テンペスト(2) (KCx(ITAN)) テンペスト(1) (KCx ITAN)

「テンペスト」2巻が発売されました。
1巻が出た時にも紹介しましたが、設定が本当に凄い。ほぼ男女同数であった地球に突如出現し、Y染色体を滅亡させたサキュバス現象。卵子同士で生殖活動を行ってきました。つまり地球上に女性しかいない。そこで世界で1人きりの男・姫が誕生したのです。人類唯一の男・姫が選ぶ道とは…というもの。そして今度は女性滅亡(フィメールロスト)が近づくという。とにかく本格SFで濃く読み応え抜群。3巻が本当に楽しみです。

さて、先月「新テニプリ」の感想をすっかり書くのを忘れていました。
先月の内容から整理して見ていきましょうか。跡部様&仁王(手塚)VS高校生No10とNo9の対戦は続きます。相変わらず跡部様の必殺技「失意への楯走曲」が凄い。

1
失意への楯走曲

わざわざ相手のラケットを弾いてから必殺サーブ(失意への楯走曲)を決めるのである。相手はラケットを持っていないのに、その必殺サーブには意味があるんでしょうか。しかも、この技は入江が落ちたラケットを普通に拾うだけ破られてました。なんで入江は普通に拾って返せたのに、毛利寿三郎(No10)は返せないんでしょうか。

そして後一歩なのに決めきれない跡部様ペア。
「あんたらあと少しの力持っとったらねぇ」と毛利にダメ出しされれば、不敵に笑って「ああん?何か言ってるぜ…樺地…」って樺地かよ!

2
良くやった樺地

コピー能力者・仁王がコピー能力者・樺地をコピーした
何を言っているか分からねぇと思うが俺も何が何やら分からねェ。樺地ってパワープレイヤーだったんですね。そういえば初期はパワープレヤーって感じで描かれてましたけど、途中から相手の業をコピーする能力者になったから全然ピンときませんでした。パワープレイヤーなら銀さんとかタカさんコピーすればいいのに。

「あとは俺様のサービスゲームをキープするだけだ!」と勝利が見えた跡部様。しかし、越知の眼光を受けた後はミスを連発するようになってしまいました。明らかにおかしい。あの跡部様が立て続けにサーブが入らないなんて…。一体、越智はどんな技を仕掛けたのでしょうか…。

「あとサービスをキープするだけ…その決めなきゃならねぇって気持ちが精神的重圧になりやがるからな。月光の何事にも動じない佇まいからの~ひと睨みは精神的重圧を増幅させやがる

「越知月光…『精神の暗殺者(メンタルアサシン)』と呼ばれる所以はそこにあるぜ」

3
精神の暗殺者

魔眼だー!!

って、ちょっと待て!
ひと睨みすればプレッシャーを増幅させるって、もうリアルに魔術じゃないですか。テニスをして人を吹っ飛ばす、分身、スケスケになると突き進んできましたが、ついにテニスとまるで関係ないような必殺技を出してきました。どうやらNO一桁の連中は妖術使いだったようです。まだ何もしてない毛利はどんなとんでも技を持つのか、このまま空気で終わるのか。

妖術を食らった跡部様は成すすべなくミスを連発。
役立たずと化した跡部様の後ろには手塚(仁王)である。

「跡部よもう打たなくていい。後は全て俺が弾き出すてやる」

4
仁王

予め打球に超回転を与える事で打球を全てコートの外へ弾き出すのである。手塚ゾーンに続いてファントムまで使い出す仁王。凄すぎるだろ。もはやオリジナルの手塚とほとんど遜色ないぐらいに進化していた仁王。もう不二先輩じゃ逆立ちしても勝てないね

しかし、零式サーブで肘を酷使していた仁王にとって、ファントムの連発は爆弾が爆発するのを早めるだけである。跡部様も「これ以上ファントムは打つな」と忠告するも、仁王が漢と書いて「オトコ」と読ます程に熱い漢っぷりを見せるのでした。

5
「手塚国光なら最後まで諦めない」

「1人ならここまで無茶せんぜよ…絶対」
「どんなに腕が重くても…肘に激痛が走っても…今なら指先さえ動けば―」
「ファントムでもなんでも打ち続けてやるぜよ!」

仁王△□×(さんかっけーしかくなし)
仁王まじかっけーっすよ。仲間の為に選手生命がかかっても肘を酷使する仁王。同じ学校の立海の面々も驚きです。「…止めませんよ…今の彼は」「仁王がここまでチームの為に…」と柳生も幸村もビックリです。そして皇帝真田は冷静に…。

6
皇帝

手塚の精神力をもイリュージョンで…

ええー!そこは仁王の精神力を持ち上げようよ。
仁王がチームの為に自己犠牲をする事が認めたくないのかのか皇帝は手塚の精神力をイリュージョンでコピーしたと冷静に分析していました。1人では無茶せんと言ってるのに。ひょっとして皇帝は関東大会で殴られた事を未だに根に持っているのかもしれません。

そして仁王の肘は限界にきてしまいました。
力尽きた仁王が作ったチャンスは逃せないと跡部様は芯でもこのポイントを獲るとキバりますが、1対2では時間の問題でやられます。もう限界ギリギリの跡部様…そこへ…。

7
ばぁぁうっ!!

樺地(本物)が乱入してきました。
誰もが呆然としています。わけがわからないよとはこの事である。審判も即座に「今のポイントは他の選手が打った事により反則とし、49-49から…」と述べています。当たり前だ。他の選手が乱入してくるとかある意味ではアクシデントですしね。だがしかしである。

「…待て」

8

今のポイントだけは有効でいい

何言ってんだこの邪眼は。
ふざけろ。中学生達の男気に当てられたのか第三者の乱入も有効でいいとか言い出しました。そんなルール無視な事出来るはずありません。当然、こんなのは認められるわけもなく審判は…。

「ゲームアンドファーストセット、2軍跡部・仁王ペア7-6セカンドセット」
「おおおおーっ2軍が1セット取った!!」

…認められちゃいました。
ルールってなんだろ?

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