今週の「さよなら絶望先生」286話に精神がえぐられました(挨拶)。

冒頭から藤吉晴美のシャワーシーンで、僕の心の琴線を刺激してブヒブヒする回かと思ったのに。「在庫の人は」というタイトル通り、在庫ネタの話。売れ残りネタなわけです。在庫の気持ちが分かるからザイコメトラーとか、上手い事言いやがってとクスクス笑っている中で、すんごい在庫品が登場。

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在庫品

なんぞこれ。
在庫は売れ残りであり、結婚できない人も売れ残りであり在庫品。なんて上手い事を言うんだ。もちろん、「さよなら絶望先生」読者の約8割は在庫品なので傷口を広げられたような生々しい感覚になります。

在庫品をめとって欲しいと頼まれても、絶望先生は「すいません私はパスです」と、在庫をパスしてしまいました。そして突然始まる在庫パステスト。

①、書店に長く置いてある最新刊でない「絶望先生」をパスする
②、TDUTAYAに長く置いてあるDVDアニメ「絶望先生」をパスする
③、アニメイトのワゴンに載っている「絶望先生」グッズをパスする

1つでもあれば、あなたは在庫パスだとか。
このネタは本当にうまくハマっており、今週の「絶望先生」はザイコメトラーといい上手いとか面白いとか笑ったとか好感触な印象ですね。そして書かれる「私も在庫パスで」という感想。

そして在庫品(結婚できない人)同士を福袋(寝袋)につめて、在庫処分完了。これが本当の抱き合わせ商法とか上手い言葉遊びの連続で唸りつつも乾いた笑いを浮かべるのでした。そして1000組ものご縁を取り持った木津千里。

時は流れ、福袋の中身がもう一品増えた(子供が出来た)とお手紙がくるのでした。ご縁を取り持った方々からの手紙に感傷的な千里。「お世話した方々から頂戴するお手紙が、今の私の一番の楽しみです」とか。なに、このちょっといい話風なのは。

気になったのは「時は流れ」といって、季節が夏になっていたことでしょうか。普段なら特に気にする事もないんですが、なんたって「絶望先生」は3年に進級して実質あと2ヶ月ぐらいで卒業して終わる可能性があるわけで。夏に季節が飛ぶとか、なんとも意味深で色々と考えさせられます。というか卒業後ですよね。

なんか凄く引っかかります。だって、小節あびるが眼帯包帯巻いてないんだけど。

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小節あびる

えっと、どういうこと?
ラストは卒業後だと思うんですけど、なんで包帯してないんでしょうか。なんとも意味深でソワソワします。柱の煽りの「2月17日(金)発売の第28集もですが、既刊の在庫処分にもご協力ください。でないとこの漫画が処(以下略)」にも乾いた笑いを浮かべるのでした。

上手い言葉遊びと身に詰まるネタと意味深なラストと登場しな加賀愛。見所満載だった今回の話。つまり総括すると、冒頭の藤吉晴美のシャワーシーンが良かったという事です。

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藤吉晴美

ブヒィィィィィィィ!




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