ノ・ゾ・キ・ア・ナ 13 OVA付き限定版 (ビッグ コミックス) ノ・ゾ・キ・ア・ナ 13 (ビッグ コミックス)

「ノゾキアナ」13巻が発売されました。
これが最終巻です。お互いの部屋を覗き穴で覗き合う生活もこれでおさらばです。お互いの秘密を覗き合うというスリルとか背徳感とかがゾワゾワしましたけど、ここまでネタも尽きずにグイグイ読ませて貰いました。

ラストで結ばれた2人は当然やる事やるわけですけど、その流れがなかなかどうして。今までの2人の覗き合い生活を、2人の過去をなぞるっていうね。

7
2人の過去をなぞり出す

最後の特別ルール。
今日、木曜日の間はえみるが、0時を境に金曜日はタツヒコがお互いを自由に出来る権利を持つというもの。なにそのエロい権利!で、えみるのターンでは、バスタオル越しのキスから始まり、城戸じゃなきゃ濡れないという告白、クローゼットでの愛撫…と、2人のこれまでの出来事をなぞる行為。

なんとも意味深なエロである。
そも、「ノゾキアナ」という作品自体が僕は哲学であったと本気で思う。お互いを覗き合うって、恥ずかしい姿を見せ合う、ありのままっていうのが素晴らしい。携帯漫画という形で毎回エロ漫画という感じでエロシーン8割を締める中で、確かな人間ドラマを描いていたと思うわけですよ。「全てをさらけ出す」っていうね。

もちろんエロも最高でありました。
毎回毎回濃厚なエロスは本当に僕の下半身を熱くさせたものです。
しかし、それ以上に12~13巻のえみるの仮面が剥がれる流れが最高であった。ぶちゃけ最初は特殊な性癖の持ち主のえみると、それに翻弄されるへたれなタツヒコのエロ漫画で、ゾクゾクされるし続き気になるって感じでした。

そしたら、終盤の展開はどうですか!
えみるの過去がどんどん判明して仮面が剥がれ、体だけでなく心まで「全てをさらけ出す」に至ったのである。これ凄い上手いよマジで。あの謎だらけの意味不明だった、えみるのポーカーフェイスが崩れるのは感動的ですらある。下半身も胸も熱くさせてくれるぜ

で、紆余曲折を得て体も心も繋がった2人
しかし別れがやってきた。え、このままほっこり完結かと思ったら、えみるの翻弄は読者を慌てさせる二段構え!

そして最終回。
普通に泣きそうになったわ。
えみるが帰ってきたわけだけど、もうねこの展開は王道です。すれ違っていた不器用な2人が紆余曲折得て結ばれるっていうのは王道ですよ王道。タツヒコの成長もよく描けてた。そこに並んだえみる。いいねこれ。

あたしと自分、見せ合いっこしませんか?これからもずっと…

22
最終回

喜んで!

あかん、目頭熱くなったわ。
まさか「ノゾキアナ」で、泣きそうになる感動を味わう事になるとは…。お互いの恥ずかしい姿を見せ合うっていう「ノゾキアナ」で、最後は体だけでなく心まで見せ合った2人。これ王道で至高なり。これピュアラブ。凄くいい漫画だったと思うわけです。

これは隠れた特殊な傑作じゃないかな。
全13巻は長いなら最初の1~3巻読んで飛ばして12~13巻でもいいから是非読んで欲しいと思ったり、思わなかったり。
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