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「姉妹サンド」、お姉ちゃんも妹もいいものだ
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2014年05月17日
私は妹原理主義者である。
世の男の99%は妹が大好きです(断言)。
とはいえ、単に「妹好き」といっても大きく分けて二種類に別れる。それが「血のつながり」である。血の繋がった実妹こそ妹としか認めん。人、それを妹原理主義者と呼ぶ。
オタク界隈というかエロゲ界隈では2000年代前半には必要以上に「ソフ倫」が猛威を振るっていた時代である。近親相姦にNOを叩きつけたのである。ほぼ全てのエロゲは義妹という舐めた形を取ることで妹大好きの要求の応えたものです(こころナビや腐り姫は超例外)。
後にソフ倫が近親相姦を許可した事で、一応の決着を見せましたが、2000年台前半の妹好き達は心から思ったものです。「血の繋がらない妹など所詮は他人なり!」、と。私はこの意見に激しく同意である。やはり、妹と呼ぶからには血が繋がってなくてはならないのだ。義妹、妹分などただの他人である(断言)。
そんな、実妹大好きで攻略対象としか見ていなかった私に一石を投じたのが内村かなめ先生の「妹はいいものだ」と「姉妹サンド」である。
「妹はいいものだ」 / 「姉妹サンド」
私は「妹はいいものだ」「姉妹サンド」を読んで思ったものです。
あ、俺って汚れてたな、と。
「妹はいいものだ」「姉妹サンド」は実妹である。
今までの私にとって実妹というものは結婚する相手でしかなかったのである。だけどね、そんなんじゃねーだろという。ズバリ家族としての実妹好きを描いているのが、目からウロコなのである。
特に「姉妹サンド」はなかなかどうしてよ。姉と妹挟まってしまう主人公という4コマ漫画なんですけど、姉って可愛い、妹って可愛いと思わせてくれます。姉と妹にはさまる主人公の苦悩を面白おかしく描くものの中で、姉&妹の良さの真髄がある。
今までの私なら、実のお姉ちゃん&妹こそ攻略対象という目で見てましたが、普通に「家族としてお姉ちゃん&妹大好き」を見せられるとね、あれ?私は汚れてたのではないか気付き、浄化させられていました。
いいね、家族としての姉弟&兄妹愛。
まず、姉が素晴らしい。
お姉ちゃん
会社じゃいつも弟自慢をしてる事を同僚にバラされるの図。
お姉ちゃんといえば、エッチな手ほどきをしてくれるという固定概念が一発で吹き飛びました。
とはいえ、主人公は思春期の男の子。お姉ちゃんの胸元が気になって仕方ないのも自然の摂理である。で、お姉ちゃんは、チラチラっと胸元という武器を駆使して弟を誘惑するんですけど、あくまで思春期の弟という一線を引いてる中での出来事である。
お姉ちゃんの胸元が気になります
思春期男子ならお姉ちゃんの胸元が気になるのも仕方ない。
でも、あくまで思春期だから気になるって感じである。妹も同様で、妹はお兄ちゃん大好きだけど、クラスに気になる男の子がいるという状態。お姉ちゃんも妹も、主人公のこと大好きだけど、家族として好きで主人公もまた同様。読んでてほっこりする、お姉ちゃん大好きで妹大好きというものである。
というかこれ1巻完結なのかしら。
もっと見たい。圧倒的お姉ちゃんの可愛さが炸裂するのに対して、妹の可愛さはちょっと物足りない感じがあるので、ぜひとも2巻で妹も可愛いという事を証明して欲しいものであります。つっても、妹もやっぱり可愛いんだけどね。
つまり、お姉ちゃんも妹も可愛い。
家族として見ても、その可愛さは普遍である。
姉妹サンド
著者:内村かなめ 姉で笑うものは、妹に泣かされる。 ツンデレな姉と小悪魔な妹。二人に翻弄されまくる甘く楽しい板挟み! |
妹はいいものだ(1) 妹はいいものだ(2) 著者:内村かなめ 懐いてるようで懐いてない。懐いてないようで懐いてる。恋愛に発展する可能性は0!! でも、そんな妹も可愛いもんじゃないですか。ちょっぴりリアル、でも素敵な4コマです♪ |