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「名前はまだない」恋の駆け引きがたまらない
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2013年05月04日
【Amazon】「らき☆すた」(10)アニメ「宮河家の空腹」DVD付き限定版
「らき☆すた」スピンアウト作品「宮河家の空腹」のアニメDVDつき限定版。10月26日発売予定です。
さて…。
かずまこを先生の「名前はまだない」が発売されました。
2年ぶりのかずまこを先生の百合作品。最近は楽園で「ディアティア」シリーズでヘテロを描いて我々をニヤニヤ悶絶させてくれますけど、やはり百合作品も素晴らしいね。
<関連>
・「マイディア」桐ヶ谷の可愛さに尽きます
・「ディアティア」甘く切なくもどかしく悶絶する
表題作「名前はまだない」の他に「3秒ルール」「uracoi」「恋はお静かに」「消し去る恋と願いごと」の4本の短篇を収録。さらに「匿名プロローグ」として「純水アドレッセンス(AA)」の2人が出会うエピソードまで。
コミック裏表紙の説明は以下の通り。
表題作である「名前はまだない」全4話+おまけエピローグという構成。転校生如月と雨森のやり取りがたまらない。お互いが名前を名乗らずに微妙な距離感でやり取りするわけですけど、如月が唐突にキスをしてからの心情と雨森の反応は思わずをニヤニヤさせてしまう。
キスをして
「あ、驚いてる。でも、動揺を飲んだ」
このように如月が雨森にちょっかいを出していくというのが基本路線。ほぼ如月視点で描かれておりいわゆる「観察系」という感じになっている。この如月がけっこういい性格で小悪魔系で、雨森の反応がなかなかどうして。
困惑したり、驚いたり、焦ったり、へこんだりと面白い。見ていて飽きない。ところがである。雨森もやられてばかりではない。「名前はまだない」のキモは雨森の反撃に有り!これがね、いいんだ。計算している(?)如月に対して雨森は天然で不意打ちをかますわけですよ。
雨森の反撃だぞ
お弁当で餌付けをして「あーん」までして雨森にセクハラする如月である。しかし、ただ天然の笑顔に不意をつかれてしまうのであった。「おかしい」「今日、屋上で悠然と微笑むのは」「私だったはずなのに」と。
如月のセクハラは二段構え!
「セクハラされて困る雨森が可愛い」ことと「不意をつかれる如月が可愛い」という2つの美味しいシチュが完成するのだ。二重の極みならぬ二重の旨みである。
こうして如月だけが一方的に攻めているようでいて雨森もやり返すという実に見事なやり取りが完成している。素晴らしい掛け合いです。これぞ「恋の駆け引き」ですよ!
恋の駆け引きですよ!
キスしようとして拒否され挑発してキスするの図。
これが凄い攻防であった。キスしようとして拒否された際のやり取りは逸材ですよ。「好きな人としかしたくない?意外とこどもっぽくて可愛らしいところがあるんですね」と挑発してキスGETなんだけど、心の中では「こんな挑発には乗るくせに…」と毒づいちゃうという。この攻防は勝利ではないみたいな。
如月と雨森の掛け合いの妙が2人の相性の良さを感じさせさせてくれます。はい、お似合いです。いちいち可愛らしい。最終回では如月の小悪魔っぷり全開で「勝者・如月!」とコールしそうになったんだけど、エピローグ「interim solution」でひっくり返されるという。
ひっくり返された
悶絶。
やばいやばい。いやービックリした。今まで如月のセクハラで雨森がビックリするのをニヤニヤ楽しんでいたんですよ。たまに天然反撃されるのも含めて。それが「interim solution」では立場が完全に逆転するという構図。まいりました。完敗です。乾杯です!
