ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 4 (アルファポリスCOMICS) ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(4)
ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(3)
ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(2)
ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(1)
著書:柳内たくみ
漫画:竿尾 悟
20××年、夏――白昼の東京・銀座に突如、「異世界への門」が現れた。中から出てきたのは軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側である「特地」へと踏み込んだ――。超スケールの異世界エンタメファンタジー、待望のコミック化!!

なんやこれ。
めちゃくちゃ面白いじゃないか。いやもうくちゃくちゃだ!
前々からフラン☆Skinさんでプッシュされていたので気になっていたものの、手を出さなかったわけですけど、先日WEBで1話を読んでみたらもう続きが気になって気になって全巻購入したしだいです。
<まずは1話を読むべし>
アルファポリス 自衛隊彼の地にて斯く戦えり

ね。もう続きが気になって気になって仕方なくなるよね。
そんなわけで一気に4巻まで読みました。最高に面白い、続きが気になるというね。原作は未読なんですけど、むしろこのまま漫画版だけ追いかけようかな、と。「原作知ってる」目線で読めばそれはそれで面白い見方ができると思うのですが、あえて原作未読ならストーリーも新鮮に読めてさらに楽しめるじゃないですか。ですので、あえて言おう。私は原作未読でコミカライズ板を読むことこそ至高である、と。

20××年、夏――白昼の東京・銀座に突如、「異世界への門」が現れた。中から出てきたのは軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側である「特地」へと踏み込んだ――。超スケールの異世界エンタメファンタジー、待望のコミック化!!

20××の東京・銀座に異世界への門が現れ、中から中世ヨーロッパのような軍勢とドラゴンやオークやゴブリンといった化け物達が突如襲ってくる。それを自衛隊が制圧。銀座に「門」のみが残され、この門は異世界へと繋がっているのであった。この時、北条総理大臣(どう見ても小泉元総理)は、地図に載っていない門の向こう側の異世界は未確認の土地で、特別地域(異世界、以下特地)は日本国内と強弁し、自衛隊の派遣を決定するのであった。

異世界と日本の異世界戦争が勃発した!

1
戦争勃発

圧勝してしまった。

「ゲート」は、自衛隊が戦国時代にタイムスリップした「戦国自衛隊」や大東亜戦争にタイムスリップした「ジパング」と同系統の作品ではある。異世界の文明はテンプレ的な中世ファンタジー世界であり、ドラゴンや魔法などがあるけど所詮は中世の戦術である。ハッキリ言って現代の自衛隊の前には為す術がないのである。

特地の連合国の連中が無慈悲なミサイル攻撃で壊滅させられ「これは戦ではない!こんなものが戦であってたまるか!」と叫ぶのがなんともね。騎馬戦?亀甲隊形?1万対30万?知らんがな。ミサイルどーんである。こんな魔法見た事ないよね。泣けましたなぁ。

圧倒的戦力の自衛隊に異世界は歯が立たない。
もはやただの蹂躙であり、戦争に成り得ないんだけど、むしろそこが面白いのである。自衛隊の戦力を目にして、異世界の帝国は日本と講和を結ぶしか道はないのであるが、そこに至る政治的プロセスやうごめく内政などが非常によく作り込まれており、世界観の深さを際立たせてくれる。

2
自衛隊とやり合ったら滅ぶしか道がない

鋼鉄の天馬(戦闘機)
大地を焼く強大な魔道(ミサイル)

逆立ちしても勝てません。特地の連中も魔法などあるけど、中世ファンタジー的に作り込まれているので魔法を放つに詠唱などいるし、なにより火力が桁違いである。どう考えても勝てないのである。そこで、日本と講和を結ぶしかないとなり色々と帝国内で蠢くのが面白いのである。設定や世界観が綿密で唸っちゃうのである。

まじで勉強になるってぐらい設定が凄い。
どうやら原作者が自衛官出身らしく、自衛隊の描写が超リアルなのである。ミリオタなら大喜びしそうなぐらい細かく説明がある。武器の細かい設定から、自衛隊内部の様子から、政治に振り回されるところなどもね。何よりも自衛隊のカッコよさは半端じゃありません

また、「ゲート」の面白いところは現代社会とリンクしているところでしょうか。これが「戦国自衛隊」や「ジパング」と一線を画すところかな。常にお上の決定がいる。政治家の存在である。それがリアルと思わせてくれるのである。現実に日本が異世界ファンタジーと繋がったらこうなる可能性あるよねって思わせてくれます。総理はしょっちゅう変わるし、なにかと野党やマスコミに叩かれる描写は妙にリアルである。さらに面白いのは異世界の特地だけでなく、現実の世界でも色々動いてるところでしょうか。

3
異世界だけでなく現実世界も色々と蠢く

日本にだけ異世界に通じる「門」が出来た。
門の先はファンタジーな中世ヨーロッパ的な世界。資源などまだ見ぬ宝の山である。当然、各国が動くのである。ロシア、中国、そしてアメリカが日本に出現した異世界へ通じる「門」をめぐって暗躍する姿がなかなかどうしてよ。リアルに有りそうと思ってしまうのは、描かれる政治家が実物のまんまなのもあるでしょう。とにかく細部まで作り込まれた世界観と設定が素晴らしいの一言なのである。まあ俺は原作未読なんだけど。漫画版だけでも凄い作り込まれてるなというのが理解できるのである。

まあ世界観と設定は最高の一言。
モチのロンで本筋のストーリーがクソ面白いのは言う間でもないのである。主人公・伊丹耀司率いる小隊の目線で物語が転がるんですが、ドラゴンと戦ったり、異世界の人々と信頼関係を築いたり、ある街を救ったり、国会に参考人招致されたり…と、ストーリーが進展していくのですけど、どれもクソ面白いエピソードとなっています。

またね、キャラがね。いいんだ。
主人公の伊丹のオタク自衛官のカッコよさはなかなかどうしてよ。
そして何より、ヒロインの駒であろう。ぶっちゃけ、グロいしドギツイ残酷なシーンが多いんですけど、読んでてそんなにヘビーにならないのは各ヒロインが魅力的で頬をニヤニヤさせる展開が間に挟まるからであろう。

シリアス展開の間に挟まるニヤニヤ展開。
これが実に素晴らしいのだ。ロリババアを具現化させた合法ロリなロゥリィ(961歳)、エルフのテュカ(165歳)、そして無表情キャラの賢者レレイ(15歳)と、各種とり揃っております。しかも順調にフラグが立っているので、思わず頬をニヤニヤと緩めてしまうのも仕方がないのだ。

そして4巻では帝国の殿下・ピニャともガッチリと確かにフラグを立てるのであった。この娘は日本と帝国の仲介役でいち早く自衛隊と戦争をしても滅びしかないと悟るなど聡明で重要なキャラでありましたが、あまりにも見事な流れのフラグの立ちっぷりには白旗上げるしかありませんわ。

5
ガッチリフラグが立ってるぜ

素晴らしい。実に素晴らしいです。
基本シリアスな展開で、重厚な設定と読み応えあるシナリオで残酷さなどが面白いんですけど、箸休め的に挟まるニヤニヤする展開がこれまた素晴らしいのである。つまり、自衛隊の戦記ものとしても楽しめるし、ラブがコメる作品としても楽しめる最高品質の作品なのだ。超面白かったです。はやく続きが読みたい欲求が半端ではありません。

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20××年、夏――白昼の東京・銀座に突如、「異世界への門」が現れた。中から出てきたのは軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側である「特地」へと踏み込んだ――。超スケールの異世界エンタメファンタジー、待望のコミック化!!