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さて、「ニセコイ」が凄い事になった。


真剣に私に恋しなさい！
この気持に、なんて名前を付ければいいんだろう―…
ううん…本当はもう知ってる
ホント、バカな奴…。あんなボロボロになっちゃって…
―ううん、バカはあたしか
ずっと、認めるのが怖かった―
でも、そろそろ認めなきゃならないな
…こいつに――恋をしてるんだと



やばいな…

千棘め！色を知る年齢か！
やばいです。この展開は本当にまずい。
「ニセコイ」が「マジコイ」になってしまった。今までもあからさまに「千棘→楽」という好感矢印は見てとれたけど、千棘自信が自覚するっていうね。

これで小野寺さんの置かれてる状況は大変な事になりました。
しかも、「ニセコイ」1週年を記念してキャラクター人気投票を開始したのだ。「恋する波動に目覚めし千棘」となった　このタイミングで、だ。まるで直前オファーに加え審判買収までしてたヴォルグが闘ってる世界王者のような出来レース感がある。

もうね、人気投票開始した時の流れがやばい。小野寺さんが「キスしてもいい？」とフルスイングして空振りしたキムチ事件、文化祭でジュリエット役に決まったら案の定のケガで代役千棘…と、小野寺さんにとって悪いタイミングで人気投票って。

さらにだ。
恋する波動に目覚めし千棘にターンは続く。


千棘
「私…好きな人が出来たんだ―」
「私は今、恋をしている」
「かくて私は、念願だった"恋"を不本意ながらこんな男とするハメになったわけだが」

ん～実にやばい…！
千棘の猛プッシュ。明らかに千棘を人気投票で勝たせようとしているんじゃないかと勘ぐってしまうぐらいです。それでも、我々は待ち続けた。きっと小野寺さんのターンは来るはずでだ、と。そして時は来たのだ。


53話は小野寺さんのターン
占いで「気になる異性に近づくと相手にも不幸が訪れる」と出てブルーな気分だったのが、終わってみればお姫様抱っこされるというオチでした。ええ、ニヤニヤと堪能させて頂きましたとも。

やっと来た小野寺さんターン。
小野寺さんの最大の魅力「顔芸」もいかんなく発揮されお腹いっぱい小野寺さんを堪能させて頂きました。ええ、小野寺さんはやっぱり可愛い。これで勝てる！人気投票で千棘に勝てるぞー、と一縷の希望を見出したものです。

だがしかしである。
人気投票の締め切りを見てほしい。


締め切り…2012年11月26日（月）。当日消印有効



やら…れた…！！

「締め切り…2012年11月26日（月）当日消印有効」である。
えっとね、つまりね…人気投票の期間ってジャンプ52号（52話）までなの。小野寺さんターンは1号（53話）だっていうね。小野寺さんターンは人気投票締め切り後に掲載されたっていうね。これで小野寺さんが勝利する、希望も後押しも消滅した！悔しいけど、完敗かも。

人気投票の応募期間は完全なる千棘ターン。
小野寺さんの出番といえば、身体測定で胸が成長してないとるりちゃんに暴露されたぐらいである。これでどうやって闘えというのだ！このような選挙は、浮動票がモノを言う。千棘派でも小野寺さん派でもマリー派でもつぐみ派でもない無党派層の影響力が大きい。

なのに、リアルタイムで小野寺さんの活躍は殆ど無く、千棘ばかり可愛さアピールって。「約束された勝利のヒロイン」じゃないですか。これじゃ千棘が勝つっていうものですよ。まあ、客観的に見て千棘は可愛いんだけどね。


覚醒した千棘
モヤモヤした気持ちに悩み抜いた結果、千棘が辿り着いた結果は「恋する乙女」であった。毎日毎日、変化を加えて可愛いと思って貰いたい！リップを塗り、高いシャンプーを使い、ネイルを付け、リボンを変える！一連の動作をこなした末に「可愛かったんじゃないですかお嬢様」という言葉を引き出す。

齢、57話を超え千棘が完全に羽化する。
楽が好きだと自覚し、アピールし始めた千棘のヒロイン力は…



小野寺さんを置き去りにした




怪物が誕生した

「ニセコイ」1週年のことである。
いや、元々修学旅行でも、マリー尾行でも、縁日でも小野寺さんは置き去りにされる事はいつものことでした。放置に定評のある小野寺さんですけど、ここまで圧倒的にヒロインとして出番もイベントもフラグも置き去りにされ差をつけられるなんて。

桐崎千棘。
そのヒロインは有無を言わさぬ尋常を超えた可愛さで漲っていた。
千棘ターン間―、各ヒロインは殆どアプローチも出番もない愚挙を続けたのは恋する乙女としての敬意の現れである。好きな彼に振り向いて貰いたいとする振る舞い。これを侵してはヒロインとしての大義を失う。

圧倒的な千棘の出番と可愛さ
誰もが人気投票は千棘が1位だと覚悟したのも無理はない

しかし…！




「ニセコイ」人気投票結果
容易く小野寺さんは1位を掻っ攫った
小野寺小咲もまた、遥か怪物！

いやはやこの結果には小野寺さん推しの僕もビックリ仰天です。千棘が1位取るかなと思ってたのに、まさかの小野寺さん1位。いいとこ3位までに入ればいいと思ってましたよ。最高の結果じゃないですか。

