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「ひとつ屋根の下の」ボクのこと忘れないでください!
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2013年02月22日
ラブコメ読んで頬を緩めてニヤニヤさせるが至福!(挨拶)
「ひとつ屋根の下の」1巻が発売されました。
文字通りひとつ屋根の下で繰り広げられるハートフルコメディである。ですが、お風呂でバッタリとかトイレでばったりというようなご褒美的なアレとは違います。「ひとつ屋根の下の」における、一つ屋根の下は同じ寮という意味。
コミック裏の説明は以下の通り。
大人になったら一緒に暮らそう―
幼き日の約束を果たすべく、久太は共学になったばかりの元女子高に入学する。だがそこの家で待っていたのいは彼を「知らない」と言い放つ幼なじみ、梨々子の姿だった。泣き虫で、優しくて、久太のことが大好きな"りり姉ちゃん"は一体何処へ?ひとつ屋根の下のナイショの恋物語、始まります。
幼き日の約束を果たすべく、久太は共学になったばかりの元女子高に入学する。だがそこの家で待っていたのいは彼を「知らない」と言い放つ幼なじみ、梨々子の姿だった。泣き虫で、優しくて、久太のことが大好きな"りり姉ちゃん"は一体何処へ?ひとつ屋根の下のナイショの恋物語、始まります。
子供の頃に結婚の約束をした幼馴染と数年ぶりに再開するというものである。これがね、いいんだ。全力で頬をニヤニヤさせてしまう系の威力を持っている。幼い頃に結婚の約束をした2人が再開っていうのはベッタベタだけどいいね。
結婚の約束をした幼なじみ
一言で「幼馴染」といっても、この業界には二種類の幼馴染の形があります。主に以下の2通りに分けられるであろう。
・一緒にいるのが当たり前で腐れ縁状態の幼馴染
・幼少の頃に大事な約束をして離れ離れになった幼馴染
前者は兄妹のように一緒にいるのが当然で恋愛感情が無い、後者は幼少時に一生の思い出になるような時を過ごし結婚の約束をしている…というのが定石の黄金パターンである。同じ「幼馴染」と書くのに全然意味合いが違います。実の妹と義理の妹ぐらい違います。
で、この「ひとつ屋根の下の」は後者の「幼少の頃に大事な約束をして離れ離れになった幼馴染」であります。子供の頃にした結婚の約束を果たすために主人公・久太は元女子高で去年共学になったばかりで可愛い女の子わんさかの星淑学院(男の理想郷)に入学する。目的は一つである。子供の頃に結婚の約束をしたりり姉ちゃんと再開する為。
で、いざ再開したら素っ気ない態度に「あなたとは今日が初対面です」とか言われる始末です。昔の思い出を語ってもクールに今日が初対面と突き放す。それでも、久太のこの一言にはダメージを受ける!
「ボクは和賀寮長に一目惚れってことにするよ」
それを聞いたりり姉
悶絶!
まさか、この私がラブコメ漫画の1話で悶絶する羽目になろうとは。ラブコメ漫画において1話でニヤニヤさせて悶絶させるってのは非常に難しい。どんな名作ラブコメも、ヒロインに感情移入させるのに数話が必要なのだ。
ニヤニヤさせて悶絶させるのには数話はかけるのが定石である。勿論ラブコメ漫画の1話目で僕のハートをガッチリ掴んだ作品は多い。「電影少女」とか「I's」とか「ラブひな」とか「いちご100%」…etc。でもこれらの作品は1話目でニヤニヤさせたというよりエロで鼻の下を伸ばしたというのが正確。やはり、頬をニヤニヤさせてラブがコメって悶絶するには数話ないと難しい。
それを1話目でやってのけた「ひとつ屋根の下の」はとんでもない!1話目で出し惜しみして引っ張るような設定の幼少の頃の結婚の約束、数年ぶりの再開をサラッと流れるように描いた点が大きいだろう。何よりだ。再開した後のクールに突き放した他人行儀な態度を何度も見せられた末にの赤面だ。これは威力デカイ!念願のはぐれメタルに出会い、4~5ターン全部ミスのオンパレードの末に出た会心の一撃のような感動である。
その後のりり姉ちゃんの言動が僕の心の琴線を鷲掴みにする。
その後のりり姉ちゃん
見てくださいよ、このだらけきった頬の緩みを!
