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今週の週刊少年ジャンプ48号から「ダブルアーツ」の古味直志先生の新連載「ニセコイ」が開始されました。煽り文句が「ときめけ、ジグザグ青春ラブコメディ!」とジャンプラブコメのテンプレである「新感覚ラブコメ」が使われていませんでした。おかしいな、「いちご100%」から脈々と受け継がれるジャンプラブコメ漫画が始まった時の定番だったのに。

それもそのはず、「ニセコイ」は新感覚というよりもテンプレ通りのド直球王道ラブコメを地で行くのでした。幼い頃に結婚の約束をして離ればなれになった幼馴染に始まり、ごく普通の少年が転校生とぶつかって、その娘が同じクラスに転入してきて「あー」と顔合わせ隣の席になるという、テンプレというよりギャグ漫画でラブコメ皮肉るのに使われるような展開をまんまやってくれます。

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隣の席に

もちろん第一印象は最悪で、ヒロインも暴力女ときたものです。ここまでどっかで見た事あるような設定を、完全にテンプレ通りだと逆に清々しくすらなってきますね。そしてやっぱり根はいい娘で、これデレたら100%ツンデレですよねっていう。

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ツンツンヒロイン

しかし、絵に描いたようによくあるテンプレ通りっぷりすぎますね。
でも「ダブルアーツ」の頃から古味先生の描く女の子にズキューンときていたので、今作も個人的には期待したいところ。どこかで見たような王道展開すぎますが、今後が楽しみですね。

ところで、この「ニセコイ」の連載開始によって窮地に立たされそうな作品があります。え、「スターズ」?それは元からデッドライン上なんですけど、「鏡の国の針栖川」が同じラブコメ漫画が始まって否応なしに比較される事が確実。どちらかが散るのはジャンプラブコメ漫画の歴史が証明しています。

そもそも「鏡の国の針栖川」の叶恭弘先生の連載は全て同系統の作品とぶつかって散ってしまった過去があります。「プリティフェイス」時代は「いちご100%」、「エムゼロ」時代は「To LOVEる」がジャンプラブコメ漫画で被って悉く敗北してきました。

そして3作目の連載「鏡の国の針栖川」でも同じラブコメ漫画「ニセコイ」が始まり、ラブコメ枠0の氷河期状態だったジャンプでラブコメ漫画が2つ存在する状況になってしまいました。今まで通り叶先生が打ち切られるか、それとも今度こそジャンプラブコメ史に名を残すか…注目したいところです。

しかも今回の「鏡の国の針栖川」は今までとはちょっと違います。「プリティフェイス」も「エムゼロ」も、「いちご100%」「To LOVEる」が既に連載しているところに後から連載開始され、「バクマン」の七峰くんのようにカマセ犬的ポジションでスタート。しかし、今回は既に「鏡の国の針栖川」が連載しているところに、「ニセコイ」が始まりました。今度は迎え撃つ番ですよ!

そして「オレンジロード」「電影少女」「アイズ」「いちご100%」「To LOVEる」とジャンプのラブコメ漫画の歴史に名を残してきた作品はみんなエロかったパンツが素敵だった

パンツを制する者はジャンプラブコメ枠を制する!

「ニセコイ」は王道で面白いけどパンツがありませんでした。パンツを制した者がジャンプラブコメ漫画を制するのは歴史が証明しています。ならば「鏡の国の針栖川」はっていえば…。

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鏡の国の針栖川

GP(グッドパンツ)!!
「鏡の国の針栖川」は安定したパンツを供給してくれます。

また、「バクマン」でもありましたが同系統の作品がジャンプに載る時には、既に連載している漫画はこれぞって展開をぶつけるようです。「鏡の国の針栖川」でもジャンプでラブコメ漫画がもう一つ始まったとなれば、これぞって展開を見せてきましたよ!

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これぞって

今回のキモはブラ姿の松川さんで決まりですね!
どうも少年誌で規制の入ったようなボヤいてたりツルツルの裸体よりも、きっちりと描き込まれたパンツとかブラのが興奮するよね。

って、違う違う。今回の「鏡の国の針栖川」の"これぞという展開"は、松川さんも鏡の中に入っちゃったでござるの巻きですよ。これはびっくり、完全に三角関係が形成されるし、真桜にハプニングという名の"おさわり"も出来るじゃないですか。こりゃ、今後の展開に目が離せません。

何にしても、氷河期状態だったジャンプでラブコメ2つ。
どちらも生き残って欲しいし、俺の人生の楽しみが増えたものですよ!

つまり総括すると今のジャンプで最も萌えるのは「ハンター×ハンター」のアルカって事です。

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アルカ

冨樫先生の手にかかれば、使い古された妹キャラが新感覚で俺の心の琴線を鷲掴みにしやがるんだってばよ。「ハンター×ハンター」はずーっとくそ面白い展開の連続ですけど、冨樫先生は何時まで描いてくれるんだろうという心配が常に付きまといますね。

アルカに「冨樫先生が休まず毎週ハンターを描くようにしてくれ」とお願いし、アルカが「あい」と叶えてくれたら、次に「おねだり」聞く人はどれだけ無茶難題を言われるんでしょうね。