わくらばん (3) (電撃コミックスEX)

「わくらばん」3巻をニヤニヤしながら読了。
良いね。何がって、この世界観ですよ。コーポわくらばという小さな小さな世界で物語を転がすんですけど、ここがわしの求めた理想郷じゃったかって感じかな。もうね、読んでると完全にコーポわくらばの住人となってしまうのです。嫌だ、俺はこのアパートから出んぞ!と駄々をこねてしまうレベルであります。
<関連>
「わくらばん」刮目し覚悟せよ。汝等が目にするは目映い可愛い。

そんなコーポわくらばに新たなタマが登場だよ☆
それも葵ちゃんの妹の女子中学生です。期待に胸が膨らみますね。2巻から登場した幼なじみの橙子も素晴らしい逸材でしたので葵ちゃんの妹・藍ちゃんにに対して期待が高まるのも当然である。

6
青天目藍ちゃん

…あ、チェンジでお願いします。

ん~…好みは人それぞれでしょうけど、私の心の琴線にはまったく響きませんでしたね。というか、ヤンデレ中学生って紹介されてるけど、ただの変態なだけじゃねーか。大体さ、この業界では「主人公の妹」と書いて「お兄ちゃん大好き」、「ヒロインの妹」と書いて「お姉ちゃんと同じ人を好きになっちゃう」って読むのですよ。藍ちゃんは残念ながらカスリもしません。もちろん、さらに「わくらばん」ワールドが賑やかになったので歓迎するんですけどね。

んで、3巻の感想をズバリ申せば「YAK」だろう。
やっぱり、葵ちゃんは、可愛い(YAK)

7
葵ちゃん

天使じゃったか!

素晴らしい可愛さである。
桂明日香先生は女の子の赤面顔が素晴らしいんですけど、その中でも恋する乙女の赤面は究極の一品であるといえるでしょう。3巻でも、私の心の琴線を鷲掴みにする葵ちゃんの赤面っぷりに、頬をひたすら緩めてニヤニヤさせて頂きました。

3巻は視覚的にも最高に楽しめたと言えるでしょう。
海へ行けば、「水着+エプロン」という装備である。水着だけでも素晴らしいのに、大和撫子のエプロン姿だけでも素晴らしいのに。二つの究極兵器を組み合わせれば、その破壊力は2倍、いや3倍に跳ね上がるのだ。

さらに葵ちゃんの魅力をこれでもかと堪能させてくれるのが3巻のカラ回りっぷりである。なんつーか見ていて痛々しいったらありゃしない。そこが応援したくなっちゃうじゃないの。

8
見ちゃおれん

写真を撮ると緊張しちゃってイマイチな写真うつり。そこで、体で明るさを表現してみようとなり、コレです。これは酷い。その後も。葵ちゃん弄りは斜めへ突き進むのであった。しかし、逆を言えばコープわくらばの面々に愛されてる証拠でもあろう。

まあ、この手の地味系ヒロインはイジられてこそ花なのかもしれません。ただ、家庭的な優しい大和撫子だとねぇ。霊圧消えちゃうからね。地味子の宿命なんだけど、「キミキス」のメインヒロインなんて摩央姉だっけ?と本気で思うしね。そうそう地味系といえば「とらぶるダークネス」は今月ララが大活躍してるのに春菜ちゃんフェイスゼロ。というか春菜ちゃんの存在価値は19の番外編でリトにスプーンをパンツに突っ込まれる程度の役割だからね。

そこいくとね、コーポわくらばの住人に愛され、なにかと色々と弄られる葵ちゃんはそれが個性となっているね。地味子キャラの宿命で、際立った個性がないと存在価値が希薄になりがちなんだけど、それを補って有り余るぐらいの、弄られっぷり&斜め上のカラ回りっぷりよ・

9
カラ回りっぷりよ

上手く主人公と喋れないからと悩めば、スキンシップを取ればいいとアドバイスされ、まじ殴りしちゃったの図である。この空回りっぷりが実に良いですね。つまり、葵ちゃんは可愛い(結論)。

おっと、葵ちゃんだけじゃないぜ。
コーポわくらばには葵以外も上玉揃いである。幼なじみメガネっ娘の橙子も逸材である、そして見た目ロリっ娘の年上お姉さんの桃子さんも、デレそうでデレない、でもきっといつかデレるだろうという熟れる前の美味しさを味わえます。

10
桃子さん

素晴らしい!

ちょっとしていたずらのつもりでデートごっこをすれば、自分が少しドキドキしちゃうのであった。素晴らしい。実に素晴らしいです。まだまだ真白争奪戦に本格参戦というわけではありませんけど、これ確実に近未来で陥落ちるだろというね。オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!

桃子さんが恋する波動に目覚める…最高に盛り上がるね!
現状のわくらばん戦線は葵ちゃんと橙子が二大巨頭と化してるけど、そこへ桃子さんが加われば盛り上がらないはずがないのである。どれくらい盛り上がるかっつったら、伊紅の胸くらい盛り上がります

そうそう、伊紅は真白くんが大好きのくせに3巻ではラブコメ成分ゼロなのはちょっとなぁ。もっと頑張れと言いたい!その胸はなんの為にあるんだと言いたい!

11
伊紅

これはれで。
とはいえ、宝具級の武器(おっぱい)を持ってるのでもっとドッキドキイベントをして欲しいものであります。恒例となったわくらばんの番外編も武器(乳)の話でしたしね。私、伊紅はもっと出来る娘だと思います!4巻では、ラブがコメる展開に期待したいところ。

総括すると4巻も実にさわがしく面白かったです。
頬をニヤニヤさせつつ、最高の空間がここにあるのだ。

わくらばん (3) (電撃コミックスEX) わくらばん (3)
Kindle版:わくらばん(3)
Kindle版:わくらばん(2)
Kindle版:わくらばん(1))
著書:桂明日香

美女ぞろいのおんぼろアパート『コーポわくらば』を舞台にドタバタの毎日を描くコメディー第3弾。優しい姉の泣き顔が大好物のヤンデレ中学生、葵の妹の藍ちゃんが突如乱入。平和なアパート生活に危機が迫る!