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「となりの怪物くん」その泣き顔はプライスレス
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2013年02月01日
「となりの怪物くん」11巻が最高であった。最高であった(大事な事なので2回言いました)。ズバリ11巻の見どころを上げれば「涙」である。「となりの怪物くん」各巻ランキングをつけるとすれば、7巻が個人的にNO1でした。7巻は素晴らしい泣き顔満載でしたよ。
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・「となりの怪物くん」泣き顔がマーベラス!
でだ。私的「となりの怪物くん」各巻ランキングで7巻を抜いて11巻がNO1に躍り出たのである。後に「となりの怪物くん」を振り返って、11巻が一番面白かったと述べる事でしょう。
まずは夏目さんの泣き顔である。
まあ夏目さん自身ギャグ要員の側面が強いのでしょっちゅう泣き顔を見せているんですけど、11巻における夏目さんの涙は夏目さんの泣き顔ランキング堂々の1位を更新したのである。
夏目さんが泣きました
ズッキューン!
あ、ヤバイ。このシーンは僕の心の琴線に触れる。
夏目さんの泣き崩れるシーンを最高と言わずして何を最高というのか!泣いた理由はシズクに「あなたが友達でよかった」と言われたから。夏目さんといえば「友達いない」キャラであり、やたらと友情とか居場所とか席というものに執着する心情を吐露していた。
「ミッティにはハルくんがいる。ハルくんにもミッティがいる。じゃあ、わたしは?わたしはいったい、いつになったら―」
「もしも誰かが、わたしに椅子を用意してくれたら―…」
夏目さんは椅子が欲しかった、座りたかった
友達いない夏目さんがシズクに「友達でよかった」と言われたのである。そりゃ泣くってものですよ。泣き顔の可愛さもいいのですけど、活目すべきは泣き崩れた姿こそです。友達いないから「居場所」「席」に拘ったのか、この席は私のものとでもいわんばかりのアピールした座り方が特徴的でした。
夏目さんの座り方
いつも膝を抱えて体を丸めて座るのが夏目さんクオリティ。日常でも、落ち込んだ時も、嬉しい時も、恋をした時も、ササヤンと青臭い空気になっても、夏目さんは膝を抱えて体を丸めて座る。"夏目さん座り"である。
この"夏目さん座り"自体可愛らしい格好でパンツ見えちゃわないかなと
通常ならこれだけでご飯三杯いけるんですけど、この夏目さん泣き崩れシーンすら霞むほど、11巻はシズクが素晴らしかったのである。しょっちゅう泣く夏目さんとは対照的に、シズクは作中で今まで一度も泣いた事はありません!鉄仮面シズクである。
シズク
もちろん、シズクは鉄仮面という感じの無表情じゃありません。むしろ分かりやすい部類です。ハルにすら顔に出やすいと言われる程です。見てください。このフラプチーノを「ズオオ」と飲む表情を。めちゃんこ嬉しそうに、美味しそうに飲む。
シズクぐらい顔に出やすいタイプもいませんよ。
にも関わらずシズクは今まで一度たりとも泣いた事がありません。シズク父いわく母が働いて最初の年に、見送りで変な顔をしたとか。「怒ってるみたいな、泣いてるみたいな、梅干し食べてるみたいな表情」だとか。あ、この娘は泣かないんだ。
そんなシズクが泣いて見せたのである。
泣くことを知らないシズクが泣いた。
シズクついに泣いた
ズッキューン!
あ、ヤバイ。このシーンは僕の心の琴線を鷲掴みにされる。
作中でついに涙を見せたシズクであるが、そも「となりの怪物くん」で初めて泣いたキャラは誰かといえばハルです。その時、シズクはどうしたのか。じゃあ、今回初めてシズクが泣いてハルはどうしたのか。デジャブるんですよ。これは、1話とほとんど同じ流れじゃないか。
「となりの怪物くん」1話
何で泣いたのか分からないシズクに、「違う。なんか嬉しくて」と嬉し涙を見せたハル。ハルの泣き顔を見て、思わず抱きしめてしまったシズク。クラスで飼ってたウサギが死んでも涙ひとつ出なかったシズクは、ハルの泣き顔に謎の感動をしていました。
「なんて純粋な涙だろう。こんなきれいな涙を、私は流したことがあるだろうか」
そんなシズクが純粋で綺麗な涙を流したのだ。
「となりの怪物くん」44話
「違う。なんだか嬉しくて」
見てくださいよ。1話とのデジャブりっぷり。純粋できれいな涙を流しちゃったんですよ奥さん。あのシズクが。兎に角心に残る名シーンここに極まりである。11巻44話は単行本読み返した上で堪能するとさらに美味しい!
デジャブるといえば、ヤマケンに「…喜んで」と友達になった(44話)のと、ハルと彼氏彼女になった「…喜んで」(31話)もまたデジャブる。ヤマケンの完敗に乾杯!
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