「鏡の国の針栖川」…きみが打ち切られたらジャンプがガランとしちゃったよ。でも、直ぐに慣れると思う。だから心配するなよパンツ。

ジャンプからパンツが消え、心にポッカリ穴が開いたようだよ。
パンツがあるわけじゃないでしょ。パンツはもう帰って来ないんだから、もう二度とパンツは拝めないんだから!

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実に不思議なんだよ。急にまたジャンプにパンツが現れて…

嬉しくない。これからまた、ずうっとジャンプのパンツは見ない!(ウソ800)

今週のジャンプ(13号)から「パジャマな彼女」という新連載が開始されました。不思議なラブストーリーと掲げ、僕らの大好物のラブコメである。この前の「恋染紅葉」の読み切りといい、「鏡の国の針栖川」が打ち切られて直ぐに「パジャマな彼女」を持ってきて、「ニセコイ」は健在でジャンプは新たなラブコメ漫画で一発当てる気満々である。

何が素晴らしいって巻頭カラーの冒頭1ページ目。
パンツ、パンツ、パンツの三連打でアグレッシブに攻めてきます。しかも読めば分かる通り、導入の1ページ目なんてまったく物語で必要性がありません。それでもパンチラに冒頭1ページに全力を注ぐなんて、一発で僕の心の琴線を鷲掴みにしやがります。

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パジャマな彼女

退屈な日常を吹き飛ばす、劇的青春
ドキドキのおとぎ話、始まり始まりっ―
トキメキ恋愛ファンタジー
不思議な恋愛物語パジまる!!

タイトルに掛けたんだろうけど「パジまる」という語呂はどうかという気もしますが、「鏡の国の針栖川」の屍を超えジャンプに新たなラブコメが投入。一言でいえば凄くいい!

「高校生・計佑の幼馴染・まくらがある日突然…!?気になる先輩・雪姫も出てきて、一体どうなる!?ちょっぴり不思議な恋愛ストーリー」という説明通り、主人公と幼馴染と先輩の三角関係のような感じ。早速、品揃えを見ていきましょうか。キモの2人は、メインヒロインの幼馴染・音巻まくらと芸能人で高校の先輩・白井雪姫

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音巻まくら / 白井雪姫

まくらは主人公の幼馴染でありちょっと騒がしい天真爛漫な元気っ娘。雪姫は物静かで清楚らしいですが印象としてはちょっとエッチなお姉さん。特筆すべきは2人の髪型。金髪ショートと黒髪ロング(正確には違うけど)ですよ。これぞ「きまぐれオレンジ☆ロード」から脈々と受け継がれるジャンプラブコメ2大ヒロインの髪型です。あと、すげぇベッタベタなイベントのてんこ盛りなのも素晴らしいです。

健康的な安そうなパンツのまくらと違い、雪姫先輩のエッチな感じのパンツと、醸し出されるアダルティな魅力はグッときてしまいます(下半身に)。

出会って乳揉み、段ボールに入れて運ぶ時にお尻触ってるとか、別れ際に耳を引っ張って「スケベ」と耳打ちするなど、その魔性の女っぷりは留まる事を知りません!艶やかさは完全に先輩・雪姫に軍配が上がってしまいます。

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雪姫

年上のお姉さんである雪姫先輩の破壊力はとんでもありません。あまり出番がありませんでしたが掴みは素晴らしく、今後の活躍しだいでは養豚場で豚が鳴きまくる事でしょう。

どちらといえば、まくらは乳臭い、子供っぽいというのは否めません。といu かアホっぽい。それでも、計佑を誘惑する様はメガトン級の威力を見せたのでした。

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まくら

ねぇ…計佑はさ…、みっ…見たいと思う…?

どちらのヒロインも素晴らしいと言えます。
黒髪ロングか金髪ショートか、大人の色気か元気印か、先輩か幼馴染か…。ぶっちゃければ萌えポイントとして見ればどちらも甲乙付けがたいです。どっちも可愛いしブヒる。

それでも、私は圧倒的にまくら派に転んだ。
そもそも「幼馴染」という設定だけで約束された勝利のヒロインなんですよ。幼馴染というものには段階があり、ほぼ100%の確率で「遊び仲間(子供時代)→腐れ縁(中学時代)→友達以上恋人未満(高校時代)」という関係になる事は自然の定理です。

小っちゃい時は遊び仲間、中学ぐらいでは一緒にいるのが当たり前の腐れ縁、高校生になるとお互いが微妙に気持ちの変化があるものの友達以上だけど恋人未満みたいな。そんな時期に始めて幼馴染の大切さが分かるのは失いそうになった時です。

