私事ではありますが今度引っ越すんですよね。
そういうわけでここ最近はネットで家具を見てたんですよ。まあ見るだけでも面白いんですけど、新生活の部屋に新しい家具をどう置こうとか色々と考えるだけで胸が躍ってしまいます。そんなわけでリアルタイムに熱いのが「最愛の隣の悪夢」なのである。

最愛の隣の悪夢 1巻 (ビームコミックス)
安住だいち
エンターブレイン

「最愛の隣の悪夢」1巻が発売されました。
いわゆるインテリア漫画といったところでしょうか。「潔癖男子VS汚部屋美女」「異色のデザイナーズコメディー」という煽り文句で、インテリアや空間のデザインなどにスポットを当てて興味深かったです。面白かった

簡単にストーリーを説明しますと…。
"好きなものに囲まれて暮らしたい"と子供の頃から憧れていた主人公・ヒロ。改装自由な部屋へ引っ越したの機に彼女をほったらかしてリフォームをするぐらいインテリアオタク。最愛のオシャレ部屋が出来て幸せを噛みしめた時に、隣室からの壁の崩壊で散々な状態になってしまうのであった。隣室へ怒鳴り込めば悪夢のような汚部屋だったのである。

1
悪夢のような汚部屋

なんだ俺の部屋じゃんか

しかも隣室の住人・雪乃はヒロの彼女・マキの中・高の同級生だという。そこから展開される人間関係とインテリうんちくが魅力的なんですよ。インテリア設計士のヒロの人間関係&職場での仕事が描かれた作品です。

まずインテリや空間デザインのウンチクが本当に面白い
ピカソから始まり絵画から建築家達が「キュビズム」を取り入れる歴史、チャーチル・イームズがデザイナーになるまでの半生…等々、作中に解説されそれが本当に引き込まれます。

そして、お仕事漫画としても面白いのである。
ヒロはまだまだ新米のインテリア設計士。カフェ設計を初めて任され、やる気満々で燃えるものの、なかなか仕事がはかどらずにどんどんボロボロに。このままでは初めて任された仕事を失敗してしまうと悩む姿など、ゾワゾワするぐらいに共感してしまう。

僕はインテリア設計士の専門的な事は分かりませんけど「"いらっしゃいませ"を形にする」という事からヒントを得て、見事に初めて任せられた仕事をやり遂げるのでした。紆余曲折して1つの仕事をやり遂げた時の充実感と爽快感がまたいいんだ。

2
初の担当をやり遂げた

オレはこの仕事をやってくんだなあ

初めて担当を任され、企画やモニタや図面の中のものだったカフェ店。それが実際に形になった時にはただただ「すごい!」と連呼。インテリアを設計する上で取引先に感謝し、お客さんには感謝され…もの凄い達成感と充実感である。

初の担当に燃えるも、空回りし悩み、それでもやり遂げる。
きちんとヒロの仕事っぷりを描くの良いです。仕事が全然進まず、普段はぐーたらな先輩社員が実は凄かったんだと気付くのも、あー分かるって納得です。

何よりも交差する人間関係が本当に良い感じ。
インテリアや空間デザインを中心でありつつ、登場キャラが魅力的。ヒロの彼女のマキと隣人の雪乃(途中から仕事場の同僚にもなる)の双方が僕の心の琴線に触れる。

3
人間関係が良い感じ

3話まではインテリア設計士としての仕事もほとんど描かれず、ヒロを中心にマキと雪乃の人間関係でストーリーが進みます。最初にキャラから描かれているので、その後のストーリーに入りやすいです。マキと雪乃の中学時代の過去話で仲良くなった経緯、喧嘩して離ればなれになるまで描かれ、より一層キャラが魅力的になっている。

題材としてはインテリアや空間デザインとマニアックなんですけど、分かりやすく解説されており興味が出てきます。何より人物がきっちり描かれているので、すんなり入り込めました。1巻では最初に魅力的なキャラの背景を描いて、間にインテリアの説明があり、社会人漫画としてもきっちりまとまって完成度高し。続きが楽しみです。パンツもあるよ!

最愛の隣の悪夢 1巻 (ビームコミックス)
安住だいち
エンターブレイン