ジャンプ漫画は、アニメ化の後は終了一直線なのは「スケットダンス」や「べるぜバブ」を見て分かる通りです。はっきり言って、アニメが終了した「ニセコイ」も同じ道にいくような気がしてならん。もう、ここからはジャンプ読者が盛り上げていくしかないのだ。小野寺さんのハッピーエンドを拝まなきゃ死んでも死にきれんわ!

とはいえなぁ。3週前に小野寺さん回をやったばかりなので、その反動からしばらく霊圧が消えてしまうのは仕方がないのかもしれません。小野寺さんはしばらく出番無しなのだ。小野寺さんとは現代社会で疲れきった我々の心を癒やす天使に他ならない。そんな小野寺さんの出番が無いとは、我々は死んでしまう!

からの。

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「ニセコイ」126話センゲン

静かにしろい。
この可愛さが俺を蘇らせる。何度でもよ!

まさかの1コマ目からの小野寺さんキター!
ああ、小野寺さんか可愛いよ。「ねぇこっち来て一条く~ん」「今日は少し風が強いね…一条君、私の事温めてくれる?」ときて抱きついてくる。温かいとか天使の笑顔ですよ。なんですかこの展開は?夢ですか?

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「わぁ~一条君あったか~い!」

夢だった。

小野寺さんかと思った?残念羽姉ちゃんでした!
くそ、また高度なオフサイドトラップが炸裂してしまったか。

というわけで、小野寺さんキターと思わせての夢からはじまった今週の「ニセコイ」。今週の内容はといえば、千棘との定期デートに羽姉がくっついて来るというものでした。羽姉の策略によって楽と千棘が偽の恋人であることが知られてしまい、どうなったかと言えばこうなったわけです。

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ドキドキドキ

なんと千棘の初恋の人は楽だった!

10年前を知る羽姉によって、「今楽ちゃんの事好きなのかな…って」と、千棘が10年前に楽が好きだった真実を明るみになる。千棘はパズルが解けるかのように答えを得ていく。ああ、10年前に好きだった男の子が楽だったのである。

ここで10年前の日記を振り返ってみよう。まあ正確に言えば今の作中からは11年前なんだけど。21話「キズアト」では、今の千棘にはまったく記憶にない10年前の楽しかった記憶が綴られていた。

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21話キズアト

日記は7月30日から読まれ「あしたもかれとあそぶやくそくをした」から始まり、屋敷を抜けだし待ち合わせをしたこと、野犬に襲われかれに助けられたこと、魚を捕まえたこと、岩の隙間に落ちたけどかれが助けに来てくれかたこと。そして、8月21日以降にお別れの日である。

11年前、7月30日時点で「あしたも」という表記から、7月30日以前から遊んでたこと。8月21日の「かれとだったらけっこんしてあげてもいいかな」より先の日付でお別れの日である。ようするに、大体1ヶ月の思い出である事が伺える。おそらく夏休みの思い出なのでしょう。

で、千棘と楽だけで遊んだわけではなかったのである。どうやら、そこに小野寺さんもいた。さらに、つぐみも、マリーも、羽姉もいたそうなのだ。なんとみんなでオフロに入った事もあるらしい。

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みんなでお風呂に入った事がある

10年前(正確には11年前)は6人勢揃いだったようです。
羽姉いわく、千棘と小野寺さんは大の仲良しで何をやるにもいつも一緒、マリーは体が弱くあんまり外には出れなかったけど千棘や小野寺さんと一緒に遊ぶこともあったそうな。マリーとは羽姉が一緒にいた時間が一番長いとか。ついでに、つぐみもいた。6人でお風呂に入った。

むむむ、11年前の詳細が気になるところです。
とはいえ、詳細は分かりませんが、各自の断片的な記憶は気になるところです。ズバリ、11年前に6人が遊んだ場所はどこなのか?楽とマリーに関しては「あの場所」は旅先だった事が作中で語らています。

あの場所。

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2人は親に連れらて「あの場所」へ行ったそうな

楽は11年前の夏休みに親父に連れられて行った旅行先と述べていた。マリーは父に連れられて空気のキレイな山の療養所と言っていた。楽は11年前から変わらず今の凡矢理高校から徒歩圏内の集英組の家に住んでたことでしょう。マリーは九州である。2人は親に連れられて11年前の「あの場所」にやってきたのである。

