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「ニセコイ」75話

小野寺さんは可愛い(挨拶)。

今週の「ニセコイ」は最高でしたね。
75話タイトルは"カミカゼ"である。冒頭から新年度、春を感じさせてくれます。のっけから「春、暖かな風が桜の枝を揺らし髪をくすぐる。そんな四月―」と小野寺さんのポエムが炸裂した。素晴らしい思春期特有の春の表現ですね。そんなポエムを綴っちゃう小野寺さんも可愛い。

おっと、今回は番外編でしょうか。
思わずポエムを語りつつ「今日から高校一年生」とか言っています。これからはじまる高校生活にウキウキの小野寺さんです。いやー小野寺さんには春が似合いますね。これは小野寺さんの過去編なんだろうか。

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小野寺さんの過去編?

なんだか素敵な恋とか始まっちゃいそうな予感です!

…あ、察し。
小野寺さんファンはこの時点で全てが分かってしまいますね。というのも小野寺さんは楽に中学時代から恋をしているからだ。高校生になって恋をしたわけではない。一見すれば叙述トリックのような作りであるが、訓練された小野寺さん信者は開始3ページで分かってしまいます。つまりこの娘は小野寺さんではないけど小野寺さんなのだ!

小野寺さん(妹)である。

きたか。初めて小野寺さんの家に行った時にも、バレンタインデーでも小野寺さんに妹がいることが触れられていましたが、2年生に進級し後輩として登場であります。小野寺さん(妹)も姉に負けず劣らず圧倒的な可愛さですね。

高校生初日、いきなり不良に絡まれてしまいました。
そこへ颯爽と1人の男が現れ助けてくれるのでした。

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助けられました

ベッタベタである。

あまりにも予定調和。あまりにも案の定。助けてくれたのは楽でした。気絶した小野寺さん(妹)を学校の保健室へ運んで上げるのであった。気付いた小野寺さん(妹)は顔も覚えてない男(楽)を「王子様」とか言い出すのである。これは運命の出会いと舞い上がります。もちろん楽だとは知りません。すげぇ順調にフラグが立ってしまった。「登場→フラグ立て」の流れが素晴らしい。

もちろん小野寺さん(妹)だけではありません。
新1年生はどの娘も逸材揃いであります。

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ポーラ / 風ちゃん

まさかのポーラ再登場である。
一発キャラかと思いきや新1年生として再登場するとは…。ヤバイ!今後のつぐみ&楽との絡みが楽しみすぎる。そして今回初登場の小野寺さん(妹)の親友らしき風ちゃんである。小野寺さん(妹)は全寮制の女子校に通っていたと思われるので風ちゃんも同じなのかな。つまり男に面識ない可能性高し。

オラ、新1年生になんだかワクワクしてきたぞ!
まじでこの2人の活躍に期待が高まる。ハーレム要員に加わっていいんやで!じゃんじゃん増やそう!

そして小野寺さん(妹)と楽の2度目の接触。
プリントを運んでいたらぶつかって落としてしまいました。1人プリントを拾っていると、おやおや2年生の先輩がプリント拾いを手伝ってくれるじゃないですか。

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プリントを拾うのを手伝ってくれる先輩が

ベッタベタである。

見事なフラグ立てです。手伝って貰った後に一緒にプリント運ぶシーンが実にいいね。これぞ青春!これぞラブコメっていう展開です。そも「ニセコイ」は変化球など投げずに、どっかで見たことある展開をテンプレ通りにやればいいのだ。ストレート1本で十分です。ちょろい僕ら読者は意のままに打ち取られてみせよう。ニヤニヤだぜ!

そんなわけで今朝の運命の王子様とは気付かないけど、今度はきちんと顔を覚えて楽とフラグを立ててみせたのである。

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見事にフラグ立ってますぜ

イヤッホーイ!立った、立った!フラグが立ったー!
とクララが立った時のような感動を覚えますね。この優しい先輩が今朝の運命の王子様だぜよ。こいつは順調に陥落ると思いきや、楽が「一条」と分かれば態度が一変してしまうのであった。「あなたがあの一条楽先輩?」と今までの甘い雰囲気が一転して邪険なものへ。

小野寺さん(妹)の中の楽は、ヤクザ集英組み組長の息子で超絶美人の彼女がいるにも関わらず多数のキレイな女の子を従えて、親の権力で学校を裏から牛耳っているというものであった。まあ半分正解なんだけどね。

