「酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ」とは、立川談志師匠が数多く残した格言の一つである。まったくもってその通りで、酔っ払うと「人」や「性格」が変わるというのは正しくない。酒は人の本能を開放する自制心を取っ払ってしまうというのが正しいのである。

つまり、大虎は本当は暴れたい衝動を我慢して日々を過ごしているし、泣き上戸は本当は泣き虫だし、酔って陽気になったり愚痴ったりや説教をする人はそれが本当の姿なのである。お酒を呑んで酔っ払うとは、理性の枠を取っ払い、普段抑圧していることが表に出る。それが真の本性なり。



続きはコチラ!