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「ドラゴンボール」が出来るまで!(再掲載)
コメント(6)
2010年10月16日
ドラゴンボールの作者鳥山明先生は次の展開をまったく考えていないとも述べられるほど、行き当たりバッタリ。まさに明日が無いジャック・ハンマーのような状態でドラゴンボールを連載してたのは有名な話です。
しかし、初期はきちんと展開を考えていました。当初は、ドラゴンボールを七つ集めれて終わる予定だったのもファンの間では有名です。
ジャンプといえば、巨匠と言えども容赦なく打ち切る雑誌です。ドクタースランプで大ヒットをとばした鳥山先生といえども、人気が出なければ打ち切られます。そして、初期のドラゴンボールは人気がありませんでした。
その時、担当の鳥島氏に「キミの主人公は地味だね。だから人気ないんだ」と言われた鳥山先生がカチンときて、天下一武道会を始めたら人気がうなぎ上り。という温かいエピソードで超大ヒットとなったドラゴンボール。
しかも、現在のジャンプ連載陣の漫画家のほとんどがドラゴンボールファンだったというから驚きです。凄い影響力です。まさに現在の手塚治虫と言えます。
漫画家は人気があるだけでも凄いのですが、鳥山明先生は原稿を落とさない事でも有名です。どんなにきつくても原稿を落とさない。
何でもサラリーマン時代に締め切りは絶対だと叩き込まれたらしいです。締め切りもキチンと守るという主義に感服です。まさに漫画家の鑑ですね。どこかの漫画家とは偉い違いです。
集英社が誇る売れっ子漫画家の鳥山明先生。何故、集英社なのかというと、朝が辛くてサラリーマンを辞めた鳥山先生が、お金がなかった為に賞金50万円欲しさに漫画を描き始めます。しかも、マガジンに。
そして、マガジンの締め切りに間に合わなかった鳥山先生。連載前はダメ人間じゃないっすか!マガジンの投稿が半年後となっていたので、毎月投稿を募集してたジャンプに漫画を投稿。人生も行き当たりバッタリですね。
ちなみに、「鳥山明」というのは本名です。最初は「水田ニ期作 」というペンネームにしようとしてたとか。
ださっ!
ドラゴンボールに元となった漫画が2つ存在することをご存知でしょうか。「騎竜少年(ドラゴンボーイ)」【フレッシュジャンプ83年8月号・10月号】と「トンプー大冒険」【週刊少年ジャンプ83年52号】という読みきり漫画です。
「騎竜少年」と「トンプー大冒険」
騎竜少年は、背中に羽がある唐童 たんとん の冒険。唐童 たんとん の性格は悟空の原形であるといえます。中国風の世界もドラゴンボールの世界の原形だと思われます。2話目には、ウーロンの原形だと推測できる、変身する妖怪が登場します。
トンプーの大冒険は、サイボーグ少年のトンプーが惑星を探索するために、宇宙を旅する話。この作品は、ホイポイカプセルの原形と思われるモノが登場。お湯の中でカプセルを入れると10秒でモノに変身。
ここまでで、ドラゴンボールの原形はだいたい出来上がりました。しかし、肝心のキャラクターが出来てません。悟空達はどのようにして、出来上がったんでしょうか。
ドラゴンボール?
上の絵は、別に子供の落書きではありません。『ボボボーボ・ボーボボ』の作者、澤井啓夫先生という一応プロの漫画家が描いたドラゴンボールです。
このように、プロの漫画家といっても、絵が上手だというわけではありません。しかし、鳥山明先生の絵は素晴らしい出来でした。
ドラゴンボールのキャラクターを設定するまで、思考錯誤で色々と考えられました。まずは、1番最初の悟空の設定。
初期の悟空
まんま孫悟空です。最初の悟空は、猿だったんですね。こんな猿から、世界中のヒーローの悟空が出来上がったんですね。ちなみに初期設定の仲間達。
初期設定のドラゴンボールの仲間達
誰ですか?