そんなわけで小野寺さん(妹)は楽に宣戦布告をする。

「これ以上、私のお姉ちゃんに…」

その時…タイトル通りカミカゼが起きたのだ。

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カミカゼ

小野寺さん(妹)のスカートがめくれてしまった。
"カミカゼ"というタイトル通りである。まさかの小野寺さん(妹)のスカートがめくれてしまったでがざるの巻きですよ。目の前でスカートがめくれて、パンチラならぬパンモロを拝んでしまった楽。

もちろん、気の利いた男ならパンモロを目撃しようと見ていないと優しさを見せるとこころなんですが、そこは好きな人が隣で告白しようが爆睡した唐変木なだけあって、正直に答えてしまうのであった。

「高校生にもなってクマさんは無いかと」

そこ正直に答えるとこか!
なんと小野寺さん(妹)のパンツは「クマさんパンツ」なのであった。クマさんパンツといえば子供っぽいパンツの代名詞でもある。たしかに「クマさんパンツ」は子供っぽいパンツの代名詞であります。しかしですね、ジャンプには「I's」の麻生さんという大学生になってもクマさんパンツという先人がいます。むしろクマさんパンツこそ今をときめくトレンディではないでしょうか。
<関連>
クマさんパンツが時代の最先端だという話

しかもである。
小野寺さん(妹)のはいてたクマさんパンツが見えず読者の想像に任せるという感じだったんですけど、ちょっと引っかかる点があるんですよね。だって、普通クマさんパンツといえば後ろ…お尻のほうにプリントされてるものじゃないですか!

前から見ると無地のパンツ。
後ろから見るとクマさん。

これがクマさんパンツである。だからさ、今回の小野寺さん(妹)のパンモロシーンは色々と引っかかるんですよ。だって、小野寺さん(妹)がパンモロしたのは前の方ですよ!

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小野寺(妹)さんは前方パンモロします

おかしいでしょ?
通常のクマさんパンツはお尻の方にプリントされて前からじゃ無地のパンツと勘違いするものでしょ。なのに、今回のカミカゼでのパンモロは前方から見てクマさんパンツであると分かってしまうのだ。

2つ考えられる。
1つは小野寺さん(妹)がパンツを前後で反対に履いていたという可能性。もう1つは一般的なワンポイントのクマさんパンツではなく水玉模様のように沢山クマさんがプリントされているパンツであるという可能性。どっちだろう。どっちでもいいや!

しかし、「小野寺さん(妹)」という言い方はちょっと言い難いですね。
「涼宮ハルヒの◯◯」シリーズなんて朝比奈みくるは現在のみくると未来のみくるを分かりやすく表現する為にカッコ方式を使って「朝比奈(大)」と書いて分けており、僕もそれを習って「小野寺さん(妹)」と使ってきましたけど、どうも使いにくい。なにかいい表現は無いだろうか…。

「小野寺さん」と「妹」…。
あ!なんかちょうど良い感じの歴史上の人物いるね。

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小野妹子

小野寺さん(妹)は小野寺妹子…これだ!
という呼び名を嬉々として考えたんだけど、冷静に考えると別に面白くもなんともないですね。小野寺妹子の本名は小野寺春ちゃん。とりあえず春ちゃんと呼ぼう。

春ちゃんは可愛い(小並感)

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小野寺春

「私の名前は小野寺春…!!」
「小野寺小咲(おねえちゃん)の妹です!」


もうね、めがっさ可愛かった。
どうやら楽は女たらしで小野寺さんに近づく悪い虫という認識のようです。しかしですね、きっちりと楽とフラグは立てたし、何より顔を知らない運命の王子様が楽だしね。それが判明したらどうなるのか…想像に難しくない。つまり小野寺さんは妹が敵になる可能性が非常に高い。

なんのかんので春ちゃんは素晴らしいですね。
新たなヒロインで今後の活躍に期待が高まります。ほぼ確実に身内がライバルになってしまうであろう小野寺さんはどうなるのか…。やばい先が楽しみすぎるんだってばよ!

小野寺さん(妹)ってのは相当なタマだぜ…!
「ニセコイ」は「四ヒロイン」が統べるラブコメ。
千棘、小野寺さん、マリー、つぐみ…そこへ春ちゃんが加わった!
均衡が崩れた今、何が起こるかわからねェ!!

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始まるんだよォ!!!
誰も見た事のねェ"新しい時代"が!!



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