この結果には、千棘派もマリー派もつぐみ派も「ぎゃふん」と言わざるを得ないんじゃないでしょうか。こいつは「いちご100％」の再来あるで。メインヒロイン差し置いての大勝利ルートあるで。やった！さすが小野寺さん、そこに痺れる！身悶えする～！


大勝利を収めた小野寺さん
なお、人気投票1位が発表された回（59話）の本編での出番はたった1コマだった模様。ぎゃふん！

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さて…。


44話「ウミベデ」
小野寺さん
「キスしてもいい・・・？」

なに
　これ？


オーケー、話を整理しよう。

「ニセコイ」44話はみんなで海に行くという話である。
夏だ！海だ！水着だ！という流れで、それぞれのヒロインの水着姿をニヤニヤしながら眺めるという話です。早速つぐみの水着姿が僕の心の琴線に触れるというものです。


つぐみ
すっかり巨乳キャラとして定着したつぐみ。
素晴らしい水着姿を披露してくれました。男どもが性的な視線を、女どもが嫉妬の視線をジロジロ向ければ、サラッと「…これだから胸なんて要らないんです」とか言う始末です。マリーに揉まれ、惜しげも無く乳の存在感を見せつけてくれます。

マリーも負けていません。
サンオイル塗ってくれと、海では定番のベッタベタな色仕掛けで攻めてきます。マリーの猛攻恐るべし！


マリー
抱きつきのマリ―…恐ろしい娘！
つぐみが胸で魅せたと思ったら、マリーは抱きつくと同時に、楽の手を谷間の間に挟んでみせたのだ。登場する度でスリスリと、ペタペタと、ギュッとボディアタックと、マリーの誘惑の波動はとんでもない。

月が真円を描く時こそサイヤ人の本領が発揮できるように、楽がいる時こそマリーの本領が発揮できる時ではないか！何が素晴らしいって、マリーがラブアタックすれんば、千棘が嫉妬することですよね。マリーのターンは二度美味しいのです。

そして千棘は、海に来ても可愛さをいかんなく発揮ですよ。


千棘
ちょっと手が触れただけで、意識して手をパッと離すのに始まり。「…何？なんなのコレ」「なんで私ちょっと手が触れただけでこんなに動揺してるわけ？」とドキマギしまくる千棘の可愛さに頬が思わず緩むというものです。

もうね、完全に恋する乙女モードの千棘です。
「ビキニ+赤面」で楽だけでなく読者もドキッとさせてくれる。
こんな強敵に小野寺さんは勝てるのか、と。

期待と不安で小野寺さんを見守ります。
小野寺さんの水着を堪能します。


小野寺さん



な…なんということだ…

もうね、声を大にして言いたい。小野寺さん、シャツ脱ごう！
そりゃ、界王様も絶望するってものです。夏だ！海だ！水着だ！と、各ヒロインが水着姿を披露してニヤニヤさせてくれるのに、小野寺さんだけは最初から最後までシャツを着て、ちゃんと水着姿を見せてくれませんでした。るりちゃんですらスクール水着を見せてくれたのに。

水着回なのに、たった1人だけ水着姿を見せない。
この時の絶望感は宇宙の終わりかという程です。「消える、置いてけぼり、当て馬」と三拍子揃っているだけでなく、「水着姿無し」というのはどういうことだってばよ！いくらカナヅチという設定でも、これは酷い。

水着回で水着姿無し。
もう小野寺さんはダメかと思ったんです。そしたらね…。
何の脈絡もなくいきなり「キスしてもいい…？」とか口走っちゃうわけですよ。あの、小野寺さんがなんて大胆な。


44話「ウミベデ」
小野寺さん
「キスしてもいい・・・？」

しかも、それを千棘に聞かれているっていうね。
唯一、「ニセコイ」に足りないのは「修羅場」です。マリーの頬スリスリ、抱きつきアタックも型にハマってしまい、修羅場というにはね。平和な日常ワールドだった「ニセコイ」。そこへ、小野寺さんが爆弾落とした。

ついに小野寺さんが卍解したというわけ。
また、告白した後のテンパり方がいいんだ。可愛いんだ。


ドッドッドッドッ
「今渡し何て言った！？」
「ウソ…！何今の…！今のは頭に浮かんだだけ？それとも口に出した？出した気がする。どうしよう私！何て事！」


小野寺さんはじまったな！

「キスしてもいい？」と言った後の混乱と赤面。
他のヒロインが水着祭りなのに対して、小野寺さんは顔芸祭り開催である。ついポロっと言っちゃったって、普段から想像できない小野寺さんの大胆っぷり。「どうしよう」と頭がグルグル回っての大赤面の可愛さは「ニセコイ」史上でもNO1です。

さあ、楽と小野寺さんの「ニセコイ」ではない「マジコイ」がスタートするぜ。楽は小野寺さんの告白にどう返す？



寝てた