5月の漫画でも振り返っていきましょうか。


10位「ニセコイ(1)
ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)
古味 直志
集英社 (2012-05-02)

今のジャンプは三恋志といえる。
つぐみ登場以降、どんどん破壊力を上昇させ続ける「ニセコイ」。圧倒的な尻とパンツの描写で視覚的に楽しませる「パジャマな彼女」。そして新興勢力「恋染紅葉」の3つが覇萌争いを繰り広げています。

今のところ「ニセコイ」の勢いとニヤニヤっぷりはあくまで個人的な話ですがきてるな…っていう。つぐみは1巻では登場しません。でも小野寺さんがちゃんとダブルヒロインをしています。信じられませんね。ぶっちゃけ1巻の破壊力はそこそこなんですけど、2巻は超ド級の威力なので1巻も期待値込みでガッツリ楽しめる。もうね、小野寺さんが可愛いんだ。

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小野寺さん

個人的にスクラン全盛期並みにハマってます。
2巻も要チェック!
【Amazon】「ニセコイ」2巻

9位「最愛の隣の悪夢(1)
最愛の隣の悪夢 1巻 (ビームコミックス)
安住だいち
エンターブレイン

先日引っ越したんですよ。
「最愛の隣の悪夢」はいわゆるインテリデザインを題材とした漫画で、新しい部屋の家具をどうするかとか色々と考えて通販サイトなどを見て色々想像するのが本当に楽しい。そんな感じでリアルタイムに楽しめました。インテリア設計士の主人公が仕事や人間関係で奔走するのが上手く描けていると思います。インテリアウンチクがまた面白い。続きが楽しみです。
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「最愛の隣の悪夢」インテリアのうんちくも人間関係も見応え満点

8位「ローファイ・アフタースクール―五十嵐藍短編集

「鬼灯さん家のアネキ」の五十嵐藍先生の短編集。
思春期特有の青臭い鬱屈したものにスポットを当ててる作品が多い。その感情がよく描けていると思います。いわゆる盗んだバイクで走り出したい若者がちょっと変わったり、少し前進する様子が胸熱。つっても私はもう30歳のおっさんなので共感するという事はあんまりないんだけど、若者の鬱屈っぷりは胸に響く。

お気に入りは「ekstasis」。
クラスで寝てる黒髪ロングの女子の髪の毛いじって舐める話。

21
ekstasis

たった数ページなのにオチも含めて最高でした!
ダウナーな話からバカギャグまで盛りだくさんで満足。
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「ローファイ・アフタースクール」心に刺さる珠玉の短編集な件

7位「白衣のカノジョ(2)

眼鏡っ娘に定評のある日坂水柯先は、白衣も素晴らしいものだよと教えてくれました。「眼鏡+女の子+白衣」の方程式の素晴らしさを知ることになるのである。「白衣のカノジョ」2巻の内容はいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃする漫画で、1ページ毎のエロさとニヤニヤっぷりが半端ない。俺を悶死させる気か!3巻はひと波乱あるのかいちゃいちゃっぷりに拍車がかかるのか、本当に楽しみです。
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「白衣のカノジョ」女の子+眼鏡+白衣=うっぴょっぴょー

6位「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(2)

腹筋崩壊するぐらい笑える。
モテない、ボッチの女子高生が毎日痛い事をする。そのアレっぷりはもはや笑うしかないんですよ。駄菓子屋こ子供達相手にイカサマして本気になって、その様子を従姉の子に「うわー」を通り越して慈愛の眼差しを向けられる程の痛さに何だか込み上げてきます。声優さんの台詞を録音し、自分の声を当てた乙女ゲーを親に聞かれた事とか半端ない。

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親に見られた

うわぁ…

もう腹抱えて爆笑する。そしてちょっと時間が経つと死にたくなる。
オナニーを見られたとか、エロ本に疑似顔射したとか、友達にかしたエロ本がカピカピになってたとか、もうね過去のアレが走馬灯のように蘇ってキツイ。ここまで心がザワつく漫画はないです。精神ダメージきつすぎる。

電車など人前で読むと思わず声を出して笑っちゃって危険です。
部屋で1人で読むとアレな過去を思い出し死にたくなって危険です。
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「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」痛くて、おもしろい。そして、死にたい。

