皆さん!大変です!
とにかくまずは見て下さい!

1
「ま、今日一日くらいいつもより優しくしてやろうかな」

寅「誰だこいつ?」
卯「ニセコイの桐崎さんよ、ジャンプ読者の正解率99%ォ~」
辰「見舞い…?リンゴ…?おいおい」
巳「『優しく』ってまさか…」

―というわけで楽が風邪を引いて桐崎さんがお見舞いにきてくれた。やっぱり、メインヒロイン。ジャンプ読者の絶対不可侵女主人公!つぐみちゃん登場で立場が危ぶまれましたが、再び桐崎さんの進出を、ここに宣言しますホイ!

戌「ニセコイは1週間前『ジャンプ史上最も静かなヒロイン革命』と言われた鶫誠士郎事件を機に暴力ゴリラ女主義から男装女主義へとシフトした」

誰もがヒロイン交代を信じて疑わなかった。それなのに今回の桐崎さんがめがっさ可愛い仕草連発で揺れている。つぐみちゃんか桐崎さんか。どちらも凄く可愛い。つぐみちゃんの出現で桐崎さんの可愛さも跳ね上がったのは明らかである。

辰「たしかにこれは大変なニュースだな」

いえ…!まだです。
本当に大変なのはここからです!
見て下さい!!

2
「…1人で来るのドキドキしたけど、良かった思ったより元気そうで」




!?



一同「小野寺さん…生きていたのか!?

丑「モブキャラに成り下がったと聞いていたが…!?」
巳「まず真偽を確かめるべきだわ…!」

楽と小野寺さんは両想いである。それはいつ告白してもOK状態。完全に小野寺さんは一歩も二歩もリードしていた。しかし消えたのだ。存在そものが。モブ寺さんと呼ばれるようになったのに、楽のお見舞いに訪れた小野寺さんに誰もが驚愕したのである。あの小野寺さんに出番が!小野寺さんのターンなのか!


敬愛する東城綾は、こう説いた。
タイミングを逃した時がヒロインの終わる時」だと!

「いちご100%」を読み解き過去を巡れば、遥か昔、清純派ヒロインが僅かなタイミングで惨敗した事は明白!いくら両想いだろうと、運命のいちごパンツだろうと遅かったのだ。西野とヤってしまった後の真中に告白するようでは遅すぎた。東城の無念は小野寺さんが晴らしてみせよう!!

3
小野寺さん

午「小…咲…」
申「こりゃあ…確かめる必要ねーんじゃねーか…?」

間違いない!小野寺さんのターンだ。
消えた?空気?モブ?小野寺さんは終わらない!
「いちご100%」で惨敗した東城?「To LOVEる」で空気化した春菜?それがどうした!可能性は須らく誰しも等しく持つべきだ!黒髪清純派ヒロインは終わらない!必要なのは黒髪清純派大和撫子を愛する勇気のみだ!

集え小野寺さん派!
萌えろ!清純派ヒロインに!

必ず小野寺さんが勝利に導く!!!



4
ドクン…!!















5


小野寺さんは小野寺さんだった。