表題作「名前はまだない」以外の短編も珠玉といっていい出来。叙述トリックの類まであって読ませてくれます。かずまこを先生は本当に不器用な女の子を描くのが上手い。自然と頬を緩めてニヤニヤとしてしまう。1冊まるまる大満足でした。まる。
「らき☆すた」スピンアウト作品「宮河家の空腹」のアニメDVDつき限定版。10月26日発売予定です。
さて…。
かずまこを先生の「名前はまだない」が発売されました。
2年ぶりのかずまこを先生の百合作品。最近は楽園で「ディアティア」シリーズでヘテロを描いて我々をニヤニヤ悶絶させてくれますけど、やはり百合作品も素晴らしいね。
<関連>
・「マイディア」桐ヶ谷の可愛さに尽きます
・「ディアティア」甘く切なくもどかしく悶絶する
表題作「名前はまだない」の他に「3秒ルール」「uracoi」「恋はお静かに」「消し去る恋と願いごと」の4本の短篇を収録。さらに「匿名プロローグ」として「純水アドレッセンス(AA)」の2人が出会うエピソードまで。
コミック裏表紙の説明は以下の通り。
転校生、如月さんあ、他人に興味のなさそうな雨森さんに興味を抱く。ちょっかいをかけても、なかなかココロを見せない雨森さんと、猫かぶり系転校生、如月さんの微妙なキョリは…?思春期少女達の、笑顔、照れ顔、泣き顔…。表題作を始めとした、不器用で、繊細な恋心が詰まった学園、青春ガールズ・LOVEオンリーの作品集。
表題作である「名前はまだない」全4話+おまけエピローグという構成。転校生如月と雨森のやり取りがたまらない。お互いが名前を名乗らずに微妙な距離感でやり取りするわけですけど、如月が唐突にキスをしてからの心情と雨森の反応は思わずをニヤニヤさせてしまう。
キスをして
「あ、驚いてる。でも、動揺を飲んだ」
このように如月が雨森にちょっかいを出していくというのが基本路線。ほぼ如月視点で描かれておりいわゆる「観察系」という感じになっている。この如月がけっこういい性格で小悪魔系で、雨森の反応がなかなかどうして。
困惑したり、驚いたり、焦ったり、へこんだりと面白い。見ていて飽きない。ところがである。雨森もやられてばかりではない。「名前はまだない」のキモは雨森の反撃に有り!これがね、いいんだ。計算している(?)如月に対して雨森は天然で不意打ちをかますわけですよ。
雨森の反撃だぞ
お弁当で餌付けをして「あーん」までして雨森にセクハラする如月である。しかし、ただ天然の笑顔に不意をつかれてしまうのであった。「おかしい」「今日、屋上で悠然と微笑むのは」「私だったはずなのに」と。
如月のセクハラは二段構え!
「セクハラされて困る雨森が可愛い」ことと「不意をつかれる如月が可愛い」という2つの美味しいシチュが完成するのだ。二重の極みならぬ二重の旨みである。
こうして如月だけが一方的に攻めているようでいて雨森もやり返すという実に見事なやり取りが完成している。素晴らしい掛け合いです。これぞ「恋の駆け引き」ですよ!
恋の駆け引きですよ!
キスしようとして拒否され挑発してキスするの図。
これが凄い攻防であった。キスしようとして拒否された際のやり取りは逸材ですよ。「好きな人としかしたくない?意外とこどもっぽくて可愛らしいところがあるんですね」と挑発してキスGETなんだけど、心の中では「こんな挑発には乗るくせに…」と毒づいちゃうという。この攻防は勝利ではないみたいな。
如月と雨森の掛け合いの妙が2人の相性の良さを感じさせさせてくれます。はい、お似合いです。いちいち可愛らしい。最終回では如月の小悪魔っぷり全開で「勝者・如月!」とコールしそうになったんだけど、エピローグ「interim solution」でひっくり返されるという。
ひっくり返された
悶絶。
やばいやばい。いやービックリした。今まで如月のセクハラで雨森がビックリするのをニヤニヤ楽しんでいたんですよ。たまに天然反撃されるのも含めて。それが「interim solution」では立場が完全に逆転するという構図。まいりました。完敗です。乾杯です!
表題作「名前はまだない」以外の短編も珠玉といっていい出来。叙述トリックの類まであって読ませてくれます。かずまこを先生は本当に不器用な女の子を描くのが上手い。自然と頬を緩めてニヤニヤとしてしまう。1冊まるまる大満足でした。まる。
さよならフォークロア (IDコミックス 百合姫コミックス)
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かずまこを
一迅社 (2010-11-18)
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