苺ましまろ 7 (電撃コミックス)

これからの『かわいいは正義』の話をしよう。」(帯より)

「苺ましまろ」7巻が発売されました。
4年振りの新刊である。4年て…「ハンター×ハンター」も裸足で逃げ出すペースである。帯にも「もう、笑うしかない。」と書かれてますけど、本当に色んな意味で笑うしかない

しかも中身はコピーのオンパレードである。コピーのオラオララッシュに度肝を抜かされる事請け合いですよ。さらに、ページを勧めるとあからさまに背景が減っていくのである。7巻は10話収録されているんですけど、回が進むにつれてどんどん白くなる。70話「蚊」では、「みなみけ」もビックリの白さです。

いっそ清々しい!
新刊出すペース、コピーの多様、背景の白さ。ばらスィー先生こそ「萌え漫画界の冨樫先生」と呼ぶに相応しい!だからこそ、心から叫びたいのです。悔しいけど面白い、と。

61話「いいわけ」など、これでもかというコピーの多様である。学校に遅刻した事、宿題を忘れた事を美羽が先生に言い訳をするという話。美羽がボケた言い訳をし、千佳が突っ込みを入れるというもの。ほぼコピーで通す。しかし、これが悔しいけど面白いのだ。笑える。

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悔しいけど面白い

宿題を忘れた事を美羽がボケながら言い訳し、千佳が突っ込みいれる。後は、台詞変えるだけのコピーっぷり。昔のジャンプ放送局のコーナーのようなものだ。今なら「じょしらく」の巻末コーナー。これを漫画本編でやる。しかしこれが笑える。台詞変えるだけなんですけど「ぷっ」となるんですよね。悔しいけど面白いわ。

64話「桃太郎」では、何の前触れもなく桃太郎をやり出す
何だろう、この懐かしいノリ。漫画のキャラを使って描かれる「桃太郎」。週刊誌連載のギャグ漫画ではよく見かけたな。まあ、こういうのもたまに炸裂すると無性に面白いんですよね。

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桃太郎

美羽が桃太郎となって鬼退治をする。まあ、いちいち面白いんですけど、鬼を退治する所なんて思わず声出して吹き出してしまった。「可愛い」は正義である。「面白い」もまた正義である。普通にギャグ漫画として笑える。

65話「4コマましまろ」では唐突に4コマをやり出す。これまた、僕の笑いの琴線に触れてしまう。面白い、面白いぞ。68話「スーパーマシマロ」は、さらにぶっ飛んでいた。

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マリオ

もはや意味不明である。
なのにめちゃんこ面白い。完全にシュールな世界観が出来上がっている。そも「苺ましまろ」って可愛いキャラ達の日常をニマニマしながら読んでたのに、いつの間にか普通にギャグ漫画として面白くなってしまった。なんだこのシュールなギャグの切れ味は。7巻なんてごった煮のカオス状態のエピソード満載である。

通常の日常がメインでたまに不意打ちのように変化球を投じるもんだから、もう打ち取られるしかありません。まいりました。笑いました。最高の手抜きなのに、手抜きの魅せ方が上手い。絶妙と言わざるを得ない。

もちろん、通常の日常回だって最高である。
相変わらずの美羽の言動にこいつバカだと思うしかない。

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こいつバカです

ふむ。やはり美羽のパンツは好きだな。嬉しいパンツとは違い、どちらかと言えば残念なパンチラなんだろうけど、僕は好きです。ただ美羽がパンチラするだけで、俺の頬を緩ませる程度の事が可能です。何より、みんな本当に可愛い。可愛いは正義である。面白いも正義である。まる。

苺ましまろ 7 (電撃コミックス)
ばらスィー
アスキー・メディアワークス (2013-03-27)

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