「じゅういちぶんのいち」4巻が発売されました。
何度も述べますが良い漫画です。グッときます。感動します。サッカー漫画ですけど、サッカーを知らなくても興味がなくてもまったく問題ありません。サッカーをテーマとしていますが、メインは登場人物達のヒューマンドラマな。サッカー漫画というよりも、サッカーを通して語られる青春群像劇
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4巻も今までと同様に3人の物語と読み切り1話が収録。今回、収録されているのは「医者になる夢を諦めた元ガリ勉のサッカー部員」「選手の獲得に思い悩むスカウト」「ソラを見つめるファンの少女」の3人。どの話も感動的でジーンときます。

【加瀬博樹】
小さい頃、命を救ってくれた名医である叔父。医者になりたいと思うようになり、その叔父がいる大学の付属校を目指し受験勉強に明け暮れるも失敗。小さい頃からの夢を断念し、サッカーに出会い新しい生き甲斐を見つけた少年の物語。

ソラのチャンピオンズリーグで優勝したいという夢を聞いて触発されるわけですが、この時の台詞がまぁ素晴らしいのなんの!

37
名言すぎる

俺の夢は変わらない…今いる場所がどこであっても目指す場所は変わらないよ

理想から外れた道に進んでしまっても、今自分がどこにいようと目指す場所は変わらないというソラ。その言葉に自分を重ね、もう一度医者を目指す…というエピソード。その際に、サッカー部を辞めるわけですが決して途中で逃げ出した訳じゃないのが胸熱です。

38
「試合でゴールを決めるのが、今の僕の夢なんだ」

きっちり夢を叶えてから、もう一つの夢に邁進していくのである。試合でゴールを決める、医者になるという2つの夢を達成する様子がもう最高です。

【堂本誠治】
サッカークラブのスカウト部長をする堂本。以前に一流大学の弱小サッカー部の選手をスカウトしたものの大成する事はなかった。しかも上場会社に内定が決まっているのに熱心に口説き入団させたのに。彼の人生を狂わしてしまった…と、後悔している哀愁漂うおっさんの物語。

ソラが、以前に人生を狂わしたと思っている選手と境遇が似ていて、スカウトするかどうかの葛藤。ソラを獲得すると決めるまでのやり取りは感動しまくる。 すこぶる良い話で思わず目頭が熱くなってしまいました

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スカウトします

―スカウトは、人一人の人生を狂わすことのできる職業だ。しかし、だからこそ挑戦すべき時があるのかもしれない。自らの人生を賭けた選手とともに―

「じゅういちぶんのいち」の名言発生率は凄く。
この漫画のタイトル「1/11」の11話目でこのエピソードというのも味わい深いです。

【沢渡真名】

40
沢渡真名

3巻の中の俺の中のメインである。無名時代からソラのおっかけをするファンの女の子。その女の子の招待は…というもの。いやはや、いい意味で裏切られました。思わずホロリとさせられます。

4巻は全体的にソラの成長奇譚って感じでもありました。今まではソラの周りの人物を時間軸バラバラで青春群像劇で描かれてましたが、今回はプロになり海外へ移籍と一気に時間軸が進んいきました。後書きの作者コメントを見ると終わりが近い様子。もっと読みたい気もしますが、どうまとめるか私、気になります。
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