たいようのいえ 6 (デザートコミックス) たいようのいえ(6) (KC デザート)

「たいようのいえ」6巻が発売されました。
「ドキドキがやまない。」という帯の通り、ドキドキときゅんきゅんとニヤニヤが止まらない凄まじい破壊力であった。いちラブコメ好きとしては、まさにご褒美といえるレベルです。「たいようのいえ」を読んでいる時の俺の表情は大変気持ち悪い笑みをしている!

5巻ラストで大樹が真魚を好きなんじゃないかと匂わせおいての続きである。「ちんちくりんの真魚」と、大樹視点で物語が始まるのであった。どうやら大樹は小学生時代に真魚が好きだったようで、好きな娘にイジワルをしちゃうような少年であった。

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少年時代の大樹

陽菜
ねぇ大ちゃん、陽菜知ってるのよ
男の子は好きな女の子にいじわるしちゃうんだって」
「どう当たりでしょ?


小学生時代、クラスメイトが真魚が髪型変えたのを「あの髪型可愛いな、りぼんついてるの」とか話してるのを聞けばイラっときて「あのちんちくりんのどこが可愛いんだよ!」とか言い出し、本人にも似合ってないと言っちゃうわけで。それを指摘する陽菜の鋭さよ。

改めて16話「夏祭り」で陽菜と再会した時の謎の台詞の意味を知る。夏祭りで陽菜と再会した大樹でしたが、陽菜は謎の台詞を放っていた。

5
陽菜と再会して

陽菜
「大ちゃん…デート?」

大樹
「…誰が!真魚だよ!わからないの?」

陽菜
真魚ちゃんだから

なるほど。子供の頃から大樹は真魚を好きだと気付いてた陽菜だからこその台詞でしたね。6巻のっけの21話「むかいのあのこ」は以前の話を読み返したくなる構成になっててていいっすな。

6話「雨の国」では、大樹と真魚が数年ぶりに再開を果たすわけですけど、真魚は「誰?」「あ!もしかして大樹?」と大樹かどうか確認取ってたのに、大樹は真魚と確認は取っていませんでした。それは「真魚のことは驚くくらいすぐに分かった」という21話の大樹の回想でなるほどなぁと納得させられました。

で、夏休みの間に帰ってきた大樹の第一声も納得しちゃうよね。

6
夏休みに帰ってきて

「真魚って兄貴のこと好きなわけ?」→真魚大赤面→「やっぱりそうなのか、気に入らないな」という意味深なやり取りあったけど、ただヤキモチ焼いてただけじゃないか!

6巻はまさに大樹づくしだったんじゃないでしょうか。
基兄にけん制したりジックリ攻めるとか、なかなかのやり手やぞこいつ。番外編「さよなら男の子」は関西で世話になった親戚の家から家に帰る大樹が描かれてましたけど、普通に感動であった。ジーンときてしまう。何より、オーラが半端ないっすね。

7
オーラ出てます

大樹から約束された敗者の当て馬のオーラが神々しい程に見える。
織田くんじゃ役不足でしたね。本物の当て馬は大樹だったのかー。「ちはやふる」の太一、「僕らがいた」の竹内くん並みのただのいい人で終わる臭いがプンプンするぜー!

大樹視点の話が僕の心の琴線に触れます。
気付けば「たいようのいえ」は色んなキャラが立ってきましたね。初期は基と真魚が順番に視点を変えて主人公をやってる構成だったのに。もう脇役が主人公やっても十分面白い物語となってる。今や青春群青劇として滅茶苦茶面白いじゃないですか。つまり、他のキャラが魅力的なキャラとして一本立ちしてるってこと。

「たいようのいえ」は、真魚と基だけの物語に留まってない!もはや、キャラそれぞれの物語となってきてる。見たいね、ちーちゃん視点の「たいようのいえ」

8
ちーちゃん

最近、ちーちゃんの可愛さがヤバイです。
そろそろ、ちーちゃんの視点で描かれる「たいようのいえ」が来てもいいんじゃないかな、かな。

でも、様々な視点で主人公を変えて青春群青劇となってきた「たいようのいえ」ですけど、やっぱ基と真魚の視点は格別ですね。空海さんもちーちゃんも可愛いんですけど、真魚のデレを見てしまうとレベルの違いは明らかである。

もはや真魚の可愛さは次元が違う!

9
真魚

なんだこの可愛さは…。
ま、まさか…真魚のヤロウ…。

ま、まさか、いやそんな事はありえない。
あんなガサツで料理の下手な女子力低い真魚が…
で、伝説の超少女漫画ヒロインなど、なれるわけがはない!

10
伝説の超少女漫画ヒロインだと…

超少女漫画ヒロインは数年にひとりあらわれる…。
あ、あれは、ただのくだらない言い伝えのはずだ…。

11
こんなことが…

ち、ちくしょう!
い、今の真魚の仕草はただ可愛いだけじゃない…。
オ、オレの目はごまかされんぞ…!
と…とてつもなく可愛い仕草だ…。
少女漫画ヒロインの可愛さレベルをあきらかに超えている…。

まじで真魚の可愛さが宇宙規模でヤバイ。
頬が自然と緩んでニヤニヤしてしまうんですけど。基とラブがコメった時なんで部屋中ゴロゴロ転げまわる程に悶絶ニヤリングしちゃうんですけど。まじで可愛すぎる。伝説は本当だったのか!真魚は超少女漫画ヒロインなのだ!

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「たいようのいえ」真魚の可愛さが大気圏突破した件
タアモ先生の描く女の子を見ると胸が熱くなるな