「ニセコイ」小野寺さんマジ天使！:ヤマカムセカンド

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さて。あの「ニセコイ」人気投票結果発表で小野寺さんが1位を獲得した事は記憶に新しいところです。誰もが思ったものです。小野寺さんの時代が来る、と。だって人気投票1位ですよ。フッフッフッ、始まるぞ。本物のヒロインだけが生き残れる"小野寺さん時代"がやって来るのさ！と大笑いするも当然です。

なんたって人気投票で1位ですからね。
1位となるとこちらの期待値も跳ね上がるってものです。
一体どんな活躍を？世界料理人ランキングで今月も1位でをとってすごぉ～って言われるようなものです。でもランキング1位なのに出番無いし。やっと登場したと思ったら速攻で死んじゃったし。ランキング1位で何の見せ場も無く死ぬとかどういう事だってばよ！

ランキング1位なのに何の活躍もなく死ぬの図
完全に一致。
小野寺さんはザウスシェフかよ！

まあでも仕方ない。
クリスマスイブにどこ行くの？と聞かれて「高級ホテルのスイートルームだよ！」と叫ばれれば小野寺さんが即死するのも仕方ない。仕方ないよー。だって、あの爆弾発言には小野寺さんどころかマリーまで虫の息ですよ。というか死んでます。腐ってます。やさぐれてます！

虫の息のマリー
「まあ誰かと思えば楽様ではありませんか」（腐った死体）
「私なんて所詮路傍の石コロ…」（グール）
「…楽様がお気に留める価値なんて…」（どくどくゾンビ）

やめてくれェ！！マリーが死んじまう！！
その娘がいなぐなったら…千葉県のYさんはどうやって生きてくんだよォ！

「ニセコイ」63話"ソノアト"は、のっけからマリーファンの悲鳴が木霊する中、「安心しろ皆殺しだ！」と言わんばかりに、千棘以外の全ヒロインを殺しにかかる恐ろしい始まりを見せた。

マリーだけじゃない。
小野寺さんもつぐみも聖なる夜に性なる事をした前提で話が転がり、蹴散らされていく。小野寺さんは目を合して話す事が出来ない、つぐみは居た堪れなくなって逃げ出してしまった。

小野寺さんとつぐみ

「栄光」を知っている。
「屈辱」を知っている。
私は、私を、諦めた！
全ヒロイン、背水の陣、というか…虫の息！

くっそ～～っ！！
じ…次元が違いすぎる…！！

もはや最終決戦にのこのこと現れた天津飯のようなものだ。
もう戦ってる次元そのものが違った。ジャンプラブコメ漫画では「事後」というのは決定打だ。かの「いちご100％」の東城綾が敗北を喫した要因も「事後」だ。運命のいちごパンツで「約束された勝利のいちごパンツ」の持ち主といえども、「約束された勝利の一夜」の前には敗北を喫するしかなかった。

心折れしヒロインズ
完全に戦意を失った。達観してしまった。
千棘以外のヒロインの反応はもう見ていられない。オフェンスの鬼でディフェンスの弱さに定評のあったマリーが虫の息ですよ。マリーのディフェンスの弱さってのはラブがコメった時の打たれ弱さですよ。これじゃ心が折れ姿ですよ。小野寺さんもつぐみも心がボッキボキに折れている。

まあ、彼女たちの気持ちも分かる。
ラブコメ特有の「すれ違い」「勘違い」ってやつだ。これがジャンプラブコラブコメ漫画では勝敗を大きく左右させる。かの「いちご100％」の東城綾が敗北を喫した要因も「すれ違い」「勘違い」だ。引っ張りに引っ張った「東城の選んだ男」（弟）を勝手に勘違いされたままライバルにごっつぁんゴールを決められてしまった。

このままでは、勝手に勘違いされたまま千棘にごっつぁんゴールを決められかねない。だが、安心だ。東城綾の無念は小野寺さんが晴らす！この最終審判にもなりかねない「すれ違い」「勘違い」を見事に解消してみせたのだ。

誤解は解きます
聞き耳立てる小野寺さんが可愛い。
こうして楽と千棘の聖なる性なる勘違いは無事解けました。

それを聞いた小野寺さんは天にも昇る気分である。
小野寺さんマジ天使とはよく言ったものである。小野寺さんが天使なのは当然なんですけどい、クリスマスの誤解が解消された小野寺さんは文字通り天使になったのでした。