でなんとか矛盾を誤魔化しました。しかし、これがさらに昨年の四天宝寺の成績を意味不明にしてしまうのでした。

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昨年の四天宝寺

「昨年は準決勝で立海大付属と当たって敗退してるが、決勝の牧ノ藤より立海を苦しめ互角の戦いをしたらしい」

なんとか整合性を取り四天宝寺は昨年のベスト4にしましたが、昨年の王者・立海を最も苦しめ互角に戦ったので四天宝寺は超強いよと述べる乾。

しかし、許斐先生はもっと前に立海の強さを引き立たせる為に、「関東大会15連覇」「全国大会2連覇」「手塚が7人いる」「無敗のストレートで昨年の全国大会を制した」と描かれていました。昨年は圧倒的強さで無敗のストレートで誰も負けず圧勝して全国制覇をしたという立海と、立海と互角に戦ったという四天宝寺…もうわけがわからないよ!

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最終的な設定

「昨年、四天宝寺は立海にストレートで敗れたものの、当時2年にしてS1、そして部長だった彼には回っていない

結局、許斐先生が出した矛盾の整合性は立海にストレートで四天宝寺は負けたけど、四天宝寺は白石には回ってないしストレート負けだけど立海を苦しめたという意味不明でもなんとか矛盾しない設定に落ち着きました。

こんな経緯があって、昨年は四天宝寺はベスト4で立海にストレートで負けたけど最も苦しめた中学でした。なのに今月サラッと 「昨年の全国決勝で四天宝寺(ウチ)のケンヤを全く寄せ付けんかったばいね」とか述べちゃうわけで。またまた矛盾してしまいました。単行本で直すんでしょうか。

というか、許斐先生は自分で考えた設定ぐらい覚えておいてください!
でも、跡部様&仁王(手塚にイリュージョン)のペアによる氷帝と立海の先輩後輩対決は純粋に楽しみですね!