ディアティア2 マイディア ディアティア

「ディアティア」2巻、「マイディア」が発売されました。
いい、超いい!「ディアティア」1巻が成田と桐ヶ谷が付き合い出すまでの過程を丁寧に切なさを織り交ぜ描いたものならば、2巻の「マイディア」は思わず土下座して謝ってしまいたくなるぐらいの甘々っぷりである。
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「ディアティア」甘く切なくもどかしく悶絶する

帯コメント「初めて好きになった人が自分の事を好きだという奇跡。」って、もう帯でこっちまで赤面してしまう。「マイディア」の威力は、読んでて桐ヶ谷が恥ずかしがって赤面すると同時に、読んでるこっちまで恥ずかしくなってしまうレベルである。だが、それがいい!

1
桐ヶ谷睦子

圧倒的可愛さである。
もはや桐ヶ谷の一挙一動にニヤニヤするのみです。

「マイディア」は、頬の筋肉を緩ませ、ニヤニヤと満面の笑みを浮かべながら読むのが正しい読書スタイルであると断言できます。それほど桐ヶ谷の可愛さは私の心の琴線に触れてみせたのだ。

ぶっちゃけ、今回の感想は桐ヶ谷可愛いペロペロ(^ω^)の一点に収束されるわけですけど、もはや可愛いとしか言いようのない圧倒的な桐ヶ谷の可愛さなんだから仕方がない。驚いた時に髪が逆立ちする桐ヶ谷が可愛いし、赤面して困っちゃう桐ヶ谷が可愛いし、ベロチューされて涙目の桐ヶ谷が可愛いのだ!

2
可愛いのだ

見て下さいよ、この可愛さ!
普段から小動物のように愛くるしさ振りまく桐ヶ谷は、時たまデフォルメさせた時に月が新円を描く時のサイヤ人のように爆発するのだ。「顔芸」というわけではなく、桐ヶ谷は本当にたまにしかデフォルメ化しないんで、希少価値も高い。もはや「癒し」です。

桐ヶ谷の可愛さはヒーリング効果がある。
そんな桐ヶ谷が最も可愛いシーンといえば当然「恥ずかしがってる姿」なのは言うまでもありません。恥らって赤面する姿は、もはや僕にとってご褒美のようなものなのです。桐ヶ谷は恥ずかしがらせてナンボなのです。

桐ヶ谷を恥ずかしがらせるのは成田こそ第一人者なのですけど、葉月もなかなかどうして。

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なかなかどうして

もちろん桐ヶ谷を恥ずかしがらせるのは成田の専売特許なのですけど、葉月の「桐ヶ谷いじり」も素晴らしいと言わざるを得ません。ほら、成田の場合自分もダメージ受けたり、自分も恥ずかしがっちゃうのに対して葉月は一方的にいじるからね。もはや芸術の域です。

電話で妬くことないよとアドバイスすれば…。

妬いてないよ!(必死)

どう見ても妬いてます
桐ヶ谷はなんて分かりやすい娘なんだ!

それを優しく論するように対応する葉月は「桐ヶ谷いじり」の免許皆伝を授けてもいいな。桐ヶ谷と葉月のやり取りは凄くいい。桐ヶ谷をこれでもかといじるのが最高である、と。なかなか良いコンビである。

そんなこんなで、桐ヶ谷の可愛さが凝縮されまくっていた。
もちろん、かずまこを先生の真骨頂はキャラの心の機微とか心情を詳細に丁寧に描くところにある。言動と共に心の声がいいんだ。「(私ばっかり)」とかわざわざ心の声に括弧くくるとか、上手いと唸るものです。

そんな2人がすれ違うのは「マイディア」の山場の一つです。
やはりかずまこを先生は「切なさ」こそがキモであり、甘々状態の2人がすれ違う様子はハートをギュッとさせられるもの。

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ギュッとさせられる

「ディアティア」1巻はむしろ「切なさ」こそが全開だったのに比べて、「ディアティア」2巻の「マイディア」は「甘さ」が全開だったので、甘々バカップル状態の2人がすれ違う様子は、希少価値も含めてより一層の威力があった。ほら、パンチラ理論と同じですよ。パンチラも毎回パンツ見せられるより、ここぞでパンツ見えたほうが有難味が違うでしょ。

だからこそ、成田と桐ヶ谷がすれ違った際の「涙」は強烈なのである。
「ディアティア」もそうなんですけど、この「マイディア」も2人の感情を言葉だけでなく「手」で表現しているのは外せません。

「手つなぎ」である。

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手つなぎ

成田が桐ヶ谷を捕まえた時によろしく、桐ヶ谷がヤキモチ妬いたり励ましたりすれば桐ヶ谷が一方的に「ぎゅう」と握り、逆もしかり。ラブラブ時には2人がしっかりと手を握り合う。

「ディアティア」「マイディア」は2人の感情をダイレクトに表現するように、この「手つなぎ」で魅せてくれる。それは成田とアレな母親の場合も同じ。成田から手を差し出して繋ぐも、すぐに振り払う母親の心情も「手つなぎ」で表わしていた。そんな「手つなぎ」で、終始イチャラブしてた成田と桐ヶ谷のすれ違う様子を表わしたのは上手いと思うと同時に、切なさも倍増させてくれる。

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ずーっと繋がってた手が離れた

上手い!と思うと同時に切なさ全開である。
終始2人のクソ甘っぷりを「手つなぎ」で魅せてくれ、絆創膏を貼った成田の指をなでなでする「手つなぎ」シーンなんて、それだけで悶死させる威力があったのに。その印象的な「手つなぎ」シーンを、「ぱっ」と離すシーンはセンチメンタルブルーにさせる。

そんな手を放すシーンがあったからこそ、ラストのニヤニヤシーンにおける手を「ぎゅ」っと握るシーンは、俺の頬の筋肉が痙攣するぐらい満面のニヤニヤを浮かべたわけであります。最後のカラーの「手つなぎ」は、まさにこの漫画の良さを凝縮させたイラストやね!

1
最高の手つなぎ

悶絶。

そして、おまけ漫画「ダーリング」で僕はKO負けを喫す。
最後の最後に桐ヶ谷の可愛さと最高の「手つなぎ」を濃縮させた「ダーリング」には、ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するのみである。

まとめると、桐ヶ谷可ペロペロ(^ω^)となる。
しかし、困った。桐ヶ谷だけでなく成田も可愛い

ディアティア2 マイディア
かずまこを
白泉社

ディアティア
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