• スポンサードリンク

    タアモ先生の新連載「たいようのいえ」がニヤける

    コメント(0)
    先日、「ニコイチ」の7巻がようやく出ました。ヤンガン創刊号から連載しているのなやっと7巻かよと思いつつ嬉しいのです。オビには「須田真琴30歳、運命のカミングアウト決定!」と書かれており、ついに自分が本当はお母さんではなくお父さんだと崇に告白か?


    いよいよ女装をカミングアウトをすると決意するものの、次々と新たな障害が出てきてしまう7巻。見所はやはり天然でドSの菜摘さんに思わずニヤけてしまうのです。元気ない真琴を励まそうと、セーラー服を着てきた姿に私はガッツポーズをするのです。

    7巻のキモは、崇のガールフレンドの愛耶ちゃんなのは言うまでもありません。真琴を敵視していたのに加え、靴を洗ってくれて叱った男の真琴にときめいてしまいデートする時、この娘はくそ生意気な娘から大変可愛らしいツンデレ娘に変身するのでした。

    1
    愛耶ちゃん

    洗ってあげた靴を履いてきて照れてしまったでござるの巻き。で、大変可愛らしいおませなツンデレ娘となった愛耶ちゃんが、男の真琴に対して「貴方はいいパパになるわね」という言葉が最後のひと押しとなるのです。で、7巻はここで終わりかよというスン止めっぷり

    はやく8巻を出してくれと思うところですが、困った事に金田一蓮十郎先生は、ヤングガンガンの「ニコイチ」だけでなく、増刊で「アストロベリー」、ガンガン本誌で「ミリオンの○×△□ 」に加えて、デザートで「ライアー×ライアー」まで連載初めて、ちょっと仕事しすぎだろう状態なのです。

    さて、というわけでプリンセス以来となる女性誌で金田一蓮十郎作品もあり、私はデザート読者になりました。なんといっても、タアモ先生が新連載です。タイトルは「たいようのいえ」。

    1
    たいようのいえ

    表紙を見ただけでニヤニヤとしてしまう。17歳花の女子高生の真魚と社会人の基の孤独な2人が幸せを見つける話でしょうか。表紙の煽り文は以下のようなもの。

    フツーでいいから幸せになりたい…。孤独な2人の「幸せ」奪還の日々が始まる―。

    最初の導入は過去の話から。真魚の家は両親が仕事で不在がちで、よく隣の中村さんの家で遊んでいたものの、中村家の両親が事故で他界。中村家の3兄妹もバラバラになってしまい、基は一人で家を守っているという。真魚も両親が離婚して父親に引き取られたものの、父親が再婚して家で居場所なし。真魚も基も普通の幸せもない孤独な感じ。

    で、やはり個人的に真魚の可愛さにニヤニヤとしてしまうのです。

    2
    真魚

    ビジュアル的な可愛さも破壊力抜群なのですが、タアモ作品ヒロインの魅力は以前説明した通りで、特に重要なのは本音と建前のギャップの心情なのです。

    基に頭をぐしゃぐしゃにされれば「ぐしゃぐしゃになった!」と怒っていながら、『でも頭触られるのは嫌いじゃない』と本音で思ってしまう姿の可愛さは言葉では語れないのです。そう、建前と本音のギャップにひたすらニヤニヤするのです。

    例えば、基に妹が帰って来ると聞いて「ふーん」とそっけない対応をしてしまいました。そしてファミレスで、この時は本当は「ちょっと羨ましかったんだ。ごめんね」と思っていた事が発覚。でも、言葉では言わないというか言えないという不器用さが最高に可愛いのです。

    そして、思っている事がなかなか言えない行動に出れない中で、思わず甘えてしまった時の破壊力は、今週の「ハンター×ハンター」(306話)のゴンのように圧倒的なのです。 つまり、思わず基の背広をぎゅうって掴んでしまった真魚の仕草が悶絶するほどツボに嵌ってしまったのです。

    3
    非常にニヤニヤする

    おいおい真魚が可愛すぎるだろう、と。さらに憎い演出なのかたまたまなのか背広を掴んでしまった時は基の顔がノッペラボウでどんな表情をしているのか見えません。

    基本的にタアモ先生の描く男はけっこうキツイ顔して実は優しいというギャップがあります。今のところ基は真魚に恋愛感情があるのかどうか読めません。

    一方の真魚は子供の頃からツンデレ娘全開の天の邪鬼するものの「あたしはなんでか、この人のことが気になる」と思うぐらい基に対して高感度高いです。

    で、「たいようのいえ」の注目すべき点はアプローチの方法。1ページ目の導入部分で以下のように始まっています。

    そこは むかし
    魔法のような家で
    泣いてても笑っちゃいような場所で
    きっと、目に見えない魔法使いが住んでるんだって
    ずっと思ってた