ある事例では男友達に「お前の幼馴染を紹介してくれよ」と、親友が自分の幼馴染を好きになった場合。ある時は一緒にいて当たり前で女として見てなかった幼馴染に「誰か女友達紹介してよ」とか軽く言った場合。その時、始めてギャルゲ&エロゲの主人公は幼馴染の大切さを理解するという。

そして気付く。俺は本当は分かっていた分からない振りをしてた、一緒にいるのが当たり前になってた、今の関係が崩れてしまうのが…云々。人は幼馴染を失いそうになった時に初めてその大切さが分かるのである。計佑とまくらも、友達以上恋人未満という正当な幼馴染の関係を構築してきました。一緒にいるのが当たり前、でも欠けたらドラえもんがいなくなったのび太ばりに心にポッカリ穴が開く事でしょう。

で、「パジャマな彼女」のキモは本当に一緒にいて当たり前の幼馴染が欠けてしまいそうな事。

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幼馴染が欠けそう

私…死んじゃったの…かなぁ?

よく見れば、まくらは浮いてし、親からの電話では直ぐに病院に来いというもの。1話では生死不明ですが、パジャマ姿のまくらは幽体離脱したものである事は間違いありません。「To HEART2」でいえば草壁優季みたいな存在です!

幼馴染とは失いそうになって初めてその大切さが分かる…でも、物理的に失いそうになってしまったでござるの巻きですよ!

パンツ良し、おっぱい良しの視覚的に楽しめるのは「鏡の国の針栖川」の後釜としては申し分ありません。しかも「パジャマな彼女」はシナリオで魅せようとう心構えがビンビン伝わってきます。「鏡の国の針栖川」も「ニセコイ」もシチュでブヒらせる事に特化してるんですけど、「パジャマな彼女」は少女特有の乙女心とかにポイントを置いています。

あえて言おう!
パンツなどのお色気シーンなど飾りである!
何故か!

「パジャマな彼女」は少女の詳細な心の機微をきちんと描く恋愛漫画である!一流の少女漫画にも匹敵できる。例えば、まくらがお弁当を計佑に届けようとしたら、雪姫先輩とラブコメ的な甘酸っぱい雰囲気を醸し出しているのを目撃してしまい、結局お弁当を和せなかったというシーン。

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弁当渡せなかった

心揺れる乙女心的な仕草が半端ないです。
件の計佑を誘惑するのは、このシーンを見てしまったが故なのは言うまでもありません。少年漫画らしくまくらの心情は一切触れられていませんが、仕草と表情のみで彼女の揺れる乙女心がビビッと感じるってものです。

仕草と表情で心の機微を読ませる!
これはジャンプでは非常に珍しい恋愛漫画ですよ。楽園とかフェローズの読者がビビッとくるこの感じ!台詞も説明も無い仕草と表情で語っちゃうんですよ。

そして、まくらが幽体離脱してた後の計佑との再会シーンの素晴らしさよ。
まくらが行方不明となり、散々探し回って他の心当たりは…と、子供の頃によく来たというひまわり畑。そこにまくらはドンピシャでいたわけですけど、計佑と再会したまくらの表情は素晴らしすぎる

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ひまわり畑で見つけられ

めがっさ不安顔である
幼馴染にひまわり畑で出会って不安な表情。「計佑」と発するその顔はおそるそるという感じの、おっかなびっくりの不安っぷり。先ほど、エッチな誘惑をして怒られたからでしょうか。否でしょう。「お前な~」と言われ「え?」と疑問形、「今何時だと思ってんだよバカヤロー」と怒鳴られ「えっ?ごっ…ごめん」と咄嗟に謝りつつも改めて自分の姿を確認し…、怒る計佑を見て「あっあれー…?」と頭が「?」となってるまくら。

もう一度計佑を確認する。

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幽体離脱のまくら

マジマジと計佑を見つめる。
計佑「…何だよ」
まくら「え!?何でもない!!」
まくら目を見開く
「へへへ…計佑」(ここで初めて笑顔になる)

もうお分かりでしょう。
おそらく幽体離脱した後のまくらは他の誰にも見えなかった。街を彷徨ったのかは知りませんが、第三者の誰も自分が見えなかった、気付いて貰えなかった…末にひまわり畑で幼馴染の計佑と会って、不安顔で名前を呼び、やり取りをし、計佑だけは自分が見えていた…という「へへへ…計佑」という満面の笑顔でしょう。幼馴染の絆に胸が熱くなるな!

うむ、パンツといい、ストーリーといい今後が非常に楽しみですね。