5位「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW

凄くいい
「ラブロマ」「友達100人できるかな」のとよ田みのる先生の初短編集である。まあ、これが本当に珠玉の短編集と呼べるぐらいいいんですよね。読後の爽快感は最高です。読んで良かったと思える。すなわち良い話ばかりなんですよ。優しい世界で良い人ばかり。とみ田作品は直球のストレートをど真ん中に投げるからこそ気持ちいい。お気に入りはサンデー読み切りの「CATH&THROW」。フリスビーを通して言葉や気持ちを言葉をCATH&THROWするのが胸熱。同時発売の「タケヲちゃん物怪録(AA)」もお勧め。
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「タケヲちゃん物怪録」「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW 」凄くいい

4位「宇宙大帝ギンガサンダーの冒険―水上悟志短編集Vol.3

「惑星のさみだれ」の水上悟志先生の短編集。
まあ、これがめちゃんこ僕の琴線を鷲掴みにするんですよね。熱血燃え漫画からSF漫画に恋愛漫画にホラー…と盛り沢山の内容となっています。そして読めば1つのテーマになっているという。ギンガサンダーに胸が熱くなりまくり。

以前にも語ったけど、水上作品の主人公は自分の壁とか限界を超えて覚醒するんですよね。その瞬間が半端なく盛り上がり、小宇宙を燃やす。バトル漫画に限らず、覚醒した時の盛り上がりの魅せ方が本当に上手いなって。

そして、アワーズで掲載された読み切りだけでなく「わにあに」「砂の惑星の民」「太陽と世界」も収録されています。「太陽の世界」は、かの「惑星のさみだれ」の茜太陽が成長しいい大人になり未来を手に入れるまでを描いたもの。あの感動の続き…最高すぎる

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太陽の世界

あの太陽が…と、目頭が思わず熱くなる。
「惑星のさみだれ」全巻読み返した後で続けて読むとさらにテンションが上がりますね。家族の問題、そして捻くれる…と、夕日と同じような境遇だった太陽が夕日の影響を受けて、最高の笑顔見せる。同時発売の「エンジェルお悩み相談所 新装版(AA)」も最高なんだ。
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「宇宙大帝ギンガサンダーの冒険」「エンジェルお悩み相談所」キャラが魅力的すぎる

3位「ベツ×バラ (3)


悶絶しました。
今月の最ニヤリング賞はぶっちぎりで「ベツ×バラ」でした。今までちょっと気になる程度の存在だった2人の関係が一気に進んで、ニヤニヤ指数はストップ高を叩き出すのである。たまちゃんの可愛さが桁違いすぎる。2人のラブがコメる姿をもっと読みたいという気もしますが見事な大団円でした。職場を舞台にした4コマ漫画と侮るなかれ、悶絶して部屋中をゴロゴロ転げまわるレベルで危険である。危なく悶死するところだったぜ。
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「ベツ×バラ」最高だ!
「ベツ×バラ」ゆっくりでも確実にラブがコメって胸熱!

2位「さよなら絶望先生(29)

本来なら29集の表紙を飾るのは加賀愛の順番でした。
しかし、見たとおり風浦可符香である。なぜなら次の30集で完結だから。もうマガジン本誌でも次回で「さよなら絶望先生」は完結してしまう。なんのかんので改蔵の山田さんのファンサイトだった当サイトも今では立派な(?)加賀愛のファンサイトです。でも最近は加賀愛と同じぐらい風浦可符香ちゃんの事を考えてしまう。

もうね、表紙からして意味深です。

さよなら絶望先生(29) (講談社コミックス)

皇帝ペンギンは卒業式仕様。
これは可符香(赤木杏)が卒業式にいたのだろうか。でもいなかった。浮かない表情をしている。卒業(成仏)出来なかったから暗い表情なのか。未練の羽根も待っている。意味深すぎる。
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「さよなら絶望先生」うわああああ!衝撃展開すぎる件
「さよなら絶望先生」イヤッホオオオウ!衝撃展開すぎる件
「さよなら絶望先生」ゾクゾクゾク!衝撃展開すぎる件

1位「四月は君の嘘(3)

鳥肌立った!
1、2巻も十分面白かったんですが3巻からの盛り上がりっぷりよ。コンサートのシーンに身震いしまくる。とにかく超お勧めである。「四月は君の嘘」は名作になる臭いがプンプンしている。
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「四月は君の嘘」あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
「四月は君の嘘」名作の予感がプンプンするぜ!