    と、中村家をバックにナレーションが始まります。もちろん「たいようのいえ」の主人公は真魚です。真魚の視点で語り手も同じなんですが、刮目すべきは真魚が携帯小説をネットにアップしているという点。

    4
    携帯小説をアップしている

    なんでも、真魚の自伝を交えた小説らしいのです。すでに真魚の友人も読者のようです。そう、「たいようのいえ」の語り手は真魚によるものなのですが、真魚の心情に加えて、真魚の書いた小説までがナレーションになっているのです。

    最初の1ページ目のナレーションと1話目ラストは真魚の書いた小説です。ポイントは、「目に見えない魔法使いが住んでるんだって、ずっと思ってた」と始まったわけですが、目に見えない魔法使いなどいないと何時知ったのかという点かな。

    基の家に泊まる事になって、真魚の真理描写は「よくわかんないことになっちゃったけど、今日は」と語られるのに対して、携帯小説では以下のように…。

    その日の布団は、あったかくて
    びっくりするくらい、よく眠れた

    と、綴られています。小説というくせに日記みたいだなと突っ込みたいところですが、「今日は」という心情から、「その日は」と後日の視点から過去形で語られているのが面白いです。心情と携帯小説という2種類の語り手というのはなかなか面白そう。エロゲでいうと「智代アフター」みたいな感じです。

    しかし、黒髪ロングで黒タイツという組み合わせには夢と浪漫がつまっていますね。

    何にしても非常に楽しみです。復活してから月刊誌の作品で何を取り上げようかと思ってましたので、今年は「たいようのいえ」を追っていこうか。
    スポンサードリンク
  • タアモ先生の描く女の子を見ると胸が熱くなるな

    コメント(0)
    先日、コミック百合姫6月号が発売されました。びっくりしたのは、タアモ先生の読切「月とドロップ」が掲載されていました。


    これはメッチャ良かったのです。ニヤニヤと満面の気持ち悪い笑みを浮かべてしまったのです。百合漫画も最高でした。そう、タアモ先生の描く女の子は可愛い、萌える、ニヤニヤとしてしまうのですよ!

    タアモ先生の漫画は、超お勧めなのです。読み切り作品が中心ですが、とにかく素晴らしい、ニヤける、女の子が超可愛いのです。


    初単行本の「初恋ロケット」は、今よりも丸みがあってムチムチ感がある女の子が非常に可愛かったのです。特に「夜汽車紀行」は、中学生の娘が年上の駅員さんに恋をし、全力で顔をニヤニヤさせてしまうのです。そう、タアモ先生は、年上に恋する学生という展開が非常に素晴らしいのです。

    「少女のメランコリー」は、女子校で少女達の友情を描いたもの。これまた非常に素晴らしいのです。仲の良いグループの視線が気になった時の心情。そう、タアモ先生の描く女の子は可愛いだけでなく、その時の心情こそが最高なのです。まあ、何にしてもタアモ先生が描く女の子は可愛いのです。

    タアモ先生の素晴らしさは、胸が熱くなるほどの心情ですよ。そして、「あのことぼくのいえ」こそ心情が素晴らしく、最もニヤニヤさせてくれるのです。


    「あのことぼくのいえ」は、高校の寮で飼われている犬の視点で物語が語られるのです。この犬、海ちゃんを通して男女の恋愛していく様子をニヤニヤと楽しむのです。「この言葉は魔法」では疎遠になった幼馴染の話をニヤニヤと楽しみ、「ラブレター」は男子生徒と教育実習生の女性の恋愛をニヤニヤと楽しみ、「ぼくの手」は犬の海の過去が分かり、恩人の女子生徒と散歩ですれ違う男の恋愛を上手く絡めたマーベラスなもの。

    17
    犬の視点で語られる

    人間の恋愛感情を犬という、第三者の視点で綴られており、特に犬に自分の本音を語りかける様は、ニヤニヤとしてしまうのです。犬に可愛い女の子が本音を語りかける様子は、我々読者にだけ海ちゃんと一緒に本音が分かり、ドラマや映画を鑑賞するように楽しめるのです。

    海ちゃんがいなくても、海ちゃんがナレーションで語り、まさにニヤニヤと眺めていたいという感じのラブコメはマーベラスです。ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべてしまうのは仕方がないのです。何と言っても、タアモ先生が描く女の子は可愛いのです。

    心情といえば「いっしょにおふろ」です。タイトルからして、私の妄想力を極限まで高めて、小宇宙が爆発してしまいそうになりますが、この「いっしょにおふろ」の心情のなんてマーベラスなことか!


