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「はじめの一歩」凄い名試合だった件
コメント(13)
2013年02月28日
「はじめの一歩」ヴォルグ王者へ
最近の「はじめの一歩」がめがっさ面白かった。
ヴォルグが世界チャンピオンに挑戦するって試合。始まった時は、また脇キャラの試合を長々と見せつけられるのかとゲンナリしたものです。ところがどっこい!こいつが蓋を開けてみると「熱い、面白い、震える」の三冠王達成である。こんな面白い試合何年ぶりだよ。
マイクは直前オファーとかヴォルグに不利な条件押し付けたこっすい男だと思ったものでしたがなかなかどうして。凄ぇ小物臭が半端なかったものの、試合をする内に格どどんどん上げていった。
準備期間が足りずに試合勘を取り戻すのに2Rかかると言われている。事実、ヴォルグがピンチの連続で、またこのパターンかと思ったものである。「はじめの一歩」黄金パターン、それは最初にフルボッコにされて最期に一発逆転である。一歩の試合など殆どこれだ。まだ「ブリーチ」のターン制の攻防のが手に汗握れる。
ところがである。ヴォルグが試合勘を取り戻した3R以降で面白さがグンバツに跳ね上がったのだ。あんま期待してなかった試合がハラハラドキドキ手に汗握る攻防となったのでした。これどう見ても名試合です。面白かった。
世界最高峰の戦いを見せた
今回のヴォルグVSマイクの試合こそ世界最高峰の試合であったと言えます。すごい読み合いの心理戦、テクニックの応酬、両者の駆け引き。熱い、この試合熱いぞ!
しかも、最初はこっすい小物かと思ったマイクは、実は読み合い、心理戦、チェスのように一手一手理詰める試合を待ち望んでいたのであった。「(精神と頭脳の戦い)そういう試合をいつも望んでいた」「お前とならできると思ってた!」と来たもんだ。本当はヴォルグと戦いたかった。「挑戦者にヴォルグを指名してくれ」「彼と戦らせてくれ」とマネージャーに懇願する過去の回想が流れ、マイクの世界王者としての貫禄も格もダダ上がりである。
圧倒的にディープな心理戦であった。
この「読み合い」は熱い、燃える、震える!
というか過去の「はじめの一歩」で、ここまでテクニック&心理戦を描いた試合はたぶんないんじゃないですかね。宮田のようなテクニシャンが試合しても伝家の宝刀の「フルボッコ→大ピンチ→大逆転」ですし。おすし。
ディープな心理戦
3R以降のディープな読み合いの展開になってからの試合は「魅せて」くれますよ本当に。背景やコマにチェスを描いて、この試合がいかに心理戦であるかの演出もさる事ながら、徹底的に第三者的な視点で描かれていたのも外せません。
両者が攻防の度に同時に心情を吐露する。
普通、ヴォルグの側にたって描くのが定石である。両者が平等に心の声を出すっていうの。例えば、「飛燕の改良型」を拂った、ビビるヴォルグと余裕のマイクのようなね。相手が何を思ってるか分からない不気味の王者という演出にもなるし。でも、第三者視点で同時に心の声を描くから、マイクも実は感心してビビってたりするのだ。
こんな心理戦があるからこそ試合そのもの攻防も半端ない!
凄い攻防やで
ディープな心理戦があるからこそ、実際のアクションにも説得力がある。ジャブの刺し合いすら魅せるくれる高テクニックに思える。
圧倒的にディープな心理戦でありましたが、最期の決着の攻防は何の心の声も聞こえません。ただひたすら無言で、観客の声も聞こえず、アクションシーンのみが淡々と描かれる。
一切の文字無きアクションシーンのみのラスト
ここまで「心理戦」「読み合い」をピックアップした試合なのに、最期は何も語らず。されど雄弁に語る。よく見れば雑に殴りあってる泥仕合展開でない。きっちりガードもしてるし、高度な攻防をしている。チェスのような読み合いなのに心理の言葉なし。
得てしてスポーツ漫画で大激闘の決着の時というのは一切の文字や声が消えアクションシーンだけというのは王道である。僕はこれを「全力を出しきった試合に語る言葉無し現象」と呼んでいるんですけど、まさにヴォルグVSマイクの決着は文字や言葉で説明するものなど何もない!声に出てないだけでものすっごい心理戦してたでラストの攻防!ブラボーな試合であった。「はじめの一歩」史に残る名試合ですよこれは。
だからこそ、マイクのマネージャーの審判買収の件はいらなかった。イーグルの「名勝負に泥を塗るな」はそのまんま読者の声ですよ。すげぇ名勝負に泥を塗られた感が半端ない。普通にダウンから立ち上がるんじゃいかんかったのか。マイク本人が知らなかったのはギリギリ漢を守った感じか。
本当に名勝負であった。
ベルトを巻いたヴォルグにグッときたのは、紛れもなくマイクという素晴らしい王者を倒したからに他ならない。ただ強いだけでなく、小物臭かったのに試合中にグングン格を上げ、紛れも無い好敵手となった。Jライトならフェザーにも落とせるかしら、私は再登場しても一向に構わんぞ!
【ベルト違ぇ】
上、前回(1007話)のベルト
下、今回(1008話)のベルト
今週ヴォルグが巻いてたベルトと前回ヴォルグが巻いてたベルトのデザイン違えぇぇ!この辺り、ジョージ先生は以下のようにツイッターで嘆いておりました。
あ~、大きなミスをしてしまった。あまりにも堂々と間違えているものだから逆に気づかなかった。単行本化の際は直すにしろ、これはへこむ。未熟者すぎる。なんかもうダメすぎて、ため息。
どうやら、ヴォルグが挑戦していたのはIBFのベルトだったはずが、前回巻いていたのがWBAのベルトだったようだ。確かに985話では「IBF J・ライト級世界王者」と実況されている。単行本では直すそうですけど。