小野寺さんと羽姉も旅行かなにかでしょうか。2人も凡矢理高校の近くに住んでいたと思われるので。で、千棘(&つぐみ)だけは「あの場所」に関して、他のキャラとは一線を画すのである。日記でも、記憶でも、つぐみの証言でも11年前の思い出はこう語られていた。

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千棘(&つぐみ)の「あの場所」

「8月9日―やしきをぬけだしてまちあわせした」

つぐみ「あの頃のお嬢は毎日のように屋敷を抜けだしてその子にあいに行ってましたよ」

楽達が旅先で訪れた「あの場所」は、千棘(&つぐみ)にとっては屋敷を抜けだして行く場所なのである。旅行や静養で来てたわけでなく、千棘は11年前の「あの場所」に住んでいた可能性が微粒子レベルで存在する!

今の千棘が住んでる場所は凡矢理高校の近くで楽の家からも近い。だがしかーし!11年前は自然豊かな山に囲まれた場所に住んでいたっぽいのである。千棘(&つぐみ)だけ旅先で訪れた場所でなく、尚且つ8月21日以降に「…あしたパパとヒコーキにのる」とアメリカへ引っ越したということか。

ふむ、なんか1話の「いつか私達が大きくなって再会したら」のやり取りが、日本国内で旅行で来てた他のヒロインとは違ってアメリカ行った千棘だからこそとしか思えない台詞だね。

話を本編へ戻そう。
偽の恋人だと羽姉にバレたわけだけど、羽姉はそこでそのまま宣戦布告し出すのであった。

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宣戦布告

羽姉
「…私、楽ちゃんが好きなの。ずっとずっと前から男の子として…」

ここに宣戦布告が告げられた。
しかも、たまたま偶然小野寺さんが聞いちゃったじゃないの。「お姉さん負けないんだから!」と告げられた千棘と、その様子をたまたま見てしまった小野寺さんである。あぁ、これはいつもの必敗パターンではないか。

そう、今まで小野寺さんは相手が恋に燃えてしまうと一歩引いてしまうのである。遠慮してしまうのである。初期では、千棘と楽が恋人だと知り即効で戦いを放棄し、マリーと保健室で何かあったのを目撃すれば逃げ、クリスマスイブでは死んでしまい、つぐみと楽の体育倉庫を目撃して逃走した小野寺さんである。小野寺さんは戦うという戦意が全くないのだ

まあ、たまに勇気を出しても神(作者)のいてつくはどうで全て無効化させられるので心が折れてしまうのも仕方ないかもしれません。今回、羽姉が千棘に対して宣戦布告したのを聞いてしまいました。いつもの小野寺さんなら脱兎の如く逃げるのがオチでしょう。

小野寺さんは心優しい少女である。大和撫子であり何事も一歩引いてしまう。そのせいで、今まで千棘やマリーに対して遠慮してしまっていた。しかしそれではダメなのだ。かの「いちご100%」の東城綾など、約束された勝利のパンツだったのに告白をずるずる先延ばしにし、17巻でようやく勇気を出したが時すでに遅し。西野の一発決めた後に告白は遅すぎた。

ラブコメはいくら両思いだといえども、戦況は刻々と変化する。最初は思いだったのに今では番外編でエロ要員となった「とらぶる」の春菜ちゃんは涙無しには見られない。ラブコメ漫画は戦況の流動が激しいから、タイミングを逃せばエロ要員だ。

小野寺さんもこのままでは危ない!

だ・け・ど!
今回の小野寺さんは一味違うぜ!

27
小野寺さん立つ!

小野寺さん
先生がその気なら私も闘うから…!
きっと一条君の事振り向かせてみせるから…!!

小野寺さんが立った!立った!
クララが立った時以上の感動です。あの小野寺さんが羽姉の気持ちを知った上で、立ち上がったのだ。

そしてご都合主義の集英組は旅行だ。
今、乙女の戦いがはじまろうとしている―。

28
GONG鳴らせ!

なお、マリーとつぐみは戦力外な模様。

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