他人行儀で初対面のフリしてたりり姉ちゃんも、実は幼少の頃を覚えててずっと好きで、久太の言葉が凄く嬉しかったというね。ニヤニヤするっちゅーの。そして「どうしよう…」と切なく泣き出す。
たった1話で普通のラブコメ作品ならずーっと引っ張る展開をスピーディに描く。だからサクサク読めます。1巻でで2人の置かれるロミジュリっぷりと、それでも好きだというのが描かれています。サクサク進んで凄くいい!俺の頬の筋肉も緩むっつーの。
また、脇の布陣も完璧です。
保護者が勝手に決めていた婚約者を筆頭に、寮のエロ姉妹、今後フラグが立つ可能性高そうな同級生など、何処に転ぼうとも約束された勝利を掴めるのである。「ひとつ屋根の下の」の布陣はどこに転ぼうともガッチリ勝利を掴む2段構え!…ならぬ3段、4段、5段構え!
どこに転ぼうとも勝利である
ふむ。
幼少時に結婚の約束を交わした幼馴染と両想いである事を前提に、勝手に自分を好いている婚約者に、悩殺してくるエロ姉妹に、その他のモブもなかなかどうして。率直な感想を述べよう。羨ましい!
でもやっぱメインディッシュがあるからこそ!りり姉ちゃんの可愛さが半端ない!泣いてる表情も、切ない表情も、キリッと真面目な表情も全てが僕の心の琴線に触れる。なんだ、この可愛さは!
圧倒的可愛さである
サクサク読める上に、両想いと直ぐに分かって行動する。
1話で再開&両想いが判明し、2~4話で置かれている状況やお互いが両想いである事や今後やるべき事を速攻で描き、5話で温泉でお泊りである。「悪・即・斬、牙突」の斎藤一に優るとも劣らない「再開・大好き・キス、押し倒す」のスピード感!
「再開・大好き・キス、押し倒す」
ブラボー!
もちろん未遂で終わる押し倒しであるが、大人になったらという事で先のセックスの約束もガッチリ交わすのである。ラブラブである。悶絶ものである。僕は部屋中ゴロゴロ転げまわってしまいました。
その後の2人のロミジュリっぷりの問題を解決するエピソードがいいんだ。グッとくる。家庭の事情で障害のある大好きな幼馴染が結ばれる事を望まれてないっていうのは、僕の歴代幼馴染NO1の海己の境遇と同じで最高にニヤニヤできる。もうりり姉ちゃんの土下座には白旗を上げるしかない。まいりました!
りり姉ちゃんは最高の幼馴染ですよ!
何より特筆すべき点は、その仕事っぷりである。恋する乙女の可愛さ、ロミジュリ的な切なさ等、全話でその魅力を余すことなく見せる。可愛すぎるだろう、と。これが本当に素晴らしいお仕事なんですよ。
だって、ラブコメ漫画のヒロインは読者を喜ばせるのがお仕事じゃないですか。世の中には霊圧が消える人気1位のヒロインもいる一方で、りり姉ちゃんの仕事っぷりは感動的であります。見事ですよ。「ありがとうごいざいました」としか言いようがない!
本当にありがとうございました!
必殺仕事人のような匠である。
毎回毎回、確実に読者を喜ばせるというラブコメのヒロインとして仕事を遂行する。可愛い、ブヒィ、ペロペロ(^ω^)という言葉だけで言い表すのは難しい。まさに奇跡の幼馴染です。奇跡って起きないから奇跡らしいけど、起きちゃった。りり姉ちゃんの可愛さはもはや言語化できません。うーんとね、絵にするとこんな感じかな。
ひとつ屋根の下の(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))
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藤 こよみ
双葉社 (2013-02-12)
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このこここのこ 3巻 (IDコミックス REXコミックス)
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一迅社 (2010-11-27)
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