右のまんま猪八戒は、ウーロン?なんか、強そうで弱そうです。武器も持ってるし…左のウエスタン調の娘は、ブルマですか?ドクタースランプのみどりちゃん?このメンバーでドラゴンボールを集める予定だったんでしょうか…
さて、まんま西遊記の孫悟空から、人間の孫悟空に代わります。第二稿のドラゴンボールを見てみましょう。
第二稿のドラゴンボール
だいぶソレらしくなりました。この悟空は、ちょっとオシャレじゃないですか。ちんこを平気で見せる悟空とはちょっと離れてる感じです。
ブルマらしき、女の子は銃携帯。ウエスタン調の女の子も銃携帯でしたから。この時からブルマは銃を乱射するイカレタ女にする設定だったんでしょう。
さらに、ドラゴンボール完成間近の第三稿を見てみましょう。
第三稿のドラゴンボール
もう、ほぼドラゴンボールですね。悟空は尻尾がないぐらいです。服もドラゴンボールの悟空。
ブルマも見た目はほとんど変わりません。名前がピンチですが、なんでピンチという名前からブルマになったかは謎です。
この時は、他のサブキャラクターも出来上がっています。
プー・アルとウー・ロン
…。
初期の予定では名前を外人みたいに『・』で区切る予定だったんですね。
しかも、プー・アルが刀装備。まさか、プー・アルは闘うメンバーの予定だったんでしょうか。
まあ、見た目は両方ともほとんど変わりません。ウー・ロンなんて、この時から一切変わってません。
さて、ドラゴンボールを語るうえでも、ヘタレを語るうえでも外せない迷キャラクターは、一体どのような設定だったんでしょうか…
ヤム・チャ
何かが違う。
何かが違うけど、ヤムチャらしくていい。
まあ、このようにしてドラゴンボールが出来上がったんです。
しかし、初期はきちんと展開を考えていました。当初は、ドラゴンボールを七つ集めれて終わる予定だったのもファンの間では有名です。
ジャンプといえば、巨匠と言えども容赦なく打ち切る雑誌です。ドクタースランプで大ヒットをとばした鳥山先生といえども、人気が出なければ打ち切られます。そして、初期のドラゴンボールは人気がありませんでした。
その時、担当の鳥島氏に「キミの主人公は地味だね。だから人気ないんだ」と言われた鳥山先生がカチンときて、天下一武道会を始めたら人気がうなぎ上り。という温かいエピソードで超大ヒットとなったドラゴンボール。
しかも、現在のジャンプ連載陣の漫画家のほとんどがドラゴンボールファンだったというから驚きです。凄い影響力です。まさに現在の手塚治虫と言えます。
漫画家は人気があるだけでも凄いのですが、鳥山明先生は原稿を落とさない事でも有名です。どんなにきつくても原稿を落とさない。
何でもサラリーマン時代に締め切りは絶対だと叩き込まれたらしいです。締め切りもキチンと守るという主義に感服です。まさに漫画家の鑑ですね。どこかの漫画家とは偉い違いです。
集英社が誇る売れっ子漫画家の鳥山明先生。何故、集英社なのかというと、朝が辛くてサラリーマンを辞めた鳥山先生が、お金がなかった為に賞金50万円欲しさに漫画を描き始めます。しかも、マガジンに。
そして、マガジンの締め切りに間に合わなかった鳥山先生。連載前はダメ人間じゃないっすか!マガジンの投稿が半年後となっていたので、毎月投稿を募集してたジャンプに漫画を投稿。人生も行き当たりバッタリですね。
ちなみに、「鳥山明」というのは本名です。最初は「
ださっ!
ドラゴンボールに元となった漫画が2つ存在することをご存知でしょうか。「騎竜少年(ドラゴンボーイ)」【フレッシュジャンプ83年8月号・10月号】と「トンプー大冒険」【週刊少年ジャンプ83年52号】という読みきり漫画です。
「騎竜少年」と「トンプー大冒険」
騎竜少年は、背中に羽がある
トンプーの大冒険は、サイボーグ少年のトンプーが惑星を探索するために、宇宙を旅する話。この作品は、ホイポイカプセルの原形と思われるモノが登場。お湯の中でカプセルを入れると10秒でモノに変身。
ここまでで、ドラゴンボールの原形はだいたい出来上がりました。しかし、肝心のキャラクターが出来てません。悟空達はどのようにして、出来上がったんでしょうか。
ドラゴンボール?
上の絵は、別に子供の落書きではありません。『ボボボーボ・ボーボボ』の作者、澤井啓夫先生という一応プロの漫画家が描いたドラゴンボールです。
このように、プロの漫画家といっても、絵が上手だというわけではありません。しかし、鳥山明先生の絵は素晴らしい出来でした。
ドラゴンボールのキャラクターを設定するまで、思考錯誤で色々と考えられました。まずは、1番最初の悟空の設定。
初期の悟空
まんま孫悟空です。最初の悟空は、猿だったんですね。こんな猿から、世界中のヒーローの悟空が出来上がったんですね。ちなみに初期設定の仲間達。
初期設定のドラゴンボールの仲間達
誰ですか?
右のまんま猪八戒は、ウーロン?なんか、強そうで弱そうです。武器も持ってるし…左のウエスタン調の娘は、ブルマですか?ドクタースランプのみどりちゃん?このメンバーでドラゴンボールを集める予定だったんでしょうか…
さて、まんま西遊記の孫悟空から、人間の孫悟空に代わります。第二稿のドラゴンボールを見てみましょう。
第二稿のドラゴンボール
だいぶソレらしくなりました。この悟空は、ちょっとオシャレじゃないですか。ちんこを平気で見せる悟空とはちょっと離れてる感じです。
ブルマらしき、女の子は銃携帯。ウエスタン調の女の子も銃携帯でしたから。この時からブルマは銃を乱射するイカレタ女にする設定だったんでしょう。
さらに、ドラゴンボール完成間近の第三稿を見てみましょう。
第三稿のドラゴンボール
もう、ほぼドラゴンボールですね。悟空は尻尾がないぐらいです。服もドラゴンボールの悟空。
ブルマも見た目はほとんど変わりません。名前がピンチですが、なんでピンチという名前からブルマになったかは謎です。
この時は、他のサブキャラクターも出来上がっています。
プー・アルとウー・ロン
…。
初期の予定では名前を外人みたいに『・』で区切る予定だったんですね。
しかも、プー・アルが刀装備。まさか、プー・アルは闘うメンバーの予定だったんでしょうか。
まあ、見た目は両方ともほとんど変わりません。ウー・ロンなんて、この時から一切変わってません。
さて、ドラゴンボールを語るうえでも、ヘタレを語るうえでも外せない迷キャラクターは、一体どのような設定だったんでしょうか…
ヤム・チャ
何かが違う。
何かが違うけど、ヤムチャらしくていい。
まあ、このようにしてドラゴンボールが出来上がったんです。