    表題作になっている「神田川ラプソディー」は、家のお風呂が壊れてしまい銭湯に通うようになり、銭湯でよく会う男に徐々に気が引かれていくという話。しかし、親友が好きな人が同じ銭湯でよく会う人だと知って、本音の心情ではもう止められないという思いと、言葉で話す台詞では応援するという逆の感情の交差がマーベラスなのです。

    そう、タアモ作品の魅力は女の子の本音と建前の心情なのですよ。以前、季刊エス(AA)のインタビューで、タアモ先生は以下のようにキャラの心情について語っていました。

    私は男の子目線で描くのが好きなんです。女の子目線で描く場合は、男の子をカッコ良く描かないといけないじゃないですか。男子視点で女子可愛いーって描く方がテンションがあがるので、女の子は自分を投影して動かすよりも、愛でる存在として可愛らしく描くのが好きです。男の子が女の子を聖域と思ってるのとか好きなので男子視点では女の子のどろどろした中身はそこまで描きたくないって思っちゃいます。

    ビックリです。タアモ先生は男子視点で描くほうが好きだったなんて。私としてはまったく同意できないかな…。

    男視点で描かれた「サンタのキス」や「ライフル少年」や「こどもサラダ」も好きですが、どう考えても女子視点で描かれた作品のほうが胸に響くし魂があるのです。ただ、愛でる存在で可愛くというのはなるほどと思います。しかし、愛でるほど可愛いにプラスして心情が描かれる様がマーベラスなんですよ。「きらぼしのダンス」での建前と本音はニヤニヤとしてしまうのです。

    18
    「へ、へえーいいじゃん!一石二鳥じゃん」(建前)
    『違う』(本音)

    失恋したばっかりで、クラスの王子様と親密になりつつも、王子様のメル友との仲を応援してしまうの巻き。「へ、へえーいいじゃん!!一石二鳥じゃん」と言うのに、本音では「違う」と否定。そして、ここからの建前と心情が、私をニヤニヤさせまくるのです。

    「略奪っていう言い方も変だよ。ただ純粋に恋をして結ばれるだけだよ」(建前)
    こんな事言いたいんじゃなくて、あたし、ただ単純に、安藤のこと好きだって言いたいだけで』(本音)

    なんという天の邪鬼。そう、タアモ先生の描く女の子視点では、天の邪鬼で中々思っている事を言えない女の子ほ本音と建前のギャップをニヤニヤと楽しむのです。そして、ついに本音を語る時は、我々全力で気持ちわるい笑みでニヤけてしまうのです。

    19
    本音で語る

    あたしは、安藤のことがすごく好きだかたで…

    基本、天の邪鬼で台詞と心情で反対の事を述べていたのが、本音で語った時は、思わずガッツポーズを取ってしまうのです。初めて素直になる女子がマーベラスなのです。まあ、それ以前にタアモ先生の描く女の子は可愛いのです。

    そう、本音ではこう思っているんだけど、素直に言いだせない事に、タアモ先生の描く女の子の真髄があるのです。「吾輩は嫁である。」や「恋月夜のひめごと」は素直になれない女の子の可愛さは芸術の域に達しているのです。


    「恋月夜のひめごと」は大正だか昭和初期の時代に、お嬢様と書生の恋愛模様。たまに書生の視点で語られることもありますが、お嬢様の本音と建前にひたすらニヤニヤしてしまうのです。例えば、留学を聞いたお嬢様は、留学を楽しみだと建前で話すのに、本音では「ねぇお願い。何か言ってよ」と、本音の心情は胸が熱くなるのです。

    「吾輩は嫁である。」は、収録されている作品がどれもマーベラスなのです。特に、表題作になっている「吾輩は嫁である。」と「ラブメイト」は素直になれない女の子の様を全力でニヤニヤして見つめれる傑作です。本音で思っている心情と、それを言葉に出して言えない様子のギャップに浪漫が詰まっているのです。そして、思わず本音を言葉で発してしまった時の超人強度は、ウォーズマンがバッファローマンに滅茶苦茶の理論で1200万強度と言った時ほどの、常識では考えられない程に跳ね上がるのです。

    20
    跳ね上がる

    いわゆるツンデレ萌えに共通するのです。別に型に嵌ったツンデレではないのですが、自分の気持ちに素直になれないで建前で語る点、ようやく素直になったデレた時の甘々っぷりは共通します。つまり、素直になれなくてデレた時の可愛さがとんでもないのです。要約すると、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

    本音では好きだけど素直になれない女の子のギャップと、デレた時の可愛さがとんでもない事を説明しましたが、「お願いせんせい」はさらに、その先へいってしまうのです。


    表題作になっている「甘い涙は恋の味」も素晴らしく可愛らしい女の子ですが、「アルタイルの恋文」と「眠りの国の少年」の女の子の可愛さと、胸きゅんのレベルは至高の逸品となっているのです。

    「アルタイルの恋文」は、古き良き日本を舞台にした東京からやってきた少年と田舎に住む少女の恋の模様を胸きゅんしまくるピュアな様子で描かれたもの。注目すべきは、やはりヒロインの心情なのですが、この辺りの作品からの心情は胸が熱くなるな

    21
    胸が熱くなる

    夏だけ会う身分の高い幼馴染。子供の頃から心情で「いつも泣いてるように見えた」とか「何か言いたそう」とか思っており、「あんた、なんでさっきからそんな悲しそうなん?」と、相手の気持ちを読むところが良いのです。何ていうか、私だけが相手の本音が分かっちゃいます的なもの。逆にこれが男だったら非常にきもいんですが、可愛い女の子が相手の本音を見破る様は非常にニヤニヤするのです。

    22
    私だけが分かる的な

    「この人、本当は寂しんぼ?」

    見事に相手の本音を見破り、そこに向かって突進していく様がマーベラスなのです。可愛いのです。一生懸命で胸きゅんしてしまうのです。まあようは、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

    心情も素晴らしいのですが、やはりビジュアル的にも可愛いのです。照れた時の可愛さが国宝級の可愛さなのです。「ライフル少女」に登場する2人の可愛さが尋常ではないのです。


    幼馴染の少女2人の恋愛と友情を描いたもので、1話と2話でそれぞれ視点を変えて話が進み、その感情と切なさも良いです。やはり本音では好きなんだけど、素直に言えないという感じで、そこへ友情が挟んであり胸が熱くなります。何よりも照れた時の可愛さがただ事ではないのです。

    23
    照れる

    照れて赤くなって混乱してはわはわする女の子は可愛いというのは、センター試験に出るぐらい一般常識なのです。特に、タアモ作品だと女の子のごうが、頑張って本音を言うなでの心情が魅力なので、男のほうは草食系な印象ですが、「ライフル少女」に出てくる男は積極的で、ここぞでキメてくれるのが読んでて清々しいのです。

    また「ライフル少女」では、友達いない牛居さんがウィンナーだけの弁当を一緒に食うという謎のクラスメイトが、「ライフル少年」ではヒロインとなって不思議系の魅力溢れているのもマーベラスです。何が言いたいのかと言えば、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

    そして、原作付きで描かれた「スヌスムムリクの恋人」は、ノノの可愛さが素晴らしすぎるのです。


    ノノは性同一障害で男だけど心は女の子。男といえどもノノの可愛さはグンバツに飛び抜けているのです。特に刮目したいのは、ノノの目です。季刊エスでちょこっと、男女の目を描き分けているとタアモ先生は述べられていました。

    24
    女の目

    黒い目と線でグルグル描き回した2種類が女の子の目。どちらも、キラキラしているというか潤んでいる感じ。タアモ先生の描く女キャラの目の特徴です。

    25
    男の目

    女の子の目は大きく丸いのに対して、男はやや細い目です。さらに目に光というかキラキラがほとんど入らず、死んだ感じの目です。で、ノノの目はと言えば…。

    26
    ノノ

    女の子の目で一貫して描かれていました。まん丸の目で線でグルグル描き回したやつ。それがどうしたと言われれば、ノノは可愛い男の娘だということです。つまり、タアモ先生の描く男の娘が凄く可愛いということです。

    ここまでで、抑えるべきポイントとしては、タアモ先生の描く女の子キャラの魅力とは、本音と建前のギャップ、ついにデレた時の甘えっぷり、私だけが分かるという心情、照れた時の仕草がニヤニヤする、丸く大きな潤んだ目…というのが重要。なによりも、ビジュアル的に凄く可愛いのです。

    そして、タアモ先生がデザートで新連載をするというじゃありませんか。「たいようのいえ」で、幼馴染ものと聞いたら黙っていられませんよ。なんか強気っぽいヒロインが魅力的です。本日から、私はデザートを購読する事を決めました。実はチェックしてる漫画がけっこうデザートにはあるので、タアモ先生の新連載を機に定期購読しようと、朝起きて速効でコンビニに買いに走りました。



    コンビニに置いてませんでした。